【 オッチャン、皮膚病になるのハナシ 】
〓ええっと、アタクシ、皮膚病になりまして……
〓皮膚病ってえのは、幼児とか、あるいは、ペットの犬猫がなるものだと思いこんでいたら、オッチャンもなりました。病名は不明。理由はあとで。
〓6月の月末あたりから、オデコの右半分の表皮が白くなりまして、
キエ~~~~ッと叫んでカキムシりたくなる
ほど痒 (かゆ) い。搔 (か) くと表皮がコソゲ落ちて、赤肌になってしまう。翌朝には、また、白くカサブタ状になる。
〓搔かないほうがいいに決まっている。しかし、寝ているあいだに搔きむしってしまうようなのだな……
う~む、顔が搔けないように 「エリザベス・カラー」 を付けようか
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英語では、 Elizabeth collar ではない。 Elizabethan collar と言う。
Elizabethan collar [ ɪˌlɪzə'bi:θən (-'beθən) 'kɑlɚ ]
なのだな。たぶん、みんな 「エリザベス女王のような襟」 だとカン違いしているだろう。そうじゃないのだ。
「エリザベス朝に流行った襟」 のことなのである。「エリザベス」 と言っても、今のエリザベス2世ではない。
16世紀後半、イングランド女王の 「エリザベス1世」 なのだ。このヒトの亡くなったのは、
1603年3月24日である。なんと、この日は 「江戸幕府が開かれた日」 なのだ。
つまり、江戸時代より前にイングランドで流行った襟なのだ。
Elizabethan collar は、英語の正しい獣医学用語ではあるが、一般には、あまり使われていないようだ。
Elizabethan collar 32,400件 Google でウェブ全体から検索
エリザベス(・)カラー 158,000件
日本で、いかに 「エリザベス・カラー」 が “流行って” いるか、という証拠である。
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〓しかし、イヌや猫の舌より、オッチャンの腕のほうが長いのである。そうとうデカいエリザベス・カラーが必要ですよ。たぶん、ジラースみたいになっちゃう。そんなことしててもラッチがあかん。
ってんで
〓近所のかかりつけの診療所をたずねました。すると、先生、
「う~む、これは大きな病院に行ったほうがいいですね。
クスリを塗ると、診断しづらくなるので、ココではナニもしません。
○○病院とか、××病院とかがいいです。
ハクセンとか、ナニか病名がつくかもしれませんねえ」
と言うのであります。ああた、“白癬” (はくせん) と言えば、インキン、タムシ、ミズムシ、シラクモ、そして、最近、TVで盛んにCMしとる “ツメミズムシ” の学術名でありますよ。額だから “シラクモ” の親戚なのか?
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シラクモ 【 白禿 (瘡) 】 室町時代中期 初出
タムシ 【 田虫 】 室町時代中期 初出
ミズムシ 【 水虫 】 1690年 (元禄3年) 初出
インキン 【 陰金 】 1837年 (天保8年) 初出
ハクセン 【 白癬 】 1926年 (昭和元年) 初出
※白癬ファミリーの初出年である
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〓そのまま、××病院に直行すると、午前の受付は終わっておる。アッシは、もう、何十年も、病院というものに来ていないので、あたふたあたふたなのですよ。午後の受付まで1時間、さらに診察まで1時間。
〓病院もテーヘンなんだろうか。こんな大きな病院でも、皮膚科の診察は週2回しかない。つまり、センセは、他の病院とカケモチなんであろう。
