フィリピンで働くシリアル・アントレプレナーの日記 -60ページ目

現地オフィスに冷房が入った!

現地オフィスについに冷房が入りました!

これはうれしいです。

今までは、扇風機をがんがんに回してごまかしていましたが、

やっぱ冷房はよいです。

仕事に集中できます。

ケチケチベンチャーとして、最初冷房無しはしょうがない選択肢だったのですが、

今まではスタッフに大変な思いをさせていたんだなぁ と思い、

そして少しうれしくなりました。

珍珠奶茶

珍珠奶茶 (チンジューナイチャ-)

とてもおいしい。

フィリピンにいくときに台北トランジットになると、必ず飲んでいる。

紅茶とミルク、シナモンとタピオカ。 すばらしいバランスだと思う。

こんなおいしい飲み物を考えた台湾人に感謝。

戦略コンサル辞めて起業している日記-naicha

フィリピンの銀行はすごい

今日銀行に行く機会があったが、フィリピンの銀行はすごい。



・銀行間の送金が基本できない。同一銀行内でしか送金ができない

・オンラインバンクがあまり普及していない。オンラインで使えるところでも、口座の明細をダウンロードするのに1日かかる。

・ATMでは振込はできない。基本、窓口がメイン。

・窓口で処理するための用紙に、書く内容がとても多い・・・割には、その目的がイマイチ不明。

・窓口の人の中には、お金をちょろまかそうとする人もいる (きちんと、送金金額と手数料の合計をあらかじめ計算しておかないと危険)

・一度に多くの送金をしようとすると、拒否してくる支店があるが、別の支店に行けば受け付けてもらえる。どの支店が良い支店かをしっかり把握する必要がある

・送金後に窓口で出してくれる明細が間違っているときがあるので、しっかりチェックしなければならない

・窓口に行くと、「今日は支店間の送金システムがダウンしているから送金できません」 と言われるときもある

・サービス内容について質問しても、違う行員に聞くと違う答えが返ってくる。最終的にサービスを使ってみるまではサービス内容がわからないというドキドキ感がある



ジプニーやトライシクルという、フィリピンを代表する乗り物に乗っていると、
「この乗り物って、現地の人には便利でも、何回も乗らないと慣れないだろー」
「この国って、習うより慣れろだなぁ」
と思うのだけれど、
銀行のサービスもそんな感じなで、それが面倒くさくもあり、ちょっと面白くもある。

Outing

フィリピンではOuting、ひらたく言えば社員旅行、に行くのが一般的な模様。

昨日はそのOutingで、
スタッフと(その恋人や兄弟)をつれ、バンを借り切って日帰り旅行に行った。
・Tagaytayというところにある公園
・Enchanted Kingdomという、遊園地

公園も遊園地も、まぁ、日本のディズニーランドとかと比べるとイマイチなんだけれど、
みんなが楽しそうなこと、楽しそうなこと!

費用も、20人くらいで行って、合計4万円もしていないし、
こんなにもおごりがいのある遊園地ってのもないよなー と思った次第。
(僕のカネではなく会社のカネだけれど)

皆が本当に楽しそうにしている姿を見ていると、創業者冥利に尽きます。
レアジョブ初めて良かったなぁ、って。

行く前は、ちょっと面倒だなぁ、なんて思っていましたが、純粋に楽しかったです。 ニコニコ


戦略コンサル辞めて起業している日記-outing090207

↑は、スタッフたちが全員ジャンプした瞬間を納めようとした写真。
フィリピン人はこういう写真を撮るのが大好きな様子。
まぁ、上記写真でも失敗していますが、なかなかみんなのタイミングを合わせるのが難しい・・・

