会計事務所応援 ブログ -560ページ目

職員全体が一つになれた活動の軌跡その2

みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。


昨日のブログで

R事務所は2ヶ月半の活動で30社の自計化を

達成したと書きましたが、その後、

2回目の活動を経て、自計化件数は累計50社

超えています。


しかし、そのスタートは決して順調なものでは
ありませんでした


そもそも、ほぼ全ての顧問先が、昔からずっと記帳代行
でお付き合いしているわけですから、


いくら、自計化が顧問先のスピーディな経営判断に
役に立つし、
事務所にとっても業務効率がアップすることによって、
入力作業時間を別のサービスとして還元できると
頭では分かっていても、


「これから、自社の帳簿は自社でつけてください。」

と言うことに対して、
職員さんにためらいがあるのです。


幸いなことに、R事務所様は所内業務すべてを会計
システムCASH RADARで処理しており、
その「良さ」を十分理解されていました。


しかし、職員さんには分かっていても、
どうすればその「良さ」が顧問先様に伝わるのか

はたして自計化を促進することによって、
顧問料値下げや解約につながらないのか、

不安が先行し、ベテランの職員さんになればなるほど、
腰が引けている状態であることが容易にわかりました。


ところが、そんな空気を変えてくれたのが
数名の女性職員さんの存在でした。


この地域は「かかぁ天下と空っ風」で有名で、
実は、私もこの県の生まれなのですが、

女性の発言力が非常に強く、エネルギッシュなのです。


「私達、お客様のためになるなら、がんばって
アポイントを取ってみます。
でも、上手にお勧めする自信がないので、その時は
NMCさん、一緒に行って助けてくれるんですよね?」


私はこたえました。
「もちろんです。一緒に頑張りましょう。」


うれしい提案を受け、こちらも胸が熱くなりましたが、

まだ、この時の時点では、

決して、事務所が一体として取り組むまでには
至っていなかったように思います。


しかしこの後、状況が好転してゆきます


続きは次回をお楽しみに。



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職員全体が一つになれた活動の軌跡

みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。


3、4年ほど前になりますが北関東のR事務所は、
お父様である所長先生が亡くなられ、
40歳代前半の息子さんである
R先生が引き継ぐことに
なりました。


もともと、税理士の道に進むことは考えて
いなかったR先生。


お父さんが病気になられ、
このままではいけないと一念発起して
わずか数年で資格を取られたそうです。


私がR先生と初めてお会いしたのは、
所長先生が亡くなられてから半年ほど
たった頃で、


顧客の廃業や倒産が相次ぎ
あわせて恒常的な残業により職員さんの
モチベーションが低下
し、
何か良い手段はないか模索していた時期
だったと記憶しております。


R先生は、とても明るい先生で、
職員だけではなく、一緒に仕事をさせて
いただいている私にも元気をくれるような方
ですが、


さすがにその頃は、様々な出来事が重なり、
何をどうすれば事務所が良い方向に進んで
行くのかわからない状況だったと思います。


改めて、R先生は所長という立場が

”本当に辛いもの”であることを知ったそうです。


顧問先様や職員から相談は持ちかけられても、
自身の悩みは誰にも相談できない
のですから。


私はR先生からお話しを聞いたうえで、


「先代から引き継いだR先生による新体制を
お客様に知らしめ
るべく、
新しいサービスを全顧問先にPRしましょう。」


「いままで、本格的に手をつけていなかった
自計化を促進し、残業体質から脱却しましょう。」


「R先生の事務所と私どものスタッフとタッグを組め
ば必ず成功します。先生!一緒に頑張りましょう。」

と提案しました。


その後、
わずか数社しかなかった顧問先の自計化先は、
2ヶ月半ほどで、30社を超えるまでになりました。


それだけではありません。
職員さんの仕事に対するモチベーションが
大きく変化
しました。


明日からは、その軌跡を数日に分けてご紹介
いたします。

お楽しみに。



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高齢化が進む会計事務所事情

みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。


昨日、私どもの会計システムを
ご利用いただいておりますJ税理士法人の
先生が亡くなられました。


享年87歳でした。


先生は生涯現役で、亡くなる数ヶ月前まで、
毎日のように事務所へ足を運んでいたと
聞きます。本当に立派な先生でした。


ただ何年も前から、先生は仕事の引継ぎを

後輩たちに行い、所内業務の標準化や

自計化などを促進した結果、顧問先に新しい

事務所体制を印象付けることができ、

事務所の経営そのものに与える影響は少ない

ようで、その点では、
亡くなられた先生もひと安心ではないでしょうか。


全国で7割近くが60歳以上という

高齢化が進む税理士業界


引退を考えている先生にとって、
お客様も職員も抱えてる以上、すんなりといかず、
先延ばしになっているのが実情ではないでしょうか。


もう7~8年ほど前になりますが、
静岡県のとある先生が70歳を目前にして、
引退を決意し、


昔から事務所職員として働いて資格取得もした
40歳代の勤務税理士に
「あなたに、事務所を任せるから。」と伝えたところ、
まさかの退職
現役を続けざるをえなくなってしまったことが
ありました。


その先生は、


「良かれと思って、事務所を託そうと思ったけれど、
若くして税理士資格をとったのに、昔からずっと変わら
ない記帳業務と、年上ばかりの職員。廃業予備軍の
お客様ばかりでは魅力がなかったのかなぁ。」

と落胆されていました。


長くお付き合いしているお客様、長く働いてくれて
いる職員は、先生が現役引退後も残っていて欲しいと
思うのが自然ではないでしょうか。


しかし、それを引き継ぐ後継者にとっては
やはり「魅力ある事務所」でなくてはなりません。


そのためにも、
所内業務の効率化や標準化。

あるいは、若い経営者、若い職員の取り込みを
意識して行っていくことが必要だと
思った出来事でした。





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