なかなかアップ出来ないでいた春高バレーの話題。
4日に開幕して、早くも明日の決勝戦を残すのみとなった。
岡山県代表は金光学園(男子)と就実高校(女子)。
16年前に千々木駿介君(後にVリーガー)を擁して全国1勝を挙げた金光学園は、昇陽高校(大阪)に初戦で敗れてしまった。
県西部の浅口市にある金光学園は何かと馴染みがあって、16年前を超える活躍を期待していたけど、東京体育館の雰囲気や大応援に気圧されて力が出せなかったそうだ。それでも2セット目は、強豪校相手に食い下がって接戦を演じた。
シード枠に入って2回戦から登場になったのは、不利だったかもしれない
女子の就実は優勝を狙える実力校だ。
深澤ツインズを擁して2021年-22年と春高2連覇の後、昨年はコロナ騒動で戦わずして3連覇の夢を絶たれてしまった
メディアが「前回欠場」「大会途中で棄権した」と就実を紹介しているが、あれは大会本部が一方的に「大会から排除」を宣告した暴挙だったと認識している。
当時の3年生の無念を知る現3年生、2年生の今大会に懸ける想いは半端ない。
もとよりレベルの高いチームに、これ以上無いほどのモチベーションが加わって “