先週の水曜日(4/17)から『新潟日報』朝刊生活面「甘口辛口」でコラムを連載しています。

 

第 7 回目は南米「アルゼンチン🇦🇷 編」です。

 

誌面の字数制限があり書ききれなかった

"脇道ストーリー"をブログに書こうと思います。

 

・・・

 

これまで訪れた国の中で、最も記憶に残っている国は?と聞かれたら、

私は「迷いなく「アルゼンチン」と答えるでしょう。

 

長い間、 ずっと憧れていた国でした。

 

哀愁の漂う古い街並み、悠久の時を感じる街路樹と石畳

美味しい南米の料理 居心地のいい古いカフェ

愛を語り合う恋人たち 

情熱と冷静さが同居する街

 

悲喜交々いろいろなことがブエノス・アイレスでの滞在中に起こって

 

自分と自分じゃない人たちとの相違点、距離感について

 

めまぐるしく頭を動かした時期でもありました。

 

それまでの私の価値観では到底受け止めきれず

 

頭の中が真っ白になることもたくさんあって

 

夜眠ることも、ベッドにじっとしていることもできなくなり

 

くたくたに疲れるまで真夜中のブエノス・アイレスを歩き回りました。

 

自分の欲望にどこまでも正直でそれを隠さないところ。

 

私を見ているようで、遠くを見ている眼差し。

 

打ち解けたと思って近づくと、急に背中を向けられたり

 

過剰すぎる愛情を示してくれるところ。

 

どうして?なぜ?という問いでは答えを見つけられませんでした。

 

多分そういうところではないってことだよね。

 

バランスなんて取らなくていいってことだよね。

 

そういうふうに言われている気がしました。

 

Argentina !  またいつか Hasta luego !!

 

 

美味しい"おやつ?"をお供に宿題

この頃は南米の歴史?教科書にはマチュピチュが写っていますね。

 

 

 

 

 

 

先週の水曜日(4/17)から『新潟日報』朝刊生活面「甘口辛口」でコラムを連載しています。

 

第6回目は南米「チリ🇨🇱編」です。

 

誌面の字数制限があり書ききれなかった

"脇道ストーリー"をブログに書こうと思います。

 

・・・

 

チリにあるビニャ・デル・マール大学に

 

外国人向けのスペイン語クラスについて問い合わせをしたのは33歳の3月の終わり。

 

「日本人どころかアジア人は一人もいないのでぜひ来て欲しい」と連絡が届いたのが

その1週間後。

 

よし、呼ばれた、行こう!

 

もちろん、

現地に知っている人などひとりもいません。

 

チリのことも、

南米のこともよくは知りません。

 

ですが、そのことが私の気持ちを踊らせます。

 

その時は、年末までに出国できるようにしたいと考えていたので

 

6月末の晴れた日、東京都港区にある駐日チリ国大使館へ向かいました。

 

学生ビザを取得するためです。

 

事前に学生ビザが発行されるまでの期間を調べたところ

 

3ヶ月~半年はかかるとのことでした。

 

ところが大使館の人たちは

「チリへ留学?!どうしてチリなの?」と怪訝そう(チリ大使館なのに!)

 

「書類に不備がないか精査するから、お昼を食べておいで~!」と

 

おすすめしてもらった川崎駅前のペルー料理店へ

 

(流石の東京にもチリ料理の店はないらしく、隣国のペルー料理屋さんを勧めてくれたのです)。

 

昼食を済ませて川崎から再度大使館に戻ると、

 

おかえりービザできたよー!はい、どうぞ!

 

せっかく遠いところから来てくれたからねーというニコニコ顔の大使館の皆さま。

 

まさかの即日発行!まじですか?

そんなことってある?

 

ピザ🍕じゃないんだから。

 

「ただし、ビザを取得してから3ヶ月以内に日本を出国してね。それができないとビザは失効するからね。ふふふ。」

 

(ありがたい!しかしまずい!年末に渡航のつもりだったが、予定が狂う!)

 

慌てて新潟に戻ると、

当時借りていた一軒家を引き払う準備を始め

翌日には勤めていた会社へ翌月末の退職を申し出ました。

 

それからちょうど3ヶ月後の9月。

周りのいろんな人たちに手伝っていただいて

 

ビザが失効する数日前に、私は日本を出国したのでした。

 

door to door で30時間かけて無事チリ🇨🇱入国 ! 🛫 遠かった!

 

 

その後の1年半の南米での日々はここには書ききれないのですが

 

当時の日記は残っているので、またどこかに書き出していこうと思います。

 

生きていると

 

どこから吹いてくるのかよくわからない風に

 

背中を押されることがありますね。

 

スペイン語を学ぶためだけなら、

 

南米まで行かなくても良かったのかもしれませんが

 

その頃の私は

目的地がどこかわからなかったけれど

 

気ままな風が連れて行ってくれるところに

行ってみたかった。

 

今も日々、いろいろなところで風を感じています。 

 

 

 

先週の水曜日(4/17)から『新潟日報』朝刊生活面「甘口辛口」でコラムを連載しています。

 

本日(4/23)より2週目がスタートしました。

 

第5回目は初めて訪れた海外、「アメリカ🇺🇸編」です。

 

コラムを読んでくださった方々が少しでも「旅に出たくなるような🚢 」

内容にしたいと思い、文章を綴っています。

 

誌面の字数制限があり書ききれなかった

脇道ストーリーをブログに書こうと思います。

 

 

アメリカにちなんだもの

あったかな〜?と部屋を物色していたら

20代の前半、アメリカで購入をした

ノーマン・ロックウェルの切手シートが📮

 

・・・

 

高校2年生の夏休みにアメリカのカリフォルニア州サクラメントのご家庭で

ホームステイを経験しました。

 

