
「雨曝しの手のひらよ」
波打つ草原、夜闇の色はブルーベリー、
かすかな光が散らばるなかを、紛れ込むよう走るキャンピン・バン、
撃ち殺されてた風見鶏、それを啄む鳥は群れ群れ、
根を張らずに生きると決めた、他の誰よりも孤独で自由だ、
手にするものはひとつもない、欲しいものも思いつかない、
ゆく先々の誰かに温もりだけを分けてもらって、
星を数えるなんてもうやめたんだって、
何ひとつもつかまないから、何ひとつも失わない、
鹿の角でできたライター、
それくらいなら、それくらいなら、
ブルーベリーをつまんで煙をふかす、
自由を手にしたんだって悲しそうに喜ぶふりで、スタントマンは月夜に眠る、
風向きなんて知りたくなかった、向かい風さえ振りも変えれば追い風だって、
渇ききっているのであれば、泥水でさえ飲み干すだろう、
連れてたネコから甘い匂い、
天使みたいなふりをして、冷たい頬を舐めている、
悪魔みたいな牙を剥く、風見鶏を喰いちぎる、
風は汚い雨まじり、それがなぜかいまの気分、
汚れるだけ汚れちまって、いくら拭えど白くはならぬ、
欺きたいならそうすれば、手にした誓いを忘れるまではあと少し、
ここから先に花を見る、ここから先も孤独は続く、
橋の向こうに繋ぎとめる花が咲く、エンジン途切れた月夜の草原、
狂うくらい静かできれいだ、狂うくらいに何もなかった、
そんな景色は嫌いじゃなかった、いまもたぶん嫌いになれない、
雨曝しの手のひらよ、君はその手になに想う?
FILM STARS REVENGE!
Copyright (C) 2014 copyrights.billy tanaka All Rights Reserved.
〝Please give me an aid click〟











