前回の記事では、「モテる事の大切さ」と
「男(女)～らしさの重要性」について触れました。
今回は、医学的な視点から、
男女の『見た目』について考えてみたいと思います。
前回で述べた通り、
男性は女性の豊かなバストやヒップが大好きです
でも、ウエストが太いのは好まれません。
そう、『括れ』が重要って事ですね
これらには、女性ホルモンが大きく影響しています。
基本的に、女性ホルモンが活発なほどバストやヒップが大きくなり、
括れあるボディーになります。
ただ、我々日本人は男女共に性ホルモンの働きが弱いようです。
日本に逞しい男性やグララマスな女性が少ないのは、
そのためなのです
性ホルモンは、顔立ちにも大きく影響します。
「男らしい顔」、「女らしい顔」といえば、皆さんも解るでしょう。
例えば、俳優の阿部寛さんは、明らかに男らしい顔をしています。
堀が深く、強くて凛々しい顔立ちは、まさに男性ホルモンの賜物です。
彼の顔立ちには「かっこよさ」があります
それはイケメン全般の傾向ですが、中にはそうじゃない人もいますね。
いわゆるジャニーズ系男子の顔立ちは、
カッコいいというより可愛い系統に属します
何故なら童顔だからです。
原因は、男性ホルモンと成長ホルモンの不足にあります。
彼らは、あまり肉体が成長しないまま、大人になった訳です。
それは、けして悪い事ではありません。
成長してない事は、老化してない事と同じだからです。
子供の体が大きくなっていくのは、成長ホルモンの働きによります。
基本的に幼児の顔立ちは、いわゆる童顔です
彼らの顔には、目だけが大きく、
その他は全体的に小さい傾向がありますね。
一方、大人は、鼻や口(アゴ含む)が大きい割に、
目が小さい傾向があります。
それは、目のサイズだけほとんど変わってないからです。
輪郭や鼻や口は成長に連れて大きくなりますが、
目の大きさは、ほぼ幼少期で決まっています。
つまり、お目目パッチリの人は、生まれつき目が大きい事に加え、
その他が成長不足な訳です
通常、男子の顔立ちは、思春期辺りから大人っぽくなっていきます
第二次成長で男性ホルモンが活性化し、
体全体が大人の男性に近付いていくからです。
性ホルモンと成長ホルモンには密接な関係があります。
男子がより男っぽく、大人っぽく成長するのは、
この２つが影響しているからです。
ジャニーズ系の多くが童顔なのは、
ホルモンの作用が弱いまま大人になったためです。
KinKi Kidsの堂本光一さんを見ればよく解ります
既にアラフォー世代ですが、
体も小柄で少年のような顔立ちをしていますよね。
同じジャニーズでも、香取慎吾さんや長瀬智也さんは大違いです
彼らが高身長で逞しいのは、
男性・成長ホルモンがよく働いたからです。
多くの場合、体が大きい人は顔も立派に成長しています。
２人共に、鼻や口が大きく、眉の部分やアゴに逞しさがあるのは、
男性・成長ホルモンがよく働いたからなのです。
女性が男性よりも小柄なのも、また、童顔な顔立ちが多いのも
男性・成長ホルモンの働きが弱いためです。
ただ、同じ童顔であっても、男女には明確な違いがあります。
その差をもたらすのが、女性ホルモンです。
幼少期は男女共に同じように童顔ですが、
第二次成長期で性ホルモンが活性化するようになると、
互いに差が出てきます。
女子の場合は、小学生から中学生になると、
より優しく柔和な顔立ちへと変化しますね
さらに高校を出て成人する頃には、
見違えるように色っぽい顔立ちになります
これぞ、まさに女性ホルモンの効果なのです
女性の外見は、男性・成長ホルモン、及び、
女性ホルモンのバランスで決まります。
例えば、安達祐実さんや志田未来さんは、小柄で童顔ですが、
それは、男性・成長ホルモンが少ないからです
一方、叶姉妹の恭子さんや藤原紀香さん辺りは、
３つのホルモン全てが、一様に多いように見えます。
２人とも、女性としての色気ムンムンですが、
目鼻立ちから男性的な要素も窺えます。
叶姉妹の美香さんは姉さんに比べると童顔で可愛い感じなので、
男性ホルモンがそれほど働いてないのでしょう。
一方、西洋人の顔立ちを見ると、
男性・成長ホルモンの豊富さが窺えます。
例えば、インド人の顔が濃いのは、
男性ホルモンが過剰だからだと思います
また、黒人の顔が野性的で逞しい(眉部分、鼻、口)のは、
男性ホルモンに加え、成長ホルモンも豊富だからでしょう。
西洋では、堀が浅く、童顔な男女はほとんど見られません。
西洋人だと、男性は阿部寛さんのように堀の深いイケメンが多く、
女性は「可愛い」タイプよりも「美人」の方が多くないですか
従って、西洋でAKB48のような女の子グループを結成するのは
不可能だと思います。
もし、メンバーを募集したら、高身長なモデル系や
グララマスな太め女性しか集まらないかも知れません。
白人女性と日本人女性の違いは、
まさにホルモンの差として現れています。
白人女性は、男性・女性・成長ホルモン全てが、豊富です。
それは、目鼻立ちの濃い顔と、
大柄で括れのある体を見れば解ります。
西洋では、日本人のように、
薄くて幼い顔立ちで、小柄で寸胴な体型の成人女性は、
全くといっていいほど見られません。
男性も同じです。
ハリウッドには、ブラッド・ピットやトム・クルーズ、
ジョニー・デップみたいなソース顔の超絶イケメンが大勢います。
あんなのが日本にいたら、我々日本男児の出る幕はありません
…と思いきや、そうでもないようです。
日本には、顔の薄いタイプが好みの女性が大勢います。
同様に、童顔や、アジア系の薄い顔立ちを好む男性も多いようです。
以上は、阿部寛さんの女性人気が
それほどでもない点からも窺えます。
日本では、福山雅治さんやディーンフジオカさんのような
醤油顔男性が大人気です
彼らは、濃くもなく薄くもなく、適度に成熟した顔立ちをしています。
きっと、各種ホルモンのバランスが良かったのでしょう。
近年では、もっと薄い顔立ちの塩顔も人気だといいます。
醤油と塩の境目が微妙ではありますが、
坂口健太郎さん、綾野剛さん、星野源さん辺りは、
塩顔といって遜色なさそうです。
かつて、顔の濃い俳優として有名な北村一輝氏が、
インドでスカウトマンに声を掛けられた事をテレビで語っていました。
「インドでは君くらいの濃さが女性に人気」だといわれたそうです。
日本では「濃い」といわれる北村さんですが、
インドでは丁度いいんですね
イケメンや美人がモテるのは間違いありませんが、
ただ、顔が整っていれば良いという訳ではないようです。
恐らく、各種ホルモンがもたらすバランスが、
人の好みを分けているのでしょう。
次回は、その辺りについて話を拡げてみたいと思います