インターン2期生!
昨年からインターンを続けてくれた二人が、就職活動や海外行きで、そろそろ卒業。
それと入れ替わりに、今日、インターン希望者2人とお会いした。
ひとりは、次のように言ってくれた。
・そろそろ就職活動の時期がやってくる。
・営業職が自分は向いていると思うが、社会で働いたことがないので、本当にそうかどうかわからない。
・最初の就職は非常に大事なので、向いていない職種・業界に着く、という失敗をしたくない
・だから、働くとはどういうことか、営業とはどういうものかを学ぶためにやってきた。
・これは、大企業のインターンシップはブランディング目的のライトなものが多く、そこでは学べないと思った。
・だからレアジョブに来た
もうひとりは、将来じぶんで事業を立ち上げたいと言ってくれた。
・ずっと思い続けてきたことは、自分にはどうしようもできない要因によって不本意な境遇にある人が、自分らしい人生をつかめるように手助けをしたいということ
・現在は、中期的には、御社の事業を通して、地理的要因により不本意な思いをしているフィリピンや途上国の優秀な人材に、力を発揮できる場を提供する活動に携わりたい
・長期的には、SNSやスカイプ、その他今後新たに出てくるツールを使って、上記のビジョンを実現するための新たなビジネスモデルを考え、事業を立ち上げたい
思いはさまざまだが、個人個人が小さな火を持ちよって、レアジョブ全体として大きな炎にしていきたい。
現在、インターン第2期生を募集中 です。
来週もう一人と面接する予定ですが、あと1,2人を募集しています。
それと入れ替わりに、今日、インターン希望者2人とお会いした。
ひとりは、次のように言ってくれた。
・そろそろ就職活動の時期がやってくる。
・営業職が自分は向いていると思うが、社会で働いたことがないので、本当にそうかどうかわからない。
・最初の就職は非常に大事なので、向いていない職種・業界に着く、という失敗をしたくない
・だから、働くとはどういうことか、営業とはどういうものかを学ぶためにやってきた。
・これは、大企業のインターンシップはブランディング目的のライトなものが多く、そこでは学べないと思った。
・だからレアジョブに来た
もうひとりは、将来じぶんで事業を立ち上げたいと言ってくれた。
・ずっと思い続けてきたことは、自分にはどうしようもできない要因によって不本意な境遇にある人が、自分らしい人生をつかめるように手助けをしたいということ
・現在は、中期的には、御社の事業を通して、地理的要因により不本意な思いをしているフィリピンや途上国の優秀な人材に、力を発揮できる場を提供する活動に携わりたい
・長期的には、SNSやスカイプ、その他今後新たに出てくるツールを使って、上記のビジョンを実現するための新たなビジネスモデルを考え、事業を立ち上げたい
思いはさまざまだが、個人個人が小さな火を持ちよって、レアジョブ全体として大きな炎にしていきたい。
現在、インターン第2期生を募集中 です。
来週もう一人と面接する予定ですが、あと1,2人を募集しています。
雇っていい新卒社員の数
雇っていい新卒社員の数は、
その社員をマネジメントできるミドルマネジメントの人数に比例する。
という当たり前のことに、ようやく気付いた。
素質を持った新卒を雇えているんだからいいじゃん、的な発想をしていたが、
ミドルマネジメントが追いつかないと、
素質を持った新卒をどれだけ採ろうが、
少なくとも短期的には社内が混乱するだけ。
混乱を防ぐためには、
ミドルマネジメント級の人材をそもそも採るか、
新卒社員の教育を急いで早く上に上げるか、
そのどちらかしかない。
後者のオプションをとるということは、
これは、成長のスピードをゆるめるということとも同義である。
新卒社員の教育をいくら急いでも、限度があるから。
もっとも、成長のスピードが早ければ早いほどいい、ということはないのだけれど。
その社員をマネジメントできるミドルマネジメントの人数に比例する。
という当たり前のことに、ようやく気付いた。
素質を持った新卒を雇えているんだからいいじゃん、的な発想をしていたが、
ミドルマネジメントが追いつかないと、
素質を持った新卒をどれだけ採ろうが、
少なくとも短期的には社内が混乱するだけ。
混乱を防ぐためには、
ミドルマネジメント級の人材をそもそも採るか、
新卒社員の教育を急いで早く上に上げるか、
そのどちらかしかない。
後者のオプションをとるということは、
これは、成長のスピードをゆるめるということとも同義である。