シナジーについて

さきほど、うちの教材担当のスタッフに伝えたこと。 しゃべっているうちに、当初自分が気づいてもいなかったことをしゃべっていたので、忘れないようにメモ。


・自分ひとりで答えを出す能力よりも、他の人とのシナジーによって答えを出す能力の方が大切。

・なぜかというと、自分ひとりで出せる答えは、他人とのシナジーから出せる答えよりも、質が低いことの方が多いから。

・仮に同じレベルの答えしか出せなくても、協力してくれた人に、協力してくれてありがとうって言える。そうすると、次の時もまた助けてもらえる。そうすると、自分の成果が上がる。 だから、シナジーの能力は大事。

・他人とシナジーを出すとき、その他人が、あなたよりも仕事のスキルが上である必要はない。 自分より下であっても全然構わないし、むしろ実際にはそういうことの方が多い。 いろいろな人が、全く違う視点でものごとを見る。その視点そのものが重要で、たとえ言われたことがてんででたらめなことであっても、「そうかそういう視点があるのか」 っていう点が勉強になり、シナジーにつながる

・逆にいえば、他人が、シナジーそのものを出してくれることは、あまりない。 シナジーのヒントをくれるだけである。 適切な質問をすれば、「そうかそういう視点があるのか」 っていうヒントをばんばんくれる。 それをリストアップし、行動可能なプランに翻訳し、その中のどれを実際に実行に移すかを決めるのは、あなたである。

・シナジーを出すためのスキルというのは、自分より仕事ができる人を見つける能力でもない。その人に協力を頼んでOKしてもらうためのスキルではない。 そういうスキルは大事だが、それはシナジーをうむスキルとは言わない。 あなたはシナジーを得ているのではなく、助けてもらっているだけである。  0 + 10 = 10 (自分がゼロで相手が10、そして出している結果が10) になっているだけである。 1 + 1 = 10 になっているわけではない。 (自分が単独で出せる成果よりも、相手が単独で出せる成果よりも、協力して出した成果の方がはるかに上、という状態)、相手があなたより優れていて、あなたはそれに従っている、ただそれだけである。

・シナジーをうむためのスキルは、いい質問ができるか、てんでばらばらな回答からヒントを抽出できるか、そのヒントを翻訳し実行すべきかどうか適切な判断 を下せるか、というものである。 これらのスキルは、あなたの中に組み込まれるスキルであり、あなたの外にあるスキルではない。 シナジーが出せるかどうかは、あなたにかかっている。 シナジーが出せると、 1 + 1 = 10 が実現できる。


英語で話した内容なので、上記日本語の文章まで英語っぽくなっている。

眠い・・・

眠いけれど、明日朝までにやらなければならいことが・・・

まだ続けて頑張るか、2,3時間寝てから頑張るか・・・

って考えると、

スタッフに弱みは見せられないから、まだ続けて頑張る方に100万ペソ。

今日からまたフィリピン。

気づくとこの4週間、1日も休みなしで働いています・・・

来週末にはお休みを取る予定。

サマンサタバサとピーチ・ジョンに学ぶ

先日女性スタッフを泣かしてしまった件 で、いくつかコメントをいただきましたが、そこでお勧めしてもらった本2冊をさっそく読みました。 とても良かった!


サマンサタバサ 世界ブランドをつくる 」 寺田和正著

戦略コンサル辞めて起業している日記-samatha

能力が高い分、女性たちには次々と仕事のチャンスが広がっていくでしょう。そして--これも私の経験上の話なんですが--がむしゃらに期待に応えてようとしてくれるんです。それで体を壊す人がいます。精神的に追いつめられる人もいます。そうなると男性の場合は、自然と力を抜くという能力があるから、会社を辞めないんです。 ・・・ だから、仕事ができる女性に対しては、できるだけ「仕事をするな」とアドバイスします。無理やりにでも帰ってもらうことにしています。電車で帰れる時間でも、会社に帰宅用のタクシーを呼んだりします。だって、社長が「もう帰れよ」と声をかけたところで、仕事に没頭している社員は帰りませんから。私には「ハイ」と返事しておいて、もう少し、もう少しと仕事を続けていくのです。彼女が倒れてから、「だからあのとき帰れと言ったのに・・・」と後悔しても意味がありません。そこは半ば強権的に実践しています。


