前回書いてからだいぶ空いてしまいました…。
10月から大学院に復学したのですが、新生活のペースにまだまだ振り回され中です。
その辺りの話は追い追い書くつもりにしておいて(笑)、今日は14日に行われた渋井真帆さんの「日経・女性のためのキャリアアップ講座in仙台」のお話を。
夫の家業である新聞店では河北新報の他に日経新聞も取り扱っており、私も今回この講座を興味のありそうな方におススメしたりしていたのですが、行けなかった方から「ぜひ内容を知りたい!」というお声が複数あったので、簡単にご報告しておきます。
さすが、申込が定員をオーバーになって抽選になっただけのことはありますね。
「難しいことをわかりやすく」説明するのが十八番の渋井さん、
今回のお話で、聴く側にとってまあ一番イタかった(笑)のは、
「女性がビジネス社会で成功できない1番の理由はビジネス社会の仕組み・構造に興味が無いから」というところでしょうか。
一方、女性は自分自身のことには興味津々。
だから女性誌に載っているのはファッション、恋愛、占いなのだとズバッと切ってらっしゃいました。
と、そんな厳しいお話もきちんとしつつ、「稼ぎ力の種」は誰でも持っている、と勇気づけられるお話も。
経験したこと、悩んだこと、葛藤したことは全て“種”。
専業主婦の家事や料理の経験だって“種”。いつだって最強の資産は、外にあるものではなく、自分がもうすでに手にしているもの。
まずは自分の中にある“資源”の存在を認めてあげることから始めましょう。
とのお言葉は、真面目でコツコツ努力するタイプが多い女性にとってはウロコの落ちるお話では。
ただ日本人はインプット過多でアウトプットの訓練ができていない。
すでに自分が持っている種をビジネスの場でアウトプットする訓練をすれば、“自分”という会社の収益性を高めることができるのだ、ということでした。
そして私たちが資本主義社会に生きている以上、経済の仕組み、構造、環境を知らずして努力するのは目隠しをしてK1リングに上がるようなもの、と。
で、ここから、当初渋井さんが独自に作り上げ、日経新聞社公認にさせてしまった「日経新聞の読み方講座」に。
日経新聞は「世界経済欲望ドラマ新聞」であるという衝撃的な命名は著書「日経新聞読みこなし隊」で知っていましたが、
「渡鬼」フリークで先々の展開を得意げに予想していた渋井さんのお母様にこの読み方をレクチャーしたところ、「渡鬼」と同じノリで管政権の為替介入について予想を述べるようになったというお話には、爆笑しながら瞠目してしまいました。
月9や昼メロと同じノリで読めばいいから、日経新聞は
見出しと太字、図表を
登場人物、欲望、行動、その影響に着目して目を通せばいいという、ある意味身も蓋もない、でも超~~~わかりやすいレクチャー。
確かに、日経をこんな風に解説するのは、男性ではできないよなあ…。
噂話やドラマが大好きな女性には、経済を理解するセンスがある。
そして、女性の感性に基づく意見を「女性のおしゃべり用語」で話すのではなく「日経語」に翻訳して話せば、ビジネス社会で受け容れられることができる。
もちろん、そのための訓練は必要なのですが、ものすごく複雑で難しそうなビジネス・経済を、バサッとスキッと視界が晴れるような解説をされ、
「なるほど、そうやればいいのか!」
と希望に胸躍らせて帰られた方、多かったんじゃないかな。
私も新聞を読み始めると、ついつい細かいことが気になってしまって、読み込みすぎて時間がなくなって、それで挫折…するんですよねえ。
これは昼メロだ!
と思って短時間で楽しくパッパッパッ!とめくっていく習慣がつけば、きっといつの間にか「経済通」になることができるんでしょう。
最近ドラマってぜんぜん見ないから、「この連続ドラマだけ見ようっと~♪」というノリでやれたらいいんだな。
ついでですが、メディアについてははネットがどう、テレビがどう、新聞がどう、ではなく、
全部いいとこ取りせよとのお話でした。
どれも一長一短あるのだから「ハイブリッド情報収集」で。
そうだ、そういう柔軟性、物事をフラットに見る姿勢が、何事においても必要なんだろうな。
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