〓そして、センセは忙しい。診療室はスッパリ2つに割ってある。アッシは診療室Aに呼び込まれる。すると、看護師さんが “事情聴取” とか、診察の下準備なんぞをする。となりの診療室Bでセンセと患者のジイサマの会話が聞こえてくる。
〓となりの診療が終わったらしい。すると、センセが診療室Bから颯爽 (さっそう) とやって来て、
「洗顔はナニを使ってる?」
「はあ、フツーの石けんを……」
「ダメダメダメ。洗顔フォームとかあるでしょう」
「はあ……」
「顔を洗ったあと化粧水は?」
「あ…… え……」
っというあいだに診察は済んだのでありました。看護師さんに、
「サッパリで行きます。指導お願いね」
と言い残すと、センセは、新しい患者の入ったBの診療室へ颯爽と去ってしまった。ナニがサッパリなのか、アッシにはサッパリわからない……
〓看護師さんは、アッシのオデコに硬めのサワークリームみたいなものをベットリと塗り、6センチ四方の布を、白いサージカルテープでバッチリと貼 (は) ったのでした。
鏡で見ると、いい年して、ヤンチャして、激しくオデコを負傷したみたい
になっている。
〓で、病院帰りに気がついたのですね……
病名も、原因もきかなんだ……
〓帰りに 「ビオレ洗顔フォーム」 というのを購入。
オッチャンも “ビオレ デビュー” です
〓もらった塗り薬は、リンデロンとアズノールという薬をネリ合わせたものらしい。この薬を塗ったら、ほぼ、2日で直ってしまった。
日本で流通している 「ヒペリカム」。 Hypericum chinense
【 「ヒペリカム」 が根を出したハナシ 】
〓月曜日 (7月7日)、コップに挿してあった切り花の ヒペリカムが根を出しました。実はね、ものすごく意外だったんですよ。なんたって、4月からずっと挿しっぱなし だったのです。
〓世の人は、「花の枯れた切り花は捨ててしまう」 のがフツーですよね。アッシは、それができませんで、
花が枯れても、葉が緑色だと、そのまま、活け続ける
のです。「葉が緑色の切り花を捨てるのは生命を捨てること」 みたいな、一種の強迫観念が離れんのです。しかしね、これが、なかなかおもしろい。
キク科の花 「スプレーマム」 など、あるいは、ヒペリカム
は、かなりの確率で根を出し ます。水に浸 (つ) かっている茎の側面が割れて、グワッという感じで、一気に根が伸びてきます。しかし、まったく根を出さない株もあり、それは、それぞれの株の生命力の差みたいなものなんでしょう。
バラ科の花
も挿し木で増えるので、同じことができるハズですが、まだ、試したことはありません。
〓枯れてしまった切り花を 「育てて」 いて、今まで、いちばんビックリしたのは、
カンパニュラ
http://ameblo.jp/nirenoya/entry-10091968183.html
です。
〓買ってきたときについていたツボミが、全部、花となって開いて、枯れてしまうと、あとには、「葉っぱのついた茎」 しか残りません。枯れた花は、みすぼらしいのでハサミで切ってしまいます。
〓ところがですね、2~3日、そうやって 「葉っぱだけのカンパニュラの茎」 を “育てて” いますとね、「あれッ?」 というモノができあがってくるのです。
新しいツボミ
なんですよ。それが、茎の全面でふくらみ初めて、どんどん大きくなる。これは……と思っているうちに、また、花が咲き始めました。これには驚いた。花の大きさは、買ってきたときについていたものの、およそ7割くらいですが、形と色はまったく同じです。ああいう花は、あとにも先にもカンパニュラだけでした。
〓ところでですね、ヒペリカムにしても、スプレーマムにしても、秋冬のほうが根の出る確率が高いです。初夏から夏にかけての切り花は 「根がでづらい」。フシギですね。
〓今年の1月に買ってきた 「スプレーマム」 2株は、すぐに根を出したんですが、いかんせん、1月に花壇に移すわけにはいきません。それで、コップで4月1日まで “育てて” いました。
〓根を出したとは言え、2ヶ月以上、切り花をコップで育てるのはムズカシイ。
まず、最低限、1日1回は水を替えて、切り花活力剤を入れる