新卒社員の教育をいくら急いでも、限度があるから。
もっとも、成長のスピードが早ければ早いほどいい、ということはないのだけれど。
人材のアロケーション
先日の記事「90点以上を出せるような人たち」をいかに大企業からベンチャーに移すか
」で、
「90点以上を出せるような人たち」が、なぜ、
1点、2点の差を争わざるを得ない大企業にとどまり、
90点以上を出せること自体が評価される中小企業・ベンチャーに来ないのか。
と書いた。今日読んだ池田信夫さんのブログ にはこうあった。
成長戦略で何よりも重要なのは、人材である。硬直化した労働市場で優秀な人材が不況業種にロックインされてい ることが日本の成長率を下げている最大の要因なので、労働問題も派遣労働の禁止といった後ろ向きの話ではなく、人材を成長分野に移転する成長戦略として考えてはどうだろうか。
とあった。
やっぱり、日本の今後を見たうえで最も重要なポイントが、人材の流動性、
企業や業界を越えた、人材の適切なアロケーションなんだろうなと思う。
人事サーバを目指すレアジョブ としては、ぜひ食いつきたい分野だが、今はそんな余裕がないので、本業に専念中。
「90点以上を出せるような人たち」が、なぜ、
1点、2点の差を争わざるを得ない大企業にとどまり、
90点以上を出せること自体が評価される中小企業・ベンチャーに来ないのか。
と書いた。今日読んだ池田信夫さんのブログ にはこうあった。
成長戦略で何よりも重要なのは、人材である。硬直化した労働市場で優秀な人材が不況業種にロックインされてい ることが日本の成長率を下げている最大の要因なので、労働問題も派遣労働の禁止といった後ろ向きの話ではなく、人材を成長分野に移転する成長戦略として考えてはどうだろうか。
とあった。
やっぱり、日本の今後を見たうえで最も重要なポイントが、人材の流動性、
企業や業界を越えた、人材の適切なアロケーションなんだろうなと思う。
人事サーバを目指すレアジョブ としては、ぜひ食いつきたい分野だが、今はそんな余裕がないので、本業に専念中。
Excel缶詰
さきの土日は、マニラのHyattに泊った。
マニラに別に住むところはあるんだけれど、
わざわざ自腹切って泊った。
目的は、いわゆるカンヅメってやつで、
エクセル使った集計作業がたまりにたまって、
事業運営のボトルネックと化し始めたので、
土日潰して、自腹切って、集中的に作業することにした。
しかし、いやぁ、高級ホテル、やっぱりいいねぇ。
コンサル自体にも、マリオットとか泊らしてもらった記憶があるけれど、
あれはクライアントのお金だから、
自分で稼いだお金で泊るのは、また格別。
室内は快適で、エクセル作業もサクサク進む。
2年前、会員数が100人行っていないときに、
1000人になっても大丈夫なように、
エクセルでデータベースを組んだ。
ただ、最近会員数の増加に伴い、
エクセルが遅くて遅くてしょうがなく、
だましだまし使ってきたけれど、
しょっちゅうハングアップするようになり、
もう限界。
なので、10万人になっても大丈夫なように
今データベースを組み替えているところ。
僕は技術者じゃないので、プログラムはできないのだが、
エクセルだけは大好きで、恐らくこれだけでも飯を食っていけると思う。
いま作業しているのは売上計算エクセルなのだが、
売上戻しに伴う手数料を日次で配賦するとか、しないとか、ややこしい。
でも一発自動化してしまえば、
事業がスケールしても作業量は一定なので、
ここはぜひしておくべきところ。
マニラに別に住むところはあるんだけれど、
わざわざ自腹切って泊った。
目的は、いわゆるカンヅメってやつで、
エクセル使った集計作業がたまりにたまって、
事業運営のボトルネックと化し始めたので、
土日潰して、自腹切って、集中的に作業することにした。
しかし、いやぁ、高級ホテル、やっぱりいいねぇ。
コンサル自体にも、マリオットとか泊らしてもらった記憶があるけれど、
あれはクライアントのお金だから、
自分で稼いだお金で泊るのは、また格別。
室内は快適で、エクセル作業もサクサク進む。
2年前、会員数が100人行っていないときに、
1000人になっても大丈夫なように、
エクセルでデータベースを組んだ。
ただ、最近会員数の増加に伴い、
エクセルが遅くて遅くてしょうがなく、
だましだまし使ってきたけれど、
しょっちゅうハングアップするようになり、
もう限界。
なので、10万人になっても大丈夫なように
今データベースを組み替えているところ。
僕は技術者じゃないので、プログラムはできないのだが、
