来年の春の卒園に向けて、竹を切りました
今年度は年長児の人数が少し少ないので、
ときにはスタッフが新しい遊びをしてみることもあります。(してみるだけ。集めたり、押し付けたりしない。)こんな遊び方もあるよっていうスパイスかな
余っていた竹から、コップと箸を作りました。
切ってる間も、子どもたちは遊びながらも見に来たり、気になる様子
ナイフで削る様子を見て、自分も葉っぱを切ってみたい、とチャレンジ
「何してるのー?」と言いながら横に座る子
「お料理だよー」と伝えると、
お花や葉っぱを集めてきて自然と遊びに参加
そして一緒に混ぜ混ぜ
お弁当でのお箸は難しそうなのに、
おままごとだと箸の持ち方がきれいで面白い
コップの中がピンク色になった
そこからヒントを得て、
余った竹を割って、
色とりどりのお花をトントントンと叩き染め。
やらないけど横目でしっかり見ている彼。
ピンク、黄色、緑…
白はつかない。
「じゃあ黒は!?」と大好きな色を提案してくれました
なにをトントンしたら、黒になるだろう、といっしょに想像
気付くとまた別の子がやってくる。
トントントントン、
さくらの実がなかなか潰れなくて…
気付いたら、トントンしていた棒が砕けてきた
「ツナみたい焼いたら、食べれるかもよ」とのこと
この間に、竹コップはというと、
パフェの器になっていました
次の子は、
コップと箸と割った竹と、自分の水筒まで組み合わせ。
箸は鉛筆になり、
先っぽに水をつけたら、
線が描けた
その横で、棒を見つけて歌い出す
潰したお花に少し水を入れてみたら…
うーん、なんで汚い水になるんだろう
一度、水を捨て、コップを洗い、
もう一度チャレンジ
花も多めに入れてみたら…
ピンク
この竹では水が横からこぼれるなぁ…
よし、あの竹を割ろう
これ、流せるやん!ということで、
まるで流し素麺
松ぼっくりは飛び跳ねる
色水は節に溜まる。
ナタで竹を割るのを見て刺激を受け、
ノコギリを始める。
「こっち側を切ったら?」とアドバイスする子。
「ぼくは望遠鏡を作りたいから、ここを切るんだよ」と答えが返ってくる。
なるほど。作りたいものがあるんだね
さてさて、盛り上がってるけど、帰る時間
明日も小山だ続きができる
とワクワクしながら帰る準備
次の日も、続きのノコギリ。
楽しみだったのかな、いつもより早く登園してくる子もいました
望遠鏡も無事に完成
二日目も、竹をきっかけに、どんどん遊びが変化していきました。
同じ素材を使っていても、
遊び方やストーリーは人それぞれ。
集中する時間も、始めるタイミングも人それぞれ。
自分の頭と手を使って、
自分だけの想像の世界を繰り広げながら、
遊びを作っていくのでした。