〓それと、だんだん茎が腐敗してきます。そのままにしておくと、根も腐ってしまう。そこで、1日のうち数時間は 「水の外に出してやる」 んです。
“根を出した切り花” を干す
という奇妙な作業です。これをすると腐敗が遅れるんですね。根を出した切り花ならば、水のないところでも、ある程度、持ちます。これで2ヶ月間。
4月1日にめでたく2株のスプレーマムを花壇に移動
しました。今は、ただの緑色の草のように、上に向かって伸びています。秋には花が咲くんでしょうか。
〓ヒペリカムは、おととしの9月に根を出したものを花壇に移したところ、
今、テ~ヘンなことになってます
〓昨年は、春から11月まで、梅のような形で、黄色い色の花が咲き続け、次々に赤い実をつけていました。今年も同様に咲き続けています。
もとは、わずか10センチほどで、
ほとんど、ゴミのように茶色く枯れていた
「1本の茎+2枚のカサカサの葉っぱ」
だったものが、ナンとアッシの背丈を超しました。たぶん、170センチくらいの高さがあります。花と実の数と言ったら数百におよび、根元のあたりの茎の太さは直径で3センチはありましょう。
こんな怪物に育つとは思ってもいなかった
のです。
〓ヒペリカムというのは、園芸店で庭木として扱わないらしく、近所の庭を見て回っても、それらしいものは、まったく、見かけません。
〓ところで、今週の月曜 (7月7日) に根を出したというヒペリカムは、実は、4月に買ってきたものです。ヒペリカムというのは、茎が腐敗しにくく、「水揚げ」 が、2ヶ月くらい平気で持つんです。普通の植物では、こんなに持ちません。
〓春のヒペリカムは根を出さないだろう、と思ってはいましたが、葉が枯れないので、ずっと、コップで “育てて” いました。
葉が枯れたかどうか、というのが、その株が生きているかどうかの指標
になるんです。
〓切り花には、もちろん、根がありません。だから、積極的に水を運ぶ能力を持っていません。しかし、茎の内部には 「毛細管」 の原理で水が吸い上げられます。
茎を 「水切り」 するときは、水の中でやるのがよい
というのは、毛細管の中に空気が入ると、水の揚がりが悪くなるからです。
〓さらに、
葉の表面から水が蒸発することで、下から新たな水が揚がる
のですね。つまり、
葉っぱは切り花の “水揚げポンプ”
なのです。ですから、
葉っぱが枯れないかぎり、その株は生きている
と言えるんです。ヒペリカムの葉っぱというのは、もうカサカサになって、縁から茶色に変じていくんですが、茎に近い部分には、いつまでたっても緑色の部分が残ります。これで水が揚がっているんです。
〓4月からコップに入っているヒペリカムも、そのまんまなら、いつか枯れていたわけですが、なぜか、
コップに挿してから2ヶ月半もたった今になって根を出した
のです。「なぜ今?」 と訊いても、当人はウンともスンとも言いません。
〓こいつも花壇におろすと、あのモンスターのような低木になるんじゃろうな~。根っこは、なんと、わずか4日間で、本数は20本以上におよび、いちばん長いものは1センチにも達しています。
〓実は、1ヶ月ほど前からは、葉の付け根から、複数のワキ芽ってえんですか、新しい小さな枝が生え始めていたんですね。アッシの経験から言うと、
ワキ芽が出るのは、根の出る前兆
です。
〓どうでしょう。こういう趣味のヒトって他にもいるのかな。
枯れたあとの切り花を育てるのが趣味
ってね。
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〓“ヒペリカム” の語源について、2006年の4月に書いた文章です。ここに手を加えて引用しておきます。
【 ヒペリカム 】
〓「カスミソウ」 のように、他の花と組み合わせるのに、よく使う花に、
「ヒペリカム」
があります。花というより実ですね。黄色い花が咲くけれども、花の状態で売られることがない。赤い実をつけてから出荷されます。「ヒペリクム」 と言う人もいます。
〓この 「ヒペリカム」 の綴りが、
hypericum
