
「キリンの樹の下で」
二人は朝焼け見つめてた、
見渡す草原、燃える景色に包まれて、
影は長く淡い赤へと移りゆく、
眠り続けたキリンはいつの間にか樹になって、
恋人同士は寄り添いながら、眩し過ぎる朝を待つ、
いつもキリンの樹の下で、
二人は夕焼け眺めてた、頬まで赤く染め上げる、
どちらともなく横目に互いを見つめたりして、
群れから離れて大人になった、
キリンは生きることを恐れてた、眠る間は生きてる気がしないから、
眠ってばかりで樹になるまで、
二人はキリンの樹の下で、移りゆくを感じてる、
伸びた背丈やふくらむ胸や、
キリンの背中に届く指先、それから遠くに響く声、
果てない草原、二人だけの国みたい、
ここでずっと生きてゆくって決めた、
大人になるを恐れないって口づけかわす、
冬が輝く緑の葉を持つキリンの樹の下で、
空が弾けて葉が笑う、そんなキリンの樹の下で、
無邪気に未来を信じてられた、疑うことなんて知らずに、
いまはもう立ち去った、キリンの樹の下で、
めっちゃ寒いですね、今日……
Copyright (C) 2014 copyrights.billy tanaka All Rights Reserved.
〝Please give me an aid click〟










