自分を守る意識が大切 Ⅱ
台風と言えば、
50年前の伊勢湾台風でしょうか、
富山県で育った私ですが、
それが伊勢湾台風だったか正確な記憶ではありませんが
当時8歳ごろの私が目にしたのは、
近くの屋敷の大きな木が、風で
メリメリ・メリメリ・ドーン
と言う音と共に何本も倒れた記憶です。
今私は、自主防災活動を行っていると書きましたが、
いざ災害と言う時にまず自分の命を守ると言うことが
一番大切です、と言うことをリーダー研修で勉強しています。
その次に家族・次に近隣の皆さんです。
そして、自助・共助・公助の精神です。
災害が起こった場合、市町村はなど自治体は
避難勧告を出すことになっていますが
それを住民に速やかに伝える手段に
問題が有り過ぎです。
最終的には住民一人一人が防災意識を高めていただき
「自分を守る」と言う意識をしっかり持っていただく
ことです。
現場の北隣のおばあさんのように。
自分を守る意識が大切
大型の台風は、近畿地方では昨夜のうちに通過したようです。
今建築中の現場の北隣で一人住まいのおばあさんから、
夜10時頃に電話が、・・・・・・・・。
雨が現場で水たまりになっていて、うちの家の方に
流れてくるのでは?
心配で眠れません・・・・・・。
現場では隣との境界塀の工事を基礎と並行して
進行中で、ブロックの基礎を造ったところなので、
お隣よりも少し低くなっているし、
水は勾配の関係で多少は隣家に流れても
道路側溝に流れるはずですが、
そこは現場管理の危機管理の問題もありますので、
工事関係者にお願いして、現場に穴を掘って
水中ポンプを設置してもらいました。
「お陰で12時には眠ることができました。」
何しろ独り暮らしなので、何事にも心配でならない。
とおばあさん。
もっともです。
何かとご迷惑をお掛けしますが、今後ともよろしく
お願いいたします。
京町屋群「危機遺産」に登録
文化遺産の保護活動を行っているアメリカの民間組織、
「ワールド・モニュメント財団」が、リストに登録したと発表したと
読売新聞夕刊に出ていました。(私のニュースソースです。)
登録理由として、「歴史的な木造建築物としての重要性を持つ
が、経済成長の中で減少してきているため。」
と説明しています。
同財団は、1996年から2年ごとに町並みや建物など約100
箇所を選定、更新していて、中国の「万里の長城」や日本で
先日公共工事差し止めの判決が出た、「鞆の浦」も登録
されていると言います。
京町屋は、出格子や虫籠窓(むしごまど)が特徴ですが、
現状かな5万軒あるが、年間2%ずつ減少していると言います。
そうです、古くても良いものは再生して後世に伝えるのが
現代に生きているものの責任だと考えます。