であることに、以前から、興味を惹かれていました。頭の
hyper [ ヒュペル ]
というのはギリシャ語です。ラテン語の super [ スペル ] にあたります。世界中の言語に 「造語要素」 として採り入れられている 「スーパー」 です。
〓印欧語で s- で始まっている単語の多くは、ギリシャ語では h- で始まります。 s が h に変わる現象は珍しいことではありません。日本語でも、「それで」 が 「ほいで」 になったり、「そら!」 が 「ほら!」 になったりします。
sorede → soide → hoide
sore → sora → hora
〓ヨーロッパの諸言語とギリシャ語の 「7」 を比べてみます。
seven [ ' セヴン ] 英語
sieben [ ' ズィーブン ] ドイツ語
sjem' (семь) [ ' シエミ ] ロシア語
sept [ ' セット ] フランス語
siete [ スィ ' エテ ] スペイン語
sette [ ' セッテ ] イタリア語
septem [ ' セプテム ] ラテン語
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hepta (ἑπτά) [ ヘプ ' タ ] 古典ギリシャ語
〓英語の super は、ラテン語から入ったとも、フランス語から入ったとも言えます。どちらにしても外来語です。しかし、フランス語の super [ スュ ' ペール ] は、ラテン語から受け継いだ 「本来語」 です。
〓いっぽうで、ギリシャ語の hyper は、近代科学の造語要素として西欧諸語に採り入れられました。英語では hyper- [ ハイパー~ ] になっています。
〓「スーパー」 とか 「ハイパー」 が名前に付く花って何だろう? そう思ったんですね。
【 「ヒペリカム」 の語源 】
〓ところで、この 「ヒペリカム」 の語源が、なかなかわからない。語源辞典というものは、一般的でない植物や動物の名前の語源を載せていないものです。学名に由来するものなど、編纂者がいちいちかかずらわっていたら、辞書なんて完成しません。
〓専門的な分野になると、インターネットも意外に役立たずで、「学名の由来」 には力不足なところがあります。永年、気になっていた 「ヒペリカム」 という名前について、突然、有力な記述を見つけたので、やっとまとめることができました。
〓この花の名前は、てっきり、「学名」 に由来すると思っていたのですが、そうではない。古代ギリシャで、すでに言及されていた名前です。紀元前5世紀の小アジア──現在はトルコ領──、クニドス Knidos Κνίδος の医者で、ヒポクラテスと同時代人の 「エウリュポーン」 Euryphon Ἐυρυφῶν が記したものが最初です。
ὑπερικόν hyperikon [ ヒュペリ ' コン ] ギリシャ語
〓この単語は、 Liddell & Scott のギリシャ語辞典には見えません。
〓続いて、古代ローマ、紀元1世紀の博物学者 「プリーニウス」 (大プリニウス) Plīnius の言及があり、
hyperīcon [ ヒュペ ' リーコン ] ラテン語
と呼んでいるそうです。この単語は、研究社の羅和辞典にも見えます。ただし、 hypericon という語形は、ギリシャ語の丸まんまの転写形です。中性語尾 -ον -on [ ~オン ] をラテン語の中性語尾 -um に置き換えるなら、
hyperīcum [ ヒュペ ' リークム ] ラテン語
になり、こちらの語形も辞書に載っていて、同義語とされています。
〓ギリシャ語の ὑπερ- hyper- 「ヒュペル」 は、「上に、越えて、高く」 という意味の接頭辞です。そして、後半の -ικόν -ikon 「イコン」 は、
εἰκών eikōn [ エイコ ' オン ] 「姿、像」
※ ギリシャ語の ει ei [ エイ ] という二重母音は、ラテン語では、