エクセルだけは大好きで、恐らくこれだけでも飯を食っていけると思う。
いま作業しているのは売上計算エクセルなのだが、
売上戻しに伴う手数料を日次で配賦するとか、しないとか、ややこしい。
でも一発自動化してしまえば、
事業がスケールしても作業量は一定なので、
ここはぜひしておくべきところ。
有能感 or 関係性 or 自律的 or 金銭
心理学のある学説によると、
人がいっしょうけんめい働く動機というのは、二つに分かれる。
・内発的動機 (やる気、楽しい、とか)
・外発的動機 (アメとムチ、お金が多くもらえるから頑張る、とか。)
内発的動機は、さらに次の3つにわかれる。
・有能感 (どれだけ自分の有能さを感じられるか)
・関係性 (他の人とどれだけよい関係を築けるか)
・自律的 (どれだけ自分のやりたいように仕事ができるか)
で、うちのリーダー級スタッフにアンケートをとった。 (自由回答)
・Enjoyしている点を3つ
・不満足な点を3つ
で、あつまった回答を、次の6つに分類した。
・有能感(自分の有能さ)
・有能感(他のスタッフの有能さ)
・関係性(自分と他のスタッフとの関係
・関係性(他のスタッフ同士の関係)
・自律的
・外発的動機(金銭面など)
おもしろい結果が出た。
・スタッフたちが重視する、つまり、満足しているのと同時に不満足でもあるのは、関係性。ほとんどのスタッフがここを、Enjoyと不満足の両方に挙げた
・有能感については、ほとんどのスタッフが満足していた
・いっぽう、自律的や外発的動機については、Enjoy・不満足とも少なかった。
・とくに、金銭面に関しては、Dissatisfiedがごく少数いたが、ほとんどは満足でもDissatisfiedでもなかった
・リーダークラスの人のなかでも、特にトップマネジメントに属する人たちは、
「自分の有能さ」 よりも(または、だけでなく)、 「他のスタッフの有能さ」
「自分と他のスタッフの関係」 よりも(または、だけでなく)、 「他のスタッフどうしの関係」
これらについてコメントすることが多かった。
これはつまり、次のことを表している。
・フィリピン人にとって、他人との関係がイノチ! これが一番大事!
・金銭面は、「xxxよりも給料が低い!」などで、Demotivateされることはあっても、
「xxxよりも高い!」 などでMotivateされることはない、という学説はどうやら本当みたいだ。
・リーダーとして上にあげていいかどうかの判断材料として、自分じゃなくて他の人同士、という高い視点を持てているかが挙げられる
とりえあず、スタッフ同士の関係性、あと僕とスタッフたちとの関係性をうまくManageしていくことが、
やっぱり重要みたいなので、
ここを重点的に施策をうつことにした。
人がいっしょうけんめい働く動機というのは、二つに分かれる。
・内発的動機 (やる気、楽しい、とか)
・外発的動機 (アメとムチ、お金が多くもらえるから頑張る、とか。)
内発的動機は、さらに次の3つにわかれる。
・有能感 (どれだけ自分の有能さを感じられるか)
・関係性 (他の人とどれだけよい関係を築けるか)
・自律的 (どれだけ自分のやりたいように仕事ができるか)
で、うちのリーダー級スタッフにアンケートをとった。 (自由回答)
・Enjoyしている点を3つ
・不満足な点を3つ
で、あつまった回答を、次の6つに分類した。
・有能感(自分の有能さ)
・有能感(他のスタッフの有能さ)
・関係性(自分と他のスタッフとの関係
・関係性(他のスタッフ同士の関係)
・自律的
・外発的動機(金銭面など)
おもしろい結果が出た。
・スタッフたちが重視する、つまり、満足しているのと同時に不満足でもあるのは、関係性。ほとんどのスタッフがここを、Enjoyと不満足の両方に挙げた
・有能感については、ほとんどのスタッフが満足していた
・いっぽう、自律的や外発的動機については、Enjoy・不満足とも少なかった。
・とくに、金銭面に関しては、Dissatisfiedがごく少数いたが、ほとんどは満足でもDissatisfiedでもなかった
・リーダークラスの人のなかでも、特にトップマネジメントに属する人たちは、
「自分の有能さ」 よりも(または、だけでなく)、 「他のスタッフの有能さ」
「自分と他のスタッフの関係」 よりも(または、だけでなく)、 「他のスタッフどうしの関係」
これらについてコメントすることが多かった。
これはつまり、次のことを表している。
・フィリピン人にとって、他人との関係がイノチ! これが一番大事!
