CAネットトレンド研究室ブログ -85ページ目

【mixi、ユーザー数1,000万人間近】

via ITmedia News:ミクシィ売上高2.8倍に 「脅威と感じる他社はない」が……

ミクシィが2007年3月期決算を発表したようです。
それによると、

売り上げ:52億4700万円
営業利益:21億8400万円
経常利益:21億4700万円
純利益:11億1800万円(94%増)

mixi事業

売上高:38億7969万円

 約9割が広告売り上げ

月間PV:モバイルPCをあわせて100億PV


と好調なようで、サービスリリースが遅いのが悩みの種でもあるそうです。
会員も900万人を突破し、1,000万人突破が間近な様相です。


【Ameba、ぐるナビAPIを活用した新機能を実装】

via Ameba、「ぐるなび」飲食店情報の提供開始 | IBTimes : 暮らし

Amebaに、ぐるなびAPIを活用した新サービスが実装されました。
この機能により、飲食店の検索、詳細の引用などが簡単にできるようになります。

下は、引用してみた例です。

amebar[レストラン&バー]

JR 渋谷駅 5分
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-18-8 道玄坂プラザ仁科屋ビル3F

ぐるなびで詳細情報を見る

※2007年5月10日現在の情報です



【ジャック・マー氏、ソフトバンク取締役へ就任】

via ソフトバンクの取締役に就任するアリババの馬雲氏とは - CNET Japan

ソフトバンク取締役に、アリババのジャック・マー氏が就任するようです。
ジャック・マー氏は中国最大のBtoBマーケットプレイスであるアリババのほか、
Yahoo!中国、CtoCマーケットプレイスなどを所有しています。

下の動画から、ジャック・マー氏がad:tech 上海でプレゼンした
様子をご覧いただけます。

【本日の更新:日本人特殊論はおかしい】

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【本日のニュースクリップ】
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【インタビュー:湯川鶴章氏 中編 「日本人特殊論はおかしい」】
⇒湯川氏インタビューの第2回目。今回は日本人特殊論について

【FACTAオンラインでのチームラボ猪子社長インタビュー】
⇒チームラボ猪子氏への、FACTA編集長のインタビューです。

【番組コンテンツの流動化、実現するための条件とは?】
⇒動画をめぐる日米差について

【米及びカナダのヤフオクが閉鎖へ】
⇒Hitwiseによれば、eBayのほぼ独占市場にあったそうです。

【バイラルCMの落とし穴】
⇒室長コラム。動画広告の経験からのお話です。

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【本日のクリエイティブ】
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via Markezine

mkz

Markezineに掲載されていたバナーです。
いまや多くのところで「Wiiプレゼント!」の文字を見ますね。

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【本日のアタラシモノ】
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via
Who's Watching Your Spots? - AdPulp


「誰があなたのスポットCMを見ているか?」と題されたこの記事、
結論は赤ちゃんと子供。

アメリカCnetの調査によると、2歳以下の子供の9割が、また3ヶ月以下の
赤ちゃんの4割が日常的にテレビを見ているとのことです。

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【インタビュー:湯川鶴章氏 中編 「日本人特殊論はおかしい」】

第2回 日本人特殊論はおかしい

 

Q:近著『爆発するソーシャルメディア』の中で、

表現欲が起爆剤になると書かれてます。

 

まず、人生の大半をアメリカで過ごした経験からいうと、よく耳にする日本人特殊論にどうも違和感を感じます。もちろん文化的な違いというのは確かに存在する んですけど、何でもかんでも日本人特殊論で片付けているような気がします。人間って、基本的な部分はどこの国でも同じだと思うんです。

 

たとえば、日本のブログは日記風なものが多くて、アメリカのブログには専門家の専門情報が多いという話があります。ブログの内容の比較というのは非常に難しいんで信頼できる統計がないんですが、実際にそういう傾向があるとしても、それは「日本には紫式部の時代から続く日記文化があるから」「日本人は日記が好 きだから」などというようなことではないと思います。

 

アメリカに専門情報のブログが多いのは、 アメリカは基本的に転職がデファクトの社会だから。そんな中で、ブログは非常に有効な履歴書になります。ブログを読めば、その人の人となり、関心領域、知識量、能力までも分かるからです。ですからアメリカ人の一部は、セルフプロモーションのツールとしてブログを使う。だからブログに専門情報が多くなるわけです。

 

でも、日本にはどちらかといえば同じ会社で勤め上げたいという人がまだまだ多いですよね?

そうであるならば、会社の目を気にしながらブログに専門情報を書こうという気にはならない、というのは当たり前の話です。だから当たり障りのない日記的なエントリーが多くなるんです。

 

でも、IT業界は比較的転職率が高い。ですからIT業界在籍者のブログには、比較的実務的な専門情報が多いんです。

 

つまり日米のブログの内容の違いというのは、日本人が特殊だからということではなく、社会環境などが原因だということです。


同じように、日本人は受け身な国民性で、自ら情報発信をしない、という説も違うと思います。日本人にもアメリカ人と同じように、自己表現欲求はある。時間差はあるかもしれないけれど、日本でも必ず自己表現欲求や、クリエイティビティが爆発するときがくると思います。その爆発の場所が、ソーシャルメディアになるのだと思います。



Q:「出る杭は打たれる」というのが日本にはあって、それが元で

炎上したり。それが怖いから匿名でという事があると思うのですが。

 

日本のほうが炎上が多いようなことも言われますが、これも統計的根拠はない。

それどころか、最近はアメリカや韓国で、日本以上にネット上の誹謗中傷、名誉毀損が問題になっています。

確かに日本には「出る杭は打たれる」という文化があるのかもしれませんが、そうだからといってそれだけが理由で日本に炎上が多いとも思いません。


(了)


【関連】
湯川鶴章のIT潮流

爆発するソーシャルメディア


【インタビュー:時事通信 湯川鶴章氏 前編】|CAネットトレンド研究室ブログ


【インタビュー:時事通信 湯川鶴章氏 後編「インターネットのこれから」】|CAネットトレンド研究室ブログ