勢いで続いちゃってる「話」シリーズ
いきなり脅迫型プロポーズな
からの
そろそろリンク貼るのも面倒くさくなってきたよ。(´Д` )



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「んーー?どおいう意味なのかな?その反応は……酷くないかな……ん?」




にっこりと笑う形の良い唇と脅すような低い声。
さらさらの癖になりそうな黒髪。
懐かしい翠の瞳………よく知っている筈の麗しいかんばせ。
だけど、見たこともないようなその表情。




「なにが、あり得ないの?俺と夫婦になる事?もう遅いよ?やっと捕まえたのに手離す気なんてこれっぽっちもないんだ。俺との婚姻を否定したいなら法廷の場で争うことになるよ?糸目も付けずに弁護団だって結成してやるし、一世一代の一途で健気で哀れな夫の役を演じて調停員をたらし込んでみせるよ?」
「やっ…ちがっ…」
胸に手をついて柔らかなソファーに背中を押し付けるみたいにして距離を取ろうとするけれど、私の腰をその大きな手でしっかりがっちり捕まえたひとが私の言葉を遮って、そのどこまでも綺麗な顔をずいっと近付けながら流暢に朗々と語る。
「違うってなにが?サインはしたよね?俺と結婚はするけど、肉体的にはレスでいたいってこと?生涯の純潔を誓ったから?俺に誓ってくれたのなら、俺が奪ってもいいじゃないか。」
「なっ!?…な…はっ、は」
目の前のひとの口から畳み掛けるように溢れるストレートな言葉に、はくはくと開閉するのがやっとな私の唇。
かぁっと頬が熱い。
だけど、唐突にノンストップになってしまったひとはその低い声を止める気はさらさらにないみたいで。
「俺に抱かれるのは、そんなに嫌?」
真っ赤な顔で狼狽える私を映す綺麗な翠の瞳。
「………だって」
小さく微かに私の口からこぼれた言葉。
小さくこてんと首を傾けて、でもその翠の目はどこまでもまっすぐに私を見てた。
硬い胸を押していた手に力が入って、上質な手触りのシャツをくしゃっと握り締めてしまう。




「だって……言ったもん。……泣かれると困るから……きみには…なにもしない……って」



びっくりしたみたいな表情をして、ギシッと身を硬くする敦賀さん。
ぼろりと知らず知らずにあふれた涙が頬を濡らして伝い落ちる。





あぁ、私……敦賀さんに女性として見てもらえないこと、私が子どもだから当たり前だなんて誤魔化してたけど、こんなにも………




痛くて……悲しかったんだわ。





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さて、これからこのふたりどうしましょうかしらね?←
もっとさらっと短く終わる予定だったはずなのになぁ………何故ゆえか、終わらぬのですよ。
まだうだうだ、続けちゃってていいのかな?これ。


んで、あの台詞。
いくら自己評価が低かろうと女の子ですもん。意識してるひとに「君にはなにもしない」なんて言われたら傷付くと思うのよね、なにかしてほしい訳でなくても………誤魔化すのと逃げられないのに必死だったとはいえ蓮さんったら。
ただでさえ曲解思考回路なキョーコちゃんなのにね。
(´Д` )



↓拍手のキリ番っぽいのを叩いちゃった方は、なにやらリクエストしていただくと猫木が大喜利的にぽちぽちと何か書くやもしれませぬ。


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