・金銭面は、「xxxよりも給料が低い!」などで、Demotivateされることはあっても、
「xxxよりも高い!」 などでMotivateされることはない、という学説はどうやら本当みたいだ。
・リーダーとして上にあげていいかどうかの判断材料として、自分じゃなくて他の人同士、という高い視点を持てているかが挙げられる
とりえあず、スタッフ同士の関係性、あと僕とスタッフたちとの関係性をうまくManageしていくことが、
やっぱり重要みたいなので、
ここを重点的に施策をうつことにした。
仕事に身が入らないスタッフに言ったこと
あるスタッフと、最近どうよ、という話をしたら、
I decided to sacrifice xxx to commit my fulltime work
「フルタイムの仕事のために、xxxを犠牲にしていますよ」
みたいな答えが返ってきた。
犠牲ってことばに引っかかって、
あぁ、このスタッフはまだ仕事をEnjoyしていないな、 と思って、
で、「ああ、Competentになっている感覚がないんだね」 と聞いた。
どういうことかというと、人が仕事をEnjoyしているときって、次の3つの要素が欠かせない
・自律的 (仕事が自由にできる感覚、非やらされ感)
・関係性 (仕事仲間との関係がステキ)
・有能感 (仕事がデキる感覚)
で、このスタッフの場合、
・このスタッフが望んでいる以上に裁量が与えられている
・このスタッフは、他のスタッフたちのことが好きなはずだ
という認識でいたので、
・有能感、自分が仕事ができるようになっている感覚がつかめていないんだ
と思ったわけ。
このスタッフは教育学部卒。
「将来はアジアの国で、英語の先生になる」と言っていたのを、
無理やりこっちにひっこぬいてきた。
だから、テンションがどうしても、Inspiring teacherを目指していて、
それに直接的には関係のない仕事に、なかなか情熱がわかない。
で、そのスタッフが言うには、
「ビジネス的には有能になっている感じがあるんだけれど、
自分が目指しているのは、そっちじゃないというか、
Inspiring teacherに近づいている感覚がない」
そうか、そうきたか、と考えて、いくつか質問をした。
「今までに出会ったInspiring teacherって、たとえば誰?」
それは、大学時代のLitratureの先生だという。
「どこがInspiringだったの?」
それは、人についての観察、示唆ができたことだという。
教科書に書いてあることを教えるのではなくて、どう生きるかを教えられる人だという。
「人についての示唆だよね、
君の立場は、もうすぐ下にアルバイトの人が20-30人つく、という立場だよね。
20-30人に、自分が取ってほしい行動をとってもらうのは、
すんごく難しいよね。
自分がどんな行動をとれば、どういう人が、どういうリアクションをとるのか、
いっぱいいっぱい実例を学べるよね?
そんな仕事のなかで、人についての理解が、学べないと思う?」
うーんと考えて、
"その20-30人は、直接対面で仕切るのではなく、
メールやチャットを通して仕切る人たちだから、
人についての理解が学べるかどうかが、わからない”
とそのスタッフは答えた。
「それは、やり方次第だと思うよ。
『何々しなさい、以上』ってメールを送り続けているだけでは、
それに従える人が残り、従えない人は黙って去っていくだけ。
確かに何も学べない。
でも、僕は、どの課題を解決しろとは言っているけれど、
やり方は、自由に任せているでしょ?
だったら、自分がたくさん学べるように、仕事をやっていけばいいんじゃない?
どうすれば、その20-30人と良い関係を築けるのかを考えながらやれば、
人というのは、どういうものなのか、理解を深めることができるでしょ?」
そのスタッフは、
そういうふうに仕事のやり方を、自分の利益に近づけるようにやってしまっていいの?
と聞いてきた。
「自分のしたい通りにしていいよ、会社の利益にかなっている限りね。
Mutual interest zone、Win-winが達成できるやり方でやっていくべき。」
「教員をやっていて、30人をマネジメントする立場にたてるのはあと何年かかる?
確かに、この仕事を通して、教える技術はうまくはならない
だけど、教える技術を上げても、Inspiringな先生にはなれないでしょ?」
「君は今Conflictを抱えているけれど、Conflictを乗り越えた先生だけが、
Conflictを抱えている生徒の助けになるんじゃない?