実はその当時の私は海外にほとんど興味がなく、

最初はあまり乗り気ではありませんでした。

でもなぜか、母がどうしても私をホームステイに行かせたがり、

あの手この手で私をその気にさせようと頑張ったのでした。

 

その熱意に負けてか、私はろくに英語の勉強もしないままに

初海外、カリフォルニアの乾いた大地を踏むことになります。

しかし、当然話せないわけです。

ところが、出会う人々はひとりとして手加減なんてしてくれませんし、

こちらの意図を汲んでくれたりはしません😰

 

これはどうしたものか、と困ってしまったものの、話が通じないと何もできません。

当然スマホもAIもない時代です。

小さな紙の辞書を使って、本当に文字通り冷や汗をかきつつ

身振り手振り、表情、お絵描き・・・考えつく限りの工夫を駆使して

気持ちを伝えよう、気持ちを汲み取ろうと必死にもがきました。

 

あの頃の私を、タイムマシーンに乗って今の私が見たら

多分涙ぐむと思います。

 

小学生と高校生の子どもたちを含む、ホストファミリー全員がお肉は食べず、

基本的に野菜中心の生活を送っていました。

 

今では笑い話ですが

本当に最初の2週間は Hungry!! をとうに越えて Starving 腹ペコで倒れそうでした。

 

食べる物くらい、自分で調達すればいいじゃん!

と言われそうですが、広いアメリカ、家の周りには森と湖しかないのです。

一度だけ、自転車を借りて本気でスーパーを探しましたが、

お腹が空くだけで小さな店ひとつ見つかりませんでした。

 

なんて健気な私!

 

そんな私も2週間が過ぎる頃、「実は私は野菜ではお腹が持たない」ことを伝えると

家族全員に大笑いされました。

 

「冷蔵庫にあなた用のハムもお肉も入れてあるよと初日に伝えたのに、

全然手を付けないから、あなたも野菜が好きなんだと思ってたわ!」とマミー。

そうだったのかい!

 

でも家族には本当によくしてもらいました。

この場合、何かをしてもらった、という意味ではなくて

「特別扱いをされなかった」ということが心地よく感じました。

(困ることもありましたが)

 

この時の「命に関わる」経験が(大袈裟)

=「英語が使えないとピンチの時に助けてもらえない」につながり

帰国してからは人が変わったように英語の勉強に打ち込みました。

 

そして、あんなに乗り気じゃなかったホームステイから帰ると

今度は本格的にアメリカに留学してみたい、と思うようになったのでした。

 

 

ぐんぐん育つ小麦の若芽

茎の中に穂が見えます

穂はどんどん茎の中を「駆け上がって」いきます

最終的には 70cm 〜100cmに!

収穫は6月末を予定しているそうです

 

黄金に光る麦秋の畑✨✨✨

今から本当に楽しみです♪

 

小麦畑のほんの一部

 

「いつの間にか」

小麦畑は東京ドーム1個分の作付け量に

なっていた、と言われていましたが

いつの間にかそんなに増えるものなのでしょうか?ねこクッキー

 

私が作っているヒンメリには硬くて細い ラ イ 麦 を使用していますが

 

参考:ヒンメリについて

 

小 麦 は細工ものを作る時に使っています

 

例えばある時のWSで作った山羊さんとか↓

 

以前いただいた小麦のストックが

少なくなってきたこともあり

新鮮な小麦ちゃんを探していたことろ

 

偶然、以前の職場でお世話になっていた

「ささかみやまびこ農産」様が

 

お米の他に

小麦を栽培されていることを知り

にじりよってバレエバレエバレエ

 

分けていただけることになりました

 

 

水の豊かなこの地域

お米の美味しさは折り紙付きなのですが

 

農業のプロが作る小麦の味も気になります目がハート

 

新潟産 ささかみ(笹神)産の"フレッシュな小麦"で作る

 

うどん?お菓子?パン!

試してみたいラブ

 

 

↑あらかじめ連絡を入れてお願いをしておけば

2kg以上から強力粉を購入することもできます✨

 

 

訪問のお土産にシンプルなヒンメリを持参しました。

こちらは「ライ麦なんです」とお見せすると

とても興味を持ってくださいました

 

こうしてまた一つ

麦がご縁を運んできてくれました

 


ここのソフトクリーム!
自然な甘みでとっても美味しいのです🐮


青空の日
道の駅あがのに立ち寄りました。

 

チラリとフードコートをのぞきます

 

いつもお世話になっているマッサージの先生が

 

平日の昼間、週に何日かここで働いているとお聞きしていたのですが

 

残念!

今日はお休みのようでお会いすることができませんでした

 

その方は、大繁盛しているマッサージ店の店長でありながら

 

あんぐり 運動と気分転換と趣味を兼ねて」

 

週に何日かここで

 

アルバイトをしておられます

 

最初は「お友達から誘われて」一時的に手伝ったそうですが

 

今も定期的に勤務されているそうです

 

最近は「どうすればもっといろんな人に来てもらえるか?」

考えているようす

どっちが本業かわからない状態ですびっくり

 

昼間はフードコート

 

夕方から夜間はマッサージ師

 

なんという働き者!

疲れませんか?というと

 

「楽しいし、そんな大したことないんだわ」と彼女は言います

 

複数の仕事を持つことを

 

「楽しい」「気分転換になる」「趣味」と言える軽やかさ

 

きっとそんな人だと知っているからこそ

 

その方とお話をしつつ(時々ぐーと言いつつ)

 

揉まれている時間がとても心地良いのだと思います

 

 いよいよコシアブラの季節!

右側の小さい緑は、少し苦味のあるアケビの芽

天ぷらにすると最高です🍻