こんにちは。aonoです。

 

 

先日、

「内向的な人はなぜ疲れやすいのか」

という記事を書きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内向的な人の多くが

外向的であらねばならない

と考えてしまうことから、

 

その結果、余計な力が入り

疲れやすくなったり

緊張や不安を感じやすくなる

という内容の記事でした。

 

 

しかし、これは単に内向的な人

だけに当てはまることでは

ありません。

 

 

「~すべき」」

「~であってはならない」

 

 

等の思考が強い方は

同様に余計な力が入り、

色々と損をしている

かも知れません。

 

 

責任感

思考癖によってどんなことが

起こるのか、少し私の例を基に

お話をしていきます。

 

 

自分で言うのも何ですが

私は責任感が強い方です。

 

 

この傾向は学生時代には

あまり感じませんでした。

 

 

むしろ、責任感が無いんじゃないか

と思っていたくらいです。

 

 

私の場合、引っ込み思案もあり

複数人で何かをやっていると

他の人達の指示に従いながら

作業をするという感じになりがち

なところがあります。

 

 

だから、周りで色々考えながら

指示を飛ばしている友人をみて、

 

「そんな風にできない自分は

 責任感が欠如している」

 

と思っていたのです。

 

 

しかし、引っ込み思案という

面が関係ない状況になると、

 

意外と私は責任感を発揮する

ということに気付きました。

 

 

例えば、職場である施策を

定着させるため、課内で取り決めた

行動ができているか点検して

担当者へフィードバックしよう

という話になったことがあります。

 

 

点検には結構手間がかかります。

 

 

ボタン一つで一覧がでてきて

すぐに結果が分かれば楽ですが

システムがそんなに便利に

できていないのです。

 

 

1件ごとに管理番号を入力して

データを確認し、その中で数回

クリックしたりスクロールしながら

出来ているかどうかを確認する

という割と面倒な作業でした。

 

 

それを数十件点検します。

 

 

面倒ではありましたが、取り決めた

ことでしたので、私は時間を見つけて

毎日点検を行いました。

 

 

しかし、他の数人の管理者は

忙しくて、つい点検が漏れて

いたのです。

 

 

仕方がないので、他の漏れている

分も私の方で点検しているうちに、

とうとう私だけで全部点検している

という状態になってしまいました。

 

 

もちろん、私も忙しいのですが

こういった形で取り組みが形骸化

するのは嫌いでしたので、

 

何とか時間をつくっては点検を

こなしていきました。

 

 

自分にとっては決めたことをやる

というのは当然なので、忙しくても

朝早く来るなり残業するなりして

何とかするのが自然なのですが

周りにとってはそうではない様でした。

 

 

また、ある時は職場の端末の

管理を任されたのですが、

 

その年に端末を新しいものに

入れ替えるという作業が必要に

なりました。

 

 

担当者一人につき1台使用している

ものなので、単純に入れ替えれば

いいだけだろうと考えていたのですが

そう簡単にはいきませんでした。

 

 

担当者と紐づいている端末や

その端末と紐づいている

ディスプレイの組み合わせが

バラバラになっていたのです。

 

 

毎年棚卸作業を行って、

どの端末をどの担当者が使用

しているのかを整理している

はずなのですが、

それが合っていないのです。

 

 

担当者が、紐づいている端末と

別の端末を使ったり、もしくは

端末と紐づいているのとは

別のディスプレイを使用して

いたりしているのです。

 

 

中には端末かディスプレイだけ

故障して入れ替えているものも

あり、それが更に他の端末と

入れ替わったりしています。

 

 

毎年の棚卸は、おそらく前任が

適当に行っていた様です。

 

 

確かに端末は普段から使用

しているものなので、

失くすことは考えられません。

 

 

適当にやっていても

それ程問題にはならないと

考えたのでしょう。

 

 

また、担当者もディスプレイや

端末の調子が悪くなった時に

勝手に予備のディスプレイを

使用したり、

 

または新しく人が入ってきた時に

倉庫に保管されている端末などを

組み合わせを考えずに引っ張り出して

きたりしていたものと思われます。

 

 

これを突き合わせて正常化する

作業は大変でした。

 

 

私は皆が仕事を終えて帰った後、

私はビルの電気が消えている中、

懐中電灯を片手に

1台ずつシリアルナンバーを確認して

付き合わせ作業を行いました。

(会社のビルは時間を過ぎると電気が

つけれなくなっています)

 

 

 

 

しかし、パズルの様になっていて

わけが分かりません。

 

 

どういう経緯でこの担当者が

この端末を使っていて、

このディスプレイがここにあるのか…

 

 

私は少しずつひも解くようにして

整理を進めていき、結局土日も出勤

して何とか正常化するのに1週間以上

を要しました。

 

 

恐らく、これを読んだ方には

「別に普通のことだよな」

と感じる方もいらっしゃると

思います。

 

 

しかし、こういったことを

普通にできる人ばかりでは

ありません。

 

 

周りがやっていないから

自分もそこまではやらない

という人はたくさんいます。

 

 

実際に私の周りの管理者は

点検をサボっていましたし、

前任は端末の管理を適当に

こなしていました。

 

 

前任が適当にやってぐちゃぐちゃに

なったものだから自分も適当に

流しておこうと考える人もいます。

 

 

もしくは、面倒だから周りに

手伝ってもらって労力を

軽減しようと考える人もいます。

 

 

もちろん仕事の内容にもよると

思います。

 

 

自分の評価を左右するような仕事

であったり、それが進まないと

周りに大きく影響したりするような

しごとであれば優先順位も高まり

多少無理をしてでも仕上げるでしょう。

 

 

しかし、先程挙げたような

点検作業や端末の管理等で

そこまで頑張る人はあまり

見ることがありません。

 

 

まして、土日に出社してまで

そんな仕事を一人でこなそうとする

という感覚は一般的ではない

かも知れません。

 

 

どちらかというと庶務、総務的な

仕事の例を挙げましたが、

これらの傾向は職場のマネジメント

においても同様の傾向がありました。