30人とよい関係を築こうと努力するなかで学べた経験を生徒に話せる先生ってのは、
Inspiringな先生にならないか?」
ここまで言うと、そのスタッフの顔がぱっと明るくなった。
何かのために、何かを犠牲にする、という考え方は好きではない。
今をお互いに楽しめる、スタッフとはそういう関係を築きたい。

I decided to sacrifice xxx to commit my fulltime work
「フルタイムの仕事のために、xxxを犠牲にしていますよ」
みたいな答えが返ってきた。
犠牲ってことばに引っかかって、
あぁ、このスタッフはまだ仕事をEnjoyしていないな、 と思って、
で、「ああ、Competentになっている感覚がないんだね」 と聞いた。
どういうことかというと、人が仕事をEnjoyしているときって、次の3つの要素が欠かせない
・自律的 (仕事が自由にできる感覚、非やらされ感)
・関係性 (仕事仲間との関係がステキ)
・有能感 (仕事がデキる感覚)
で、このスタッフの場合、
・このスタッフが望んでいる以上に裁量が与えられている
・このスタッフは、他のスタッフたちのことが好きなはずだ
という認識でいたので、
・有能感、自分が仕事ができるようになっている感覚がつかめていないんだ
と思ったわけ。
このスタッフは教育学部卒。
「将来はアジアの国で、英語の先生になる」と言っていたのを、
無理やりこっちにひっこぬいてきた。
だから、テンションがどうしても、Inspiring teacherを目指していて、
それに直接的には関係のない仕事に、なかなか情熱がわかない。
で、そのスタッフが言うには、
「ビジネス的には有能になっている感じがあるんだけれど、
自分が目指しているのは、そっちじゃないというか、
Inspiring teacherに近づいている感覚がない」
そうか、そうきたか、と考えて、いくつか質問をした。
「今までに出会ったInspiring teacherって、たとえば誰?」
それは、大学時代のLitratureの先生だという。
「どこがInspiringだったの?」
それは、人についての観察、示唆ができたことだという。
教科書に書いてあることを教えるのではなくて、どう生きるかを教えられる人だという。
「人についての示唆だよね、
君の立場は、もうすぐ下にアルバイトの人が20-30人つく、という立場だよね。
20-30人に、自分が取ってほしい行動をとってもらうのは、
すんごく難しいよね。
自分がどんな行動をとれば、どういう人が、どういうリアクションをとるのか、
いっぱいいっぱい実例を学べるよね?
そんな仕事のなかで、人についての理解が、学べないと思う?」
うーんと考えて、
"その20-30人は、直接対面で仕切るのではなく、
メールやチャットを通して仕切る人たちだから、
人についての理解が学べるかどうかが、わからない”
とそのスタッフは答えた。
「それは、やり方次第だと思うよ。
『何々しなさい、以上』ってメールを送り続けているだけでは、
それに従える人が残り、従えない人は黙って去っていくだけ。
確かに何も学べない。
でも、僕は、どの課題を解決しろとは言っているけれど、
やり方は、自由に任せているでしょ?
だったら、自分がたくさん学べるように、仕事をやっていけばいいんじゃない?
どうすれば、その20-30人と良い関係を築けるのかを考えながらやれば、
人というのは、どういうものなのか、理解を深めることができるでしょ?」
そのスタッフは、
そういうふうに仕事のやり方を、自分の利益に近づけるようにやってしまっていいの?
と聞いてきた。
「自分のしたい通りにしていいよ、会社の利益にかなっている限りね。
Mutual interest zone、Win-winが達成できるやり方でやっていくべき。」
「教員をやっていて、30人をマネジメントする立場にたてるのはあと何年かかる?
確かに、この仕事を通して、教える技術はうまくはならない
だけど、教える技術を上げても、Inspiringな先生にはなれないでしょ?」
「君は今Conflictを抱えているけれど、Conflictを乗り越えた先生だけが、
Conflictを抱えている生徒の助けになるんじゃない?
30人とよい関係を築こうと努力するなかで学べた経験を生徒に話せる先生ってのは、
Inspiringな先生にならないか?」
ここまで言うと、そのスタッフの顔がぱっと明るくなった。
何かのために、何かを犠牲にする、という考え方は好きではない。
今をお互いに楽しめる、スタッフとはそういう関係を築きたい。

まじめすぎるスタッフに言ったこと
いい子になんて、ならなくていいよ。
会社に嫌な人がいたら、その人の悪口、言っていい。
確かに、悪口は悪口を誘発して、会社の雰囲気を悪くするってことはある。
けど、悪口なんて、どこの会社にもあるでしょう。
悪口言って気持ちが少しでも晴れるなら、悪口言ってもいいよ。
君がすごく気分ふさいでいたら、同じように気分がふさいでしまう人たち、いるでしょう?
