
「騒ぎ続ける胸に告ぐ」
風は空から騒ぎ出す、後方、背中へ流れゆく、
音の速度で運ばれて、やがては散る定めとしても、
鳴り止まない熱が手に、滑り落ちる焦燥と、
割れてしまった冷たい心、
吹き荒ぶ、吹き荒れる、
曇天だろうが空にだけは光が見える、
焼き尽くした跡、なおも燻る焦熱は、
行き場を探した、火を点けたくて仕方がない、
過ぎてゆくのは景色だけとは限らない、
歩み続ける者は今日もまた、
通りすがりを忘れて次を見据える、
曇天だろうが旅立つ日に還る地は、
要りもしねえ悲しみとやらが降り積もる、
場末で拾った汚い言葉、ありったけの嘲りさえ込め、
吐き出しては滲む赤、火だか血だかも分かりゃしねぇと、
破天の荒野をぶらぶらと、嘘ぶきながら爪先に、
落ちていたのは誰かの死骸、
呼吸もままならないくらいの死体、それを見ている犬の眼に、
涙なんて浮かびはしねぇし、火を放つにも億劫すぎた、
だからかいっそ、記憶からも消そうと思う朝だった、
100均のピストルを嬉々として構えるって……うーん。
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