勢いで続いちゃってる「話」シリーズ
いきなり脅迫型プロポーズな
からの
リンクだらけだね。(´Д` )


✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄




「っ……いや、あの時は…」



私の腰を抱えていた腕がわたわたと離れて行って、低い声が慌てている。
その続きの話など聞きたくなくって、ひどい涙声で遮って話す。



「わかってます!!不慣れで不注意で不出来な後輩に…注意を促してくれただけだってっ!」
「ちがっ!」
「違ったらなんです!?お説教ついでにからかっただけですか?それとも、お仕置きでした?」
泣きながら身勝手な事で責め立てるなんて、本当にまるで聞き分けのない子どもみたい。
呆れた顔が見たくなくって逸らしたぼやけた視界に、ぎゅうぎゅうに握りしめちゃってるシャツに皺が出来てしまっているのが映る。
止まらない涙もぐじゅぐじゅと鳴る鼻も忌々しい。
だけど、私の口からこぼれる言葉を止めることが出来ない。
「わかってるもん!!どーせ……敦賀さんみたいな天然タラしでコマしな入れ食いの百戦錬磨な隠れ遊び人から見たら、私みたいな胸も色気もないお子ちゃまなんて……鼻で笑っちゃうくらい範囲外だって!」
「そうじゃないっ!!だって、あの時の最上さんは恋愛を拒絶してて…」
「してましたよっ!!もう二度とあんな傷付くこと嫌だったからっ!!だけど!敦賀さんが勝手にどんどん私のなかに入って来ちゃって!!ひとが必死で鍵を掛けてるのに、簡単にがしゃがしゃ外しちゃって……鍵も掛けれなくなって。だから……地獄まで連れてくから、絶対に見せないからって決めてたのにっ!!敦賀さんの…敦賀さんのせいだもんっ!!」
もうぐしゃぐしゃでなにを言っているのか自分でもよくわからない。
気が付いたらでしでしと目の前の堅い胸を叩いていた私の手。ヒステリックに駄々をこねる子どもみたい。
「もがみさ……」
宥めるみたいな耳に柔らか響く声をますます苛立った詰るような声で遮る。
「嘘吐きっ!!キョーコって呼ぶって……言った!!」
ぶんぶんと勢いよく頭を左右に振って涙を振り飛ばして、きっと綺麗な翠の瞳を睨み付ける。



ぴしっとまかたまるみたいに無表情になった敦賀さんは、やがてグラッ傾くみたいに私の肩に頭を倒れ込ませて来た。
ずしりと覆い被さってくる大きな身体に身動きも出来なくなる。



「………はぁぁぁぁ」



肩に乗った頭から大きな大きな……ため息。
やっぱり、呆れられちゃった?
もう………嫌になった?
そんなの………



「もっ……もう、遅いのっ!!……何度も……何度も言った!もう遅いって!サインしたって!取り返しがつかないって!敦賀さんが言ったのっ!!」



大きな身体の下から抜け出そうとじたじたと無駄にもがく。
かろうじて動く手がしがみつくみたいに敦賀さんのわき腹あたりのシャツを掴んでひっぱってしまう。






「あぁ、もう、本当に……なんて……酷い。」




低い声が絞り出すみたいにそう小さくつぶやいてた。





✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄ฺ----✄



だだっ子キョコさんの逆襲。笑
ほんとなんだ、この話?(´Д` )?
そんで、蓮さん……そろそろこの話も終わりたいからなんとかしちゃってくれないっすかね?
がんばれ!!←ひとごと。


飛行機の中ってぽちぽちが進むね。
帰りの便でもなんか書けたらいーな。
( ´ ▽ ` )ノ



↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


web拍手 by FC2