たとえば、君の家族とか、君の大事な友達とか。
その人たちを気分をふさがないためにも、悪口、言ってもいいよ。
いい子になんて、ならなくてもいいよ。
悪口言って何か起きたら、その責任は僕がとるし、
僕も君の上司も、悪口言う君をAcceptするから。
だから、必要以上に、ストレスをためこまないでほしい。
会社に嫌な人がいたら、その人の悪口、言っていい。
確かに、悪口は悪口を誘発して、会社の雰囲気を悪くするってことはある。
けど、悪口なんて、どこの会社にもあるでしょう。
悪口言って気持ちが少しでも晴れるなら、悪口言ってもいいよ。
君がすごく気分ふさいでいたら、同じように気分がふさいでしまう人たち、いるでしょう?
たとえば、君の家族とか、君の大事な友達とか。
その人たちを気分をふさがないためにも、悪口、言ってもいいよ。
いい子になんて、ならなくてもいいよ。
悪口言って何か起きたら、その責任は僕がとるし、
僕も君の上司も、悪口言う君をAcceptするから。
だから、必要以上に、ストレスをためこまないでほしい。
終戦記念日
会社やめてベンチャー立ち上げるなんて、勇気あるね、
と言われることがあるが、
この人たちのような勇気は絶対出せないなぁ、
と思うのが、
テレビや映画で見る、
第二次世界大戦などの兵士たち。
自分の命を危険にさらして、相手を殺しに行く、
なんてことが、
日常茶飯事だった時代が (今でも一部地域そうだけど)
なかなか想像つかないでいる。
フィリピンで迎える終戦記念日。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
と言われることがあるが、
この人たちのような勇気は絶対出せないなぁ、
と思うのが、
テレビや映画で見る、
第二次世界大戦などの兵士たち。
自分の命を危険にさらして、相手を殺しに行く、
なんてことが、
日常茶飯事だった時代が (今でも一部地域そうだけど)
なかなか想像つかないでいる。
フィリピンで迎える終戦記念日。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。
ついに退職者・・・ (T_T)
残念ながら、起業してもうすぐ2年、初の退職者が出ることになった。
話を聞いたときは、ガンと頭を殴られたような感じがしたが、
今は冷静。
退職するのは、うちに、フィリピン大卒の第一号社員として入ってくれたスタッフ。
R25をはじめ、数々のメディアに偶然登場し続けてくれた、
うちのラッキーガール。
退職する理由は、日本留学の奨学金がもらえることになったから。(!)
倍率100倍の書類審査・面接をくぐりぬけて、幸運の切符をつかんだ。
言いたいことをずばすば言う子だったから(フィリピン人には珍しい)、
相当ケンカもしたけれど、
まぁあと10年もすれば、いい思い出としてすごくなつかしく思うんだろうなぁ、と。
留学は来年4月からなので、正式に辞めるのはまだちょっと先。
ただ、いろいろ準備が必要なみたいだから、陰ながら応援してあげることにした。
(追記: ポケットマネーから色々出します)
うちをやめるための準備を応援してあげるのは、社長としておかしなことなんだけれど、
まぁいいや。
こっちはこっちで、あと数年後に、
「あぁ・・・ あのときに留学よりもレアジョブを選べばよかった!」
と彼女に言わせられるよう、
努力し続けるつもりですから :D
追記: スタッフの個人事情踏み込まんで説明しないと、誤解を生む恐れがあるコメントが投稿されたため、それは削除させていただきました。
話を聞いたときは、ガンと頭を殴られたような感じがしたが、
今は冷静。
退職するのは、うちに、フィリピン大卒の第一号社員として入ってくれたスタッフ。
R25をはじめ、数々のメディアに偶然登場し続けてくれた、
うちのラッキーガール。
退職する理由は、日本留学の奨学金がもらえることになったから。(!)