男前経営論―ピーチ・ジョンの成功哲学 」 野口美佳ピーチ・ジョン社長

戦略コンサル辞めて起業している日記-PeachJohn


私が面接するのは、経営に直接タッチする幹部社員とあとは自分の秘書くらいです。そのほかの採用に関しては履歴書も見ませんし、リーダーの決定に口を挟むこともしません。 ・・・・ もし私が採用の決定権を持っていたとしましょう ・・・・ A子さんは「自分を採用したのは直接の上司ではなく社長」だと気づいていますから(女性はそういうことに敏感です)、リーダーをどこかでないがしろにするでしょう。 ・・・だから社員の面接は、各リーダーに任せています。私がリーダーの“目”を信用しているという部分も大きいのですが、このシステムは各リーダーの責任感の増大という副産物も生み出します。・・・・採用した人間の評価が自分の評価に直結しているのですから、真剣にならざるを得ないわけです。 ・・・・採用された側にしても、自分を採用してくれたのは、目の前にいる上司だということがわかっていますから、その上司に感謝し期待にこたえようと頑張るでしょう。社長である私が余計な口を挟まないほうが、スムーズな人間関係を築くことができるわけです。

採用にあたって気をつけていることがあります。それは「キャラのかぶる子はいらない」ということ。・・・・いま現在、クラスがみんな仲良く過ごせているならば、新しいリーダーもトレンドセッターも不良も必要ありません。ここに誰かとキャラがかぶった転校生が入ってくると、例えばトレンドセッター的キャラが入ってきたなら、それまでクラスのトレンドセッターだった人間と無用なトラブルを生み出しかねません。だから採用の際にすでに社内に同じようなキャラの人間がいる場合、かぶるようなキャラはとらないようにするわけです。これは逆手に取ることもできます。・・・同じ部署に同じようなキャラクターの人間を配置することで、あえて摩擦を起こさせ、組織を活性化することも可能だと思います。いずれにしても、会社が個の集合体である以上、各人のキャラクターというのは、組織運営において仕事の成績や年齢以上に意味を持っている気がします。


レアジョブで即使える内容ばかりではないが、うんうんそうだよってうなずきながら読める二冊。

AERA English 3月号に掲載いただきました!

AERA English 3月号 で、レアジョブを紹介していただきました!

戦略コンサル辞めて起業している日記-AERAEnglish

AERA English様、ありがとうございます!

内容を抜粋いたしますと、
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Skype (スカイプ)は、インタ-ネットを利用した
通話ソフト。・・・

このシステムを利用して、フィリ
ピン人の先生と話す
英会話レッスンがあるという
ことで、体験してみた。
ウェブサイト(音声もチ
ェックできる)から
先生を選んで予約し、どきど
きしながら待っていると、
"Good evenlng, Yuki!"と
時間ぴったりにSkypeに着信が。
企業のコミュニケ
ーションコーチの経験もあるという
Cho先生は日本
の文化にも詳しく、お互いの趣味が読書とわかり、
Haruki Murakamiの話で盛り上がった。・・・・

タガリッシュが体験できるかと思いきや、発音に
クセはなく、私にはEngHshにしか聞こえない。
その後レッスンを受けたほかの2人の先生も
きれいではっきりした発音。 ・・・

レアジョブによれば、講師は名門フィリピン大学の
卒業生・在校生に限定しているそう。
月5000円で毎日25分話せるなど格
安な料金設定は、とにかく大量に話してスピーキ
ングカを鍛えたい人にはありがたい。
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先方から電話取材が来たときはびっくりしましたが、
このように好意的な記事していただけて、とても恐縮です・・・

