勝手に嫉妬、勝手にライバル視。隣のクラスにスーパー先生がきた! ADHDな私について11

【ADHDな私について11 先生編その4】

⭐️勝手に嫉妬、勝手にライバル視。

　隣のクラスにスーパー先生がきた!

初任者研修を経て

「私って授業がうまいんだ!仕事できる人かも!」

という大勘違いの元、初任の1年を終了

次年度の勤務に突入した私

その年、一緒に学年を組んだ

お隣のクラスの先生は、

私より年下の方で、見た目はとってもかわいらしく

清楚で控えめなお嬢様、という感じの人でした。

しかしその実、すごく頭がきれて

仕事がめちゃくちゃ速い。

朝一番に来て、帰りは定時で帰り、

いつも教室や職員室の机はピッカピカ、

整理整頓が行き届いていて花が飾ってあったりして、

なんだかいい匂いまでするという。

授業もわかりやすく、

子ども達が何も言わなくとも先生の言葉を

しっかりと聞いている。

乱暴者で有名な子どもですら

先生の前では目がハート。

スケジュール はいつも頭に入っていて

何を聞いてもすぐ教えてもらえるし、

私が資料を無くして困っているときは

さっと出して

「これどうぞ^^」

と言ってくださるような先生でした。

もう完璧としかいいようがない。　

以下、この先生のことを

プリティー先生とお呼びします。

一方の私は、初任者で免除されていた

学校の業務が割り振られるようになり、

仕事量についていけずに

夜は21時、22時まで残って仕事。

片付けや分類ができず、

あっという間に机の上には資料の地層が出現。

教員の世界では、「クラスは担任の鏡」

と言われますが、やっぱり教室も

いいにおいなんかもちろんせず

子どもたちの荷物もぐちゃぐちゃに。

私はいつのまにか、

できない自分とプリティー先生を

勝手に比べるようになっていました。

本当にしんどくて、

職員室で何かと絶賛されている 

プリティー先生に対して、

評価されない自分にますます嫌気がさし

どんどん居場所がなくなっていくように

感じたのです。

前回　自己肯定感の低さ　

について書いたのですが。

以前、毎日新聞論説委員・東大非常勤講師の

野澤和弘さんのお話を伺う機会がありました。

東大生の自主ゼミ「東大生のリアル×障害者のリアル」で

先進的な取り組みをされていて、

自閉症の息子さんがいらっしゃいます。

その時に、野澤さんが

『今の学生は自己肯定感は低いが

　自己有用感は高い』

とおっしゃっていたことが

印象的でした。

自分が有用だと思える・自分の存在が

周りの人に役立っているときに

自己価値を感じる。

本当は、何をできてもできなくても

自分を肯定できることが大事なんだよね。

話がそれましたが

正に私は「自己有用感」に自分の価値を

見出そうとして生きていたのだと思います。

プリティー先生は何かと私を気遣って、

さまざまなことをフォローしてくださって

いたのですが、その優しさにすら

私は勝手にプライドを傷つけられていたのです。

そのうち 私は職員室にいるのが苦痛になり、

放課後も教室で仕事をするようになりました。

そうやって、これまた勝手に孤立感を

強めていったのでした

ちなみに

この後いろーんなことがあって

今はプリティー先生のことが大好きで

退職後もつながっている数少ない

先生のうちの1人です

それについてもまた

書いていきますね　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 私について…

7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー

37歳でＡＤＨＤ当事者の診断を受けました

不注意優勢型 元小学校ウツ教員

長男ハル自閉っ子は地域の支援級在籍

シングルマザー2児の母

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