倍率100倍の書類審査・面接をくぐりぬけて、幸運の切符をつかんだ。
言いたいことをずばすば言う子だったから(フィリピン人には珍しい)、
相当ケンカもしたけれど、
まぁあと10年もすれば、いい思い出としてすごくなつかしく思うんだろうなぁ、と。
留学は来年4月からなので、正式に辞めるのはまだちょっと先。
ただ、いろいろ準備が必要なみたいだから、陰ながら応援してあげることにした。
(追記: ポケットマネーから色々出します)
うちをやめるための準備を応援してあげるのは、社長としておかしなことなんだけれど、
まぁいいや。
こっちはこっちで、あと数年後に、
「あぁ・・・ あのときに留学よりもレアジョブを選べばよかった!」
と彼女に言わせられるよう、
努力し続けるつもりですから :D
追記: スタッフの個人事情踏み込まんで説明しないと、誤解を生む恐れがあるコメントが投稿されたため、それは削除させていただきました。
Grit
S君は、「将来コンサルになりたいです」と言って、
うちに1年前に入ってきてくれたインターン生。
「んじゃぁ、まずロジカル能力を鍛えますか」 と言って、
スカイプ音声不良時の原因判明サイト (恐らく世界初!)を開発してもらった。
で、それもひと段落し、今度は別のイシューをお願いした。
「レアジョブのレッスンの音質をどうやったらよくできるか?」
正直、フィリピンのインフラは日本よりも不安定。
通信会社などの問題で、音質が悪化することがたまにある。
ちょっと難しいかもだけれど、この問題を解決してくれ、
ただしもちろんフィリピンの通信会社のサービス品質を上げるなんて無理だよ、
というのが今回のイシュー。
当初の仮説は、
・地理的要因×通信回線的要因のマトリックスをつくれば、
・音質が悪くなるポイントを特定できるので、
・それに該当する部分だけ排除できる
というもの。
で、いろいろ調べてもらった結果、色々面白い示唆を出してきてくれた。
・音質が悪いレッスンのうち、__%に共通する要因は____である
・____にあてはまる講師60%に共通しているのは、_____である。
・したがって、当初に想定していた打ち手_____のインパクトは乏しい
・むしろ、打ち手_____の方が、インパクト・実現可能性の両方が大きい
____ばかりでごめんなさい。。。
(何カ月もかけて調べてもらった企業秘密なので、内容を公表できません)
なので、やってもらったことを数字で語ると、
・調査してもらったデータ: 10メガくらい(レッスン評価のデータ)
・インタビューしてもらった相手: 20人 (全て英語)
・やりなおししてもらった回数: 10回 (前回より少ない)
・かかった期間: 3か月
・最終プレゼン時間: 1時間 (英語、スカイプ経由)
・実行されることになった打ち手: 3つ
・打ち手から期待できる効果: 音質の悪いレッスンの50%以上減少
・S君の成長: プライスレス
ここで注意してほしいのは、
やりなおしの回数が10回、かかった期間が3カ月、ということ。
S君が後で「スピードが課題」と反省していた通り、
非常に非常に時間がかかっている。
でも、S君は、やり直し10回やらせる中、決して投げ出さなかった。
で、最終的には僕たちフルタイムスタッフが思ってもいなかった打ち手を提言してくれ、
その中の3つが採用されることに決まった。
スライドとか、書き方改善すべきところ、山ほどあるけれど、
成果が出れば、立派なコンサルタントですよ。
これで思い出したのが、Gritということば。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふつう成功は能力、つまり「知能」や「才能」に依存していると考えられがちですが、知能が高いからといって必ず成功するわけではない
・・・
個人の中に挑戦的な課題を「やり抜く力」があるというのが Grit の考え方です。
・・・
これは長期的なゴールを決めて、どんな手を使っても、どんなに努力してもそれが実現するまではあきらめないということができる人のこと。諦めるのが楽なときに、Grit を持っている人はやりぬくことができるのです。
・・・
能力を長期的に一カ所に投入する力
http://lifehacking.jp/2009/08/what-is-grit-and-why-you-need-it/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本当に、その通りだと思う。
S君には、このGritがある。
時間がかかっても、あきらめずに、目標を達成しようと努力する姿。
それさえあれば、いつか、どこかの分野で、
規模が大きいか小さいかはわからないけれど、
なにか、人がなかなか成し得ないことを将来成し遂げることができる。
これから就職活動のようだが、ぜひ頑張ってほしい。
PS 今日彼がくれた反省点
①仮説思考がとても重要だということ。
情報を集めることにさく時間が大きいことが実感としてわかりました。
そうなると、今回よりもずっと大きなケースの時や、定量的なインタビューもやらなければいけない時は、ずっと時間がかかるので、必要な情報だけを集めるようにしないとなと感じました。
