前回の話はこちら
スーパーティーチャー プリティー先生との再会
復職したこの年に、
私が級外（担任を持たずに教科だけを担当する教員のこと）として
教科を担当した入った6クラスのうちのひとつは
プリティー先生のクラスでした。
産休前に一緒に学年を組んだ、
私が勝手にライバル視をしていた
美人で仕事のできるスーパーウーマン、
プリティー先生。
（ADHDな私について 11 参照）
実は先生からは産休中もランチのお誘いなど、
たびたび私を気遣うアプローチがあったのですが
私は劣等感からかたくなに
関わらないように距離をとっていたのでした。
復職後に再会したプリティー先生は、
子育てをしながら、家事・育児をこなしながら、
相変わらずバリバリと卒ない仕事ぶりで
さらにさらに、育休復帰の私のことまで
気遣って声をかけてくれました。
そんな中で、ひとつ驚いたことがありました。
そんなプリティー先生のすばらしさを再確認しても、
全然落ち込まない自分に気が付いたのです。
ただただ素直に、本当に素敵な人だなぁと
思えたのでした。
そんなふうに思えたのは、
自分と先生は違っていていい、
自分は自分でいいんだと思えるようになった
証拠かもしれません。
素直に、この先生のことが好きだなって思えたし
そう思えたことがうれしくもありました。
育休前も、今も
プリティー先生のステキさは
変わったわけではないのに
不思議ですね。
・
プリティー先生の受け持つこの学年は
4年生までは3クラスだったのですが
転出入の関係で5年生では
ギリギリ3クラスにならない人数になりました。
つまり、2クラス編成でそれぞれに
40人弱の子ども達がひしめき合っている状態。
給食の準備をするときって
教室の後に配膳台を置いて準備することが多いのですが
人が多すぎて配膳台を入れられるスペースがない
とにかく、人が多くてぎゅう詰め！
という状況でした。
さらに。この学年には素直で無邪気
「わーい！」というような雰囲気がありました。
もちろんひとり一人はみんな違っているのですが
どの学年団にも、毎年その集団の
カラーみたいなものがあるんですよね。
この学年は、他者との距離感が近くて
フレンドリーなムードメーカーが
多かったからなのかもしれません。
そして、どこか少し幼さが残る印象でした。
それが、もちろんこの学年の良さでもあるのだけれど…。
私はこの学年の理科と書写を
受け持つことになりました。
クラスに入るようになってわかったのは、
話が最後まで聞けない。
今説明したことを、もう聞く。
全然指示が通らない。
急におこっちゃう。急にしゃべっちゃう。
というお子さんが、一人じゃない。
それなのに、１クラス40人学級…。
一人ひとりは、みんな素敵なお子さん
ばかりなのだけれど、
4月当初は集団としては
なかなかたいへんな学年だな、という印象で
新学期がスタートしました。
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私について…
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不注意優勢型 元小学校ウツ教員
長男ハル自閉っ子は地域の支援級在籍
シングルマザー2児の母
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