商工会・商工会議所等からセミナー講師として依頼されるために -20ページ目

あなたのサービスの料金はいくらですか

料金表は開業前に作っておいてください。すでに開業しているのにまだ料金表ができていなければ、今すぐにでも。作ったらHPやチラシなどで公開しましょう。料金を普段から公にしておくことは大切です。サービスの価値と料金のバランスが判断できないものに、誰も手を出さないからです。見込み客があなたのHPを見つけても料金が書かれていなければ、明示している別の同業者に先に問い合わせをするでしょう。



私は以前、料金を決めていませんでした。駆け出しのころ見込み客から相談料はいくらかと問われたとき、「いくらならご契約くださいますか」と答えて怒らせてしまい、話は流れました。「自分の料金を言い出せず、相手の言い値にあわせて仕事を取るコンサルタントに実力があるとは思えない」とのことでした。もっともな話です。私は本当に馬鹿でした。
 


「料金に見合うサービス内容かどうか自信がない」「高いと言われたらどうしよう」「だからといって安い料金表にしてしまうと、もっと高額の報酬がもらえるかもしれない仕事まで安く受けることになる」…などの理由で自分のサービスに値段をつけにくい気持ちはわかります。私がそうだったからです。サービス内容に自信がないくせに、安売りしたくないプライドと欲が先に立っていた。でも料金を明示しなければ問い合わせすら入りにくく、見込み客の前で胸を張って料金を言えなければ信頼関係は築けません。


 

料金が決まれば売上目標が立てやすくなり、借り入れのため金融機関に提出する事業計画書の数字の信用度が高まります。また、売上目標が立てられれば、「今月はあと○件でOK」とモチベーションを保ちながら、無駄のない行動計画が立てられるようになります。
 

いつでも料金は変更して構いません。その際、HPやチラシの料金表の変更はお忘れなく。もし「前は○万円だったのに」と言われたら、HPの料金表も変更していることに付け加え、「(下げるときはあまり不審がられませんが)より大勢のみなさんにご提供したいと思って」、「(上げるとき、意味のない値上げだと誤解されないために)○○というサービス込みで○万円でお願いしています」などと話すと納得してもらいやすいと思います。


【著作一覧】

◆ 士業のための「生き残り」経営術(角川フォレスタ)

  http://www.npc.bz/book4/

◆ 依頼の絶えないコンサル・士業の仕事につながる人脈術(同文舘出版)

  http://www.npc.bz/book3/

◆ 90日で商工会議所からよばれる講師になる方法(同文舘出版)

  http://www.npc.bz/book2/90days/

◆ 銀行融資を3倍引き出す小さな会社のアピール力(同文舘出版)

  http://www.npc.bz/book1





商工会議所に呼ばれる講師養成講座 卒業オーディション

4月から3ヶ月間、補講を入れれば合計5ヶ月間行なってきた
「東京第1期 商工会議所によばれる講師養成講座」の
卒業イベント「講師オーディション」が、とうとう今日と
ななりました。

 
このオーディションは、セミナーエージェントの複数の
担当者の前で、自らのセミナーについて「私のセミナー
はこんなに面白く、役に立つものです」といった10分間
プレゼンテーションを行ってもらいます。

 

5ヶ月間、セミナー企画を考え、徹底的にブラッシュアップ
した成果を見ていただける「晴れ」の場です。

企画も相当練りこみましたし、プレゼンテーションもあれだけ
ブラッシュアップしたのだから、きっと、担当者のおめがねに
かなうものになっていると思います。

 

みんな、緊張せず、練習しまくったチカラをそのままだして
もらえればと祈っています。

 

オーディションの後は、担当者と出場者で懇親会をするので、
そこで、もっと仲良くなって仕事につなげていってほしいと
思っています。

 

今回のオーディションは「商工会議所によばれる講師養成講座」の
受講者のみのクローズドなオーディションとしましたが、
次回、12月15日に行う
「第3回商工会議所によばれる講師オーディション」は、
だれでもエントリーできるオープン参加のオーディションと
なっています。

 

現在、東京近郊の商工会議所の方々にも、参加を呼びかけて
いますので、今までよりもっともっとチャンスのつかめる
オーディションになると思います。

 

「第3回商工会議所によばれる講師オーディション」についての
詳細は、下記サイトをご覧ください。
http://www.npc.bz/audition/

名刺交換のときは聞き役に徹する

異業種交流会であれ、勉強会であれ、セミナーであれ、出会いはまず名刺交換から始まります。しかしたとえそのときに自分を強く印象づけたとしても、あるいは話が盛り上がっても、それはたいていその場限りです。その後、先方からアプローチしやすいような名刺交換の「場」の雰囲気を、あなた自身の手で作りましょう。私の経験上では、最低でも3~4回は会って互いにじっくり理解しあってからようやく、スムーズにビジネスの話に入れるケースがほとんどです。

「いい印象だった」と思ってもらえるのは、「自分の話を聞いてくれた人」

「もう一度会いたい」と思ってもらえるのは、「心地良い会話ができた人」。どちらかといえば相手より自分が気持ちよく喋れたことが、「いい記憶」として残ります。そこでおすすめしたいのが、聞き役に徹すること。自分のことばかり喋る人と「もう一度会いたい」とはあまり思えませんからね。

名刺交換時の話題は名刺の情報から

名刺に特徴があれば、まず間違いなく相手はそのことを話題にしてもらいたいと考えています。オリジナルな社名、ちょっと珍しい肩書き、名刺の形状や色使いなど、「おっ」と思ったことは積極的に触れましょう。また、とくに特徴のない名刺でも住所やプロフィール、写真やイラスト、ロゴなど、名刺をよく観察すれば話題はそう簡単に尽きません。「この人のことを知りたい」と心から思っていれば、質問はどんどん出てくるはずです。

自分の情報を控えめにすることでかえって興味を持たれることも

自分のことを尋ねられても、なるべく控えめでいましょう。名刺交換時の一番の目的は、自分のことを知ってもらうのではなく、相手の話を通してその人を理解することなのですから。また、自分についてあまり語らないことで、相手が「この人はどんな人だろう」とかえって興味を持ってくれることも多々あります。もしそんなことを思わせるような連絡が後日来たら、「ではあらためてお会いしましょう」と返事をして、そのときこそ時間をたっぷり取って関係を深めていけばいいのです。