昨日(3日)、白石の自宅へ戻ってきました。
3週間ぶりの我が家。
電気がついた。
ストーブをつけられた。
お湯が沸かせた。
感動。
地震の後、
寒くて、
日が沈む前にしなくてはならないことを必死で考えて、
ろうそくの明かりで家に残っていたメロンパンを食べて、
身体が冷えないようにとにかく着込んで、
体力と体温維持のために暗い時間はベッドに入って、
石油スト―プでなんとか沸かしてもらったお湯で娘にミルクを飲ませ、
息子に優先的に食事させ、
ペットボトルの飲み物をちょびちょび飲み、
事務所に向かった夫と連絡をとる手段が無いのが不安で、
メモ書きを残して家を出るという昔懐かしい行動をしたりした。
今日は、
家族4人で朝ごはんを食べて、
娘の保育園の入園式に行って、
事前にまるで準備できなかった保育園で使うものなどを買い物して揃え、
義母と子どもたちとで食卓を囲んだ。
日常が戻ってくる。
それでもまだ、片付けなくてはならないことがたくさんあって、
すっかり落ち着くには当分かかるだろうけれど、
帰る家があって、
普通に買い物ができて、
夫や子供たちに通う場所がある。
そういう私たちは、どれほど幸せか。
日常を取り戻そう。
まずは、日常を。
取り戻せる人から、取り戻せるものから、順々に。
それからもう一度、東北をつくろう。