②コミュニケーションをとって進めることが大事ということ
十分にコミュニケーションをとって進まないと、
今日みたく、情報が入らず、数字が大きく違ってきてしまうことがあって、
結論自体が代わって来てしまうという事態があることがわかりました。
今後はもっとコミュニケーションを積極的にとりたいと思いました。
③おわってみたら、全体的な流れ(やり方)がわかりました。
今思えば、必要のない作業をずいぶんとしてしまったとおもいました。
PS2 インターン募集中 です。
うちに1年前に入ってきてくれたインターン生。
「んじゃぁ、まずロジカル能力を鍛えますか」 と言って、
スカイプ音声不良時の原因判明サイト (恐らく世界初!)を開発してもらった。
で、それもひと段落し、今度は別のイシューをお願いした。
「レアジョブのレッスンの音質をどうやったらよくできるか?」
正直、フィリピンのインフラは日本よりも不安定。
通信会社などの問題で、音質が悪化することがたまにある。
ちょっと難しいかもだけれど、この問題を解決してくれ、
ただしもちろんフィリピンの通信会社のサービス品質を上げるなんて無理だよ、
というのが今回のイシュー。
当初の仮説は、
・地理的要因×通信回線的要因のマトリックスをつくれば、
・音質が悪くなるポイントを特定できるので、
・それに該当する部分だけ排除できる
というもの。
で、いろいろ調べてもらった結果、色々面白い示唆を出してきてくれた。
・音質が悪いレッスンのうち、__%に共通する要因は____である
・____にあてはまる講師60%に共通しているのは、_____である。
・したがって、当初に想定していた打ち手_____のインパクトは乏しい
・むしろ、打ち手_____の方が、インパクト・実現可能性の両方が大きい
____ばかりでごめんなさい。。。
(何カ月もかけて調べてもらった企業秘密なので、内容を公表できません)
なので、やってもらったことを数字で語ると、
・調査してもらったデータ: 10メガくらい(レッスン評価のデータ)
・インタビューしてもらった相手: 20人 (全て英語)
・やりなおししてもらった回数: 10回 (前回より少ない)
・かかった期間: 3か月
・最終プレゼン時間: 1時間 (英語、スカイプ経由)
・実行されることになった打ち手: 3つ
・打ち手から期待できる効果: 音質の悪いレッスンの50%以上減少
・S君の成長: プライスレス
ここで注意してほしいのは、
やりなおしの回数が10回、かかった期間が3カ月、ということ。
S君が後で「スピードが課題」と反省していた通り、
非常に非常に時間がかかっている。
でも、S君は、やり直し10回やらせる中、決して投げ出さなかった。
で、最終的には僕たちフルタイムスタッフが思ってもいなかった打ち手を提言してくれ、
その中の3つが採用されることに決まった。
スライドとか、書き方改善すべきところ、山ほどあるけれど、
成果が出れば、立派なコンサルタントですよ。
これで思い出したのが、Gritということば。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ふつう成功は能力、つまり「知能」や「才能」に依存していると考えられがちですが、知能が高いからといって必ず成功するわけではない
・・・
個人の中に挑戦的な課題を「やり抜く力」があるというのが Grit の考え方です。
・・・
これは長期的なゴールを決めて、どんな手を使っても、どんなに努力してもそれが実現するまではあきらめないということができる人のこと。諦めるのが楽なときに、Grit を持っている人はやりぬくことができるのです。
・・・
能力を長期的に一カ所に投入する力
http://lifehacking.jp/2009/08/what-is-grit-and-why-you-need-it/
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本当に、その通りだと思う。
S君には、このGritがある。
時間がかかっても、あきらめずに、目標を達成しようと努力する姿。
それさえあれば、いつか、どこかの分野で、
規模が大きいか小さいかはわからないけれど、
なにか、人がなかなか成し得ないことを将来成し遂げることができる。
これから就職活動のようだが、ぜひ頑張ってほしい。
PS 今日彼がくれた反省点
①仮説思考がとても重要だということ。
情報を集めることにさく時間が大きいことが実感としてわかりました。
そうなると、今回よりもずっと大きなケースの時や、定量的なインタビューもやらなければいけない時は、ずっと時間がかかるので、必要な情報だけを集めるようにしないとなと感じました。
②コミュニケーションをとって進めることが大事ということ
十分にコミュニケーションをとって進まないと、
今日みたく、情報が入らず、数字が大きく違ってきてしまうことがあって、
結論自体が代わって来てしまうという事態があることがわかりました。
今後はもっとコミュニケーションを積極的にとりたいと思いました。
③おわってみたら、全体的な流れ(やり方)がわかりました。
今思えば、必要のない作業をずいぶんとしてしまったとおもいました。
PS2 インターン募集中 です。