受験が一週間後に迫ったにもかかわらずやる気が起きないため,
現在制作中のブツについて紹介したいと思います.

何かと申しますと,「機械式テレビジョン」です.

現在,試作品を製作研究しているのですが,進捗状況について簡単に紹介します.

$ニプコフのとってもアレな何か-カメラ1コレがカメラです!
といってもよくわからないでしょうが….

このカメラは,ピンホールタイプのカメラで.ピンク色のまぁるい部分の中央に穴が開いていますが,これがピンホールなわけです.

大きさは,画像ではイマイチわかりづらいと思いますが,
高低20cm,長短30cm,幅員15cm程度です.

肩に担げば,丁度プロ仕様のテレビカメラと同程度の大きさです.

$ニプコフのとってもアレな何か-カメラ内部


内部構造がこちら⇒
入ってきた光の奇跡を描きました.
どうしてレンズが二枚も必要なのかは自分にもわかりません.
しかし,色々と実験していたらこのようなレイアウトになりました.

光センサには,当初cdsセルを使用していましたが,応答の遅さがネックになるということで,フォトトランジスタに換装予定です.

$ニプコフのとってもアレな何か-ニポー
←そして,ニプコフ盤とはコチラのものです.
日本語では,ニポー盤とか,ニプコー盤とか表記します.

今回はCDに穴を24個あけて作りました.ですが,本来であればもっと大きい円盤で,しかも多くの穴をあけるべきなんですけどね…

この円盤を回転させると,穴の軌跡が走査線になるというわけで,あとは光の明暗を検出してやればカメラとして機能するわけです.
因みに円盤を回転させるためのモータは,PC用のファンから分捕ったものを使用しました.
$ニプコフのとってもアレな何か-受像器
そして,受像器がコチラ⇒

こんな図体ですが,像はこの直径わずか2cm程度の穴に出ることになっています.

$ニプコフのとってもアレな何か-受像器内部
←内部構造がコチラ

実は,カメラと全く同じニプコフ盤がついていて,その後ろに光源が置いてあるだけです.

このニプコフ盤を,カメラ側のと全く同じように回転させます.

光源は,壊れた携帯液晶テレビのバックライトを使っています.
この光源については応答性が不明なので,悪ければ高輝度LEDに換装するつもりです.

この光源を,カメラ側の光センサと同期させて点滅させれば,受像器から映像が出てくるわけです.

まだまだ研究途上ですが,夏ごろを目途に,一応映像が出るくらいにはさせたいと思います.

ではでは, 今回はこの辺で.