飴色玉ねぎ。
これが作れるとものすごく料理上手でスゴイ~
と自己満足に浸れるから頑張る。
だからやたらと長時間炒めて黒くなってるのが自慢。
スミマセン、エラそうに^^;
これがそこまで美味しいと思ったことがありません。
甘味と焦げ味が強調されて
玉ねぎ本来の香りが飛んでしまいそれが勿体ないんですね。
焦げ味ってほんのり香るぐらいが一番。
甘味が欲しけりゃ砂糖を足せばオッケー、
無駄にガス代と時間と労力をかけて焦がさなくても大丈夫。
もっと気楽に作れるもんです。
自身の好みがオカシイ(笑)のは重々承知ですが、
フィナンシェで焦がしバターにしないレシピも結構あるので、
やっぱり焦げてりゃエエってもんでもないでしょう。
家で料理する人の基準を知るべく
更にフランスのサイトでognon caramélisésを調べてました。
キツネ色ぐらいが多いでしょうか。
色が濃いな~と思ったらバルサミコ酢や
赤砂糖や蜂蜜が入ってます。
ですがそれよりも気になるモンを発見。
リンゴと玉ねぎのキャラメリゼです(・∀・)
他にこの組み合わせのキャラメリゼが出てこなかったので、
作った人のオリジナリティー溢れるレシピですが、、
何しか気になり過ぎ。
オリジナルはリンゴ・リンゴジュース・玉ねぎ・砂糖・水。
リンゴ勝ちかなぁ。
美味いか不味いかを確かめるべく暴走癖発揮で材料を揃え、
自身のアレンジ込でこうやってみました。
材料は新玉ねぎ150gぐらい1個・リンゴ正味70g・
味醂大さじ1・砂糖5gです。
まずはある程度玉ねぎは火を入れて炒める時間を短縮します。
新玉ねぎは皮と根と硬い部分を取り除き、
真ん中に切れ目を入れて圧力鍋で加圧1分蒸し、
火を止めて圧力が抜けるまでそのまま蒸らします。
手で触れるぐらいまで冷めたら汁と玉ねぎに分け、
玉ねぎは粗みじんに切ります。
リンゴも粗みじんにします。
熱くなりやすいようステンレスの鍋に味醂を熱し、
沸騰したら砂糖と玉ねぎの蒸し汁を加え、
キャラメルっぽいニオイとトロリと感が出るまで炊きます。
お菓子にするにはちょい焦がしが足らんな、という程度です。
ここに上記粗みじんの玉ねぎとリンゴを加え、
弱火にし時々鍋底を木べらでこそげながら炒めていきます。
玉ねぎがキツネ色になりモロモロっと煮崩れた部分が
鍋底にちょっとこびりつくぐらいまでです。
約20分。
引き揚げて冷ませば完成です。
う~~ん、リンゴと玉ねぎの甘いのん、
味が相当心配ですね(笑)
リンゴの甘い香りと砂糖と味醂でスイーツっぽく見せておきながら
玉ねぎが料理ですぅ~と主張してました。
ぶっちゃけ中途半端。
リンゴでお菓子と思ってたら玉ねぎで料理が来たぁ~、
でちょい頭が忙しくなりました。
ですが2口目でどうするのが一番か分かりました。
豚肉を塩胡椒で焼いたのんにつける、ですね。
あとは焼いたベーコンやソーセージに添える。
イタリアのモスタルダのような位置付けと悟りました。
そう、つまりこれ単体で楽しむのではなく、
薬味として肉を引き立たせるもの。
豚肉の塩気と旨味×甘味×
フルーティーなリンゴ×玉ねぎがちょい焦げた風味。
想像だけですがこれらが渾然一体となったら、
相当美味しいに違いない!
もう飴色玉ねぎなんぞどうでもエエ、
肉を引き立てる為の手作り薬味という感覚を実感できたのが
ひたすら嬉しかったです。
余程気が向いて豚肉を食べたくなったら頑張ってみようかな。
っていつ来るんだか^^;
ゴチャゴチャと自身の好みを書きましたが、
焦げ味が好きならもっと時間をかけて炒めれば良し、
作り置きしてベーコンやソーセージを焼いて
添えてみるのもおススメです^^