AERA English 3月号の35ページ、
「Skypeで英会話」の記事です。

AERA Englishはネットからでも購入できる ようですので、
ぜひご検討ください。

Good Follower

先日のミッション・ビジョンのミーティング で、スタッフそれぞれに自分たちのPassion、
レアジョブにおいて何になら情熱を燃やせるか、
ということを書いて発表してもらった。

みんなそれぞれ違った形でPassionを発表したので、
「あぁ、このスタッフはこっちよりもこっちがしたいのか」
というような新しい発見がいくつもあったし、
「こうやって、いろんな形の炎が持ち寄られることで、全体の炎がより大きく輝くんだなぁ」
と思った。

いろんな炎の中でも一番印象に残っているのが、あるスタッフのPassion・Strength。
そのスタッフはこう書いた。

自分のPassion: Good Followerであること
自分の強み: どんな仕事もいとわずに、きちんとこなすこと

このスタッフは、フィリピン大学卒のスタッフではない。
講師はフィリピン大で固めているが、スタッフはそうではなく、
たとえばこのスタッフは、
うちのコールセンターのメンテナンス(=清掃役)として雇った。

そのうち、講師のスケジュール管理なども少し任せるようになった。
すると、期待以上の作業をしてくれた。
正確に、スピードが早く、例外事項などにも気を利かせて対応してくれた。

だから、自然に僕も、
「このスタッフにもっとスケジュール管理に携わってもらわないと、
 組織にとってマイナスだなぁ」
と思えた。

だから、そのスタッフにこう告げた。
「君のスケジュール管理の作業は素晴らしい」
「メンテナンスは別に人を雇うから、これからはスケジュール管理に専念してください」
「あ、ちなみに、3000ペソ昇給です。」

そのスタッフは、今までずっとブルーカラーの仕事を続けてきたから、
ホワイトカラーとして認められたのは、おそらくこれが最初。
昇給のことよりも、そのことがうれしかったみたいで、
このあとしばらく、すっとはしゃいでいた。

それで、このスタッフが、自分のPassionとして、

自分のPassion: Good Followerであること
自分の強み: どんな仕事もいとわずに、きちんとこなすこと

と書いてきてくれたのだ。


P&Gの経営方法を研究していた後だったから、
Leadership、Leadership・・・ってずっと考えていたけれど、
Good Followerというのを読んだ瞬間、
「あーなるほど」って思った。

そりゃぁ、Leaderばかりでは組織は回らないわけで、
Leadershipも重要だが、Followershipも重要。

講師のスケジュール管理って、それそのものは、決して面白い作業ではない。
クリエイティブというよりルーティーン作業だし、
リーダーシップを発揮するというよりは、だれかが決めたルールを着実に実行していく必要がある。

だいいち、仕事はCreativeなものばかりでなく、単純なRoutine作業も多い。
企業としての価値は、Creativeな部分だけではきまらない。
単純なRoutine作業をいかに正確に早くこなしてくれるか、で勝負が決まる場合も多々ある。

Creativeさも、Routine作業があるから輝く。
Leadershipも、Followershipも、全体の炎を大きく輝かせるためには、どちらも等しく必要。

自分のPassion: Good Followerであること
自分の強み: どんな仕事もいとわずに、きちんとこなすこと

こう書いてくれるスタッフがいてくれて、本当に良かったと思った。

泣かしたこと

あるスタッフが、ある失敗をしてしまった。

小一時間ほど、なぜそうなったのか、など話していたが、

最終的に泣かしてしまった。

ああ 気分が悪い。

本人の前ではもちろん、泣かれても僕は平然をよそおっていたけれど、

明らかにそれからずっと、気分をひきずっている。。。

泣くって反則だーって思う。

原因をしっかり把握しないで、「いいよいいよ」って放っておけばよかったんだろうか。。。

わからん。

泣かせることはよくない。

でも、なあなあで仕事はやりたくない。

うーむ 良くわからん。