【最期の日】親の看取りとハンドメイド② | ツキのカケラ 〜Harvest Moon〜 明日はきっと

ツキのカケラ 〜Harvest Moon〜 明日はきっと

コンセプトは
【リアル×カワイイ×元気カラー】

心が元気になるようなビタミンカラーで
あなたが元気になるお手伝いを。。。

笑顔は伝染するよね(#^.^#)
明日はきっと。。。
Harvest Moon

こんばんはニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツキのカケラ、森藤ですお月様

 

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『リアル』『カワイイ』『元気カラー』をコンセプトに色々作ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親の看取り①はこちら⬇︎

人が亡くなる様子の表現が含まれます。

苦手な方はお引取りをお願いします。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父は、生前「エンディングノート」を書いていた。

何年も前から書いてあったので、私もこっそりと目を通していた。

 

 

 

 

その中で「どんな最期を迎えたいか」という設問に父は・・・

 

「濃厚な延命措置などはいらないことと思う。

最後に子ども達に会えれば最高だが、それはかなうまい」

 

と書いてあった。

 

 

 

 

 

そうか。。。

じゃぁ、なんとしてでも、これは叶えてあげないと。

私の一つの目標みたいなものとなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父との最期の日。

 

酸素マスクをつけて苦しそうに息をしている父の手を、私は朝からずっと握っていた。

 

 

可愛がっていた孫(私の息子)も、PCR検査の陰性がわかり、駆けつけた。

父も認識できた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうすでに話をすることも無理な状態だったけど、きっと耳は聞こえているはず。

「亡くなってもしばらくの間は、耳は聞こえている」

そう、何かで読んだ覚えがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウィルスの影響で、アメリカから戻ってこれない弟に、ラインでビデオ通話を繋げた。

 

 

 

「お父さん頑張っているから。

まだ聞こえてると思うから、とにかく話しかけてあげて。

最期の姿だと思うから、辛いだろうけどしっかりと見て目に焼き付けておいて。」

 

 

 

弟も号泣してた。

 

 

 

 

 

 

 

本来なら会って別れを告げられるはずなのに。

私にできるのは、これくらいだった。

 

 

コロナさえなければ。

時間はあったのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父が最期に過ごした部屋の窓から。

 

 

鮮やかな夕焼けも、この日はただただ悲しい風景にしか見えなかった。

こんなに悲しい夕暮れは初めて見た。

 

 

 

 

 

この日以来、夕暮れは苦手だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

付き添いで、施設に寝泊まりできるのは1名だけだというので、息子は一旦家に帰すことになった。

 

 

 

 

 

父と二人きりになった。

もう、遠慮する人もいなくなったので(笑)

私は、とにかく泣いた。

 

泣いて。

鼻が詰まって息ができなくなるくらい泣いて。

話しかけて。

また泣いて。

 

「私を一人にしないでくれ」と泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしている内に、父の呼吸の仕方が変わってきたのがわかった。

いわゆる下顎呼吸。

 

 

ネットで色々と調べていた私は「あぁ。間もなくなんだ」とわかった。

 

 

酸素濃度も血圧も、すでに朝から計測できないくらいに下がっていた。

チアノーゼも夕方頃から現れていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中での唯一の慰めは、ほとんど苦しまなかったこと。

 

 

癌の終末期というと、

 

むくんで、腹水や胸水が溜まったり・・・

(それも抜くのもまた大変)

 

せん妄が出て暴れたりわけがわからなくなったり・・・

 

とにかく、どの闘病ブログを見ても痛みは酷かった。

よって、鎮静をかけて眠るように・・・

 

 

 

 

父は、そういうことが一切なく。

自然に、本当に自然に枯れるように亡くなった。

 

鎮静をかけることもなく、私に手を握られながら本当に穏やかな最期だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

呼吸が、だんだんと浅くゆっくりとなっていって。

一回ごとに浅くなっていって。

(もう一回)吸った

(あと一回)吐いた・・・

 

 

 

 

 

 

 

最期に、赤茶色の塊を口からコポッと吐き出して。

それっきり、息を吐くことも吸うこともしなくなった。

 

 

 

 

 

 

命にはいつかは必ず終わりが来るということ。

必ず終わる。

 

介護も看病も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やりきったと思っていた。

まだこの時は。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

続きます。

 

 

 

 

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