こんにちは。aonoです。
前回は自分を変えようとして、
外向的な人として振る舞おうと
頑張りながらも上手くいかず
疲弊していく様をお話しました。
この状態は社会人になってからも
続くことになります。
今回は、その思考、行動パターンを
ひきずった結果、自分に生じてきた
問題についてお話していきます。
社会人になってからも
「優等生にならなければ」
という感覚は、高校を卒業して
大学に入った後も続きました。
そして、社会人となってからは
一層強くなります。
就職活動を通して感じたのは
やはりいい会社から内定をもらう
学生というのは、
体育会系の優等生なんだと
いうことでした。
勝手なイメージですが、
アメフトやラグビー、
野球やサッカー、
柔道や剣道、合気道、空手、
そんなスポーツをやってきて
明るくて楽しく喋って
何事も積極的なタイプが
会社には好まれるという
イメージです。
学生時代に企業から送られた
パンフレットに載っている内定者は
短髪で男らしく精悍な顔立ちで
いかにもお金を稼ぎそうな雰囲気を
もっていました。
リクルーターとして面談した
自分の大学の卒業生も同様でした。
リクルーターは100%体育会系の
出身者で、皆さん部の主将であったり
副将など幹部を経験していました。
そこからも、やはり社会で必要と
されるのは体育会系の優等生なんだ
という感覚を強めたものです。
出世するタイプも同様でした。
会社の中で頼られている社員といえば
明るく楽しく喋って何事にも積極的な
体育会系の優等生タイプだと
勝手にイメージしていました。
もしくは、体育会系でなくても
逆に学生時代に遊びまくっていて
遊びにたけているが故に
コミュニケーション能力が高くて
周りを巻き込んでいけるような人
もたくさんみてきました。
そして、年次を経るごとに
人の面倒も見なければならなくなると
尚更、私はそのイメージ通りの人物像
になろうと考えて行動してきたのです。
しかし、あくまでイメージ通りに
行動しようとしてきただけであり、
根っこは変わっていません。
イメージ通りに演じていただけです。
それは気付かないうちに相当な
ストレスになっていた様です。
年次を経て自分が本格的に
マネジメントにも関わらなければ
ならない時期になり、私は
ある問題を抱えるようになります。
人前で話をする時に身体が震えて
声が出なくなりました。
一旦声がでなくなると、
電話で人と話している時も
1対1で会話している時も
声が出ませんでした。
声が出ない状態になると
人と話をしていても、
声を出すことに意識が
半分持っていかれるため
上手く考えを伝えることが
できません。
普段なら自然と考えが頭に
浮かんできて、
それを自然に発するだけ
なのですが、
言葉が出てこなくなります。
そして、声を発するたびに
「声がでるだろうか?」
「でないんじゃないか?」
「上手く発生しなきゃ」
と考えてしまい不安になり、
相手の顔色が気になり
集中できなくなります。
そうすると、尚更のこと
話をする場面を避けようと
してしまいます。
そして更に、周りの下位職達が
何か小声で話していたりすると、
ひょっとして自分の悪口を
言ってるんじゃないかと想像し
勝手に不安になったりイライラする
ということが増えてきました。
なぜ、こんな状況に陥ってしまう
ことになったのでしょうか?
次回はその原因について
お話をしていきます。