ī [ イー ] という長母音で写す、という規則がある。
であろうと考えられています。この 「エイコーン」 というギリシャ語は、のちにギリシャ正教の聖人像 「イコン」 という単語になります。「イコン」 という発音は、ビザンチン時代のギリシャ語の発音です。
〓ラテン語には、 īcōn [ ' イーコーン ] として採り入れられて、のちのロマンス諸語、英語に入り、デザインやコンピューターの用語でいうところの 「アイコン」 になりました。
〓つまり、「ヒペリカム」 というのは、「スーパー・アイコン」=「高くそびえる姿」 という意味です。野原で、高く茂るさまを言ったものでしょう。
【 「悪魔払い」 の草 】
〓プリーニウスなどの著名な医者や学者が、いっさい、言及していないにもかかわらず、多くの無名の人たちの記述によれば、「ヒペリカム」 は、民間療法の薬草として 「悪魔払い」 に使われていたそうです。「ヒペリカム」は、一般には、
fuga daemonum [ ' フガ ' ダイモヌム ] 悪魔たちの逃亡 (ラテン語)
と呼ばれていました。
〓英語では、古くから
St. John's wort 「聖ヨハネの草」
英語で言う St. John's wort。 ヨーロッパで、古来から言う “ヒペリカム” は、
この Hypericum perforatum である。 Hypericum chinense とよく似ている。
と呼ばれています。聖ヨハネは、使徒ヨハネのことではなく、洗礼者ヨハネのことです。紀元1世紀、ヨハネは、ヘロデ王に捕らえられていましたが、ヘロデ王の娘サロメが 「ヨハネの首が欲しい」 と望んだために、ヨハネは斬首されました。オスカー・ワイルドの戯曲にそえられたビアズリーの挿絵、あるいは、ギュスターヴ・モローの油彩で有名な場面です。
〓この斬首の日が、8月29日であるといい、この時期に 「ヒペリカム」 の葉の表面に、「洗礼者ヨハネの血」 のシンボルである 「赤い斑点」 が現れる、と考えられていたそうです。日本のネットの情報では、「花びらに赤い斑点が現れる」 と書いているものが多いのですが、英語の情報に当たってみると、「葉の表面」 が正しいようです。
〓あるいは、「ヒペリカム」 を採取するのに最も適した日が、洗礼者ヨハネの祝日 (誕生日) である6月24日であることに由来する、という説もあるようです。
ギュスターヴ・モロー 『出現』
サロメとヨハネの首が描かれている
〓日本にも、 Hypericum の仲間は自生しています。属名である Hypericum の和名は 「オトギリソウ属」 で、日本に自生する hypericum の代表が、「オトギリソウ」 です。漢字で書くと、「弟切草」 という物騒な字面になります。この名前の由来については、『和漢三才図絵』 に記されています。
〓平安時代中期、第65代 花山 (かざん) 天皇の御代 (みよ) に、晴頼 (はるより) という鷹匠 (たかじょう) がいて、鷹のキズを治す秘薬として 「オトギリソウ」 を使っていました。あるとき、晴頼の弟が、この鷹の血止めのことを他人に漏らしてしまったために、怒った晴頼は弟を切り殺してしまいました。そのとき飛び散った血が、葉や花びらの 「赤い斑点」 になった、というものです。同じように、花に斑点を持つ 「ホトトギス」 の言い伝えも思い出します。
〓日本の花屋で売られているのは、日本に自生する 「弟切草」 ではなく、西洋オトギリソウと呼ばれる、海外の種だそうです。とくに、中国原産の 「ビヨウヤナギ」 が多いらしい。漢字では、「未央柳」、「美容柳」 と書きます。学名は、 Hypericum chinense [ ヒュペ ' リークム き ' ネンセ ]。「中国のヒュペリクム」 という意味です。
〓ところで、英語で St. ~ wort と呼ぶ植物は他にもあります。
St. James' wort 和名 「ヤコブ ボロギク」 =ragwort
St. Paul's wort 和名 「ツクシ メナモミ」
〓語源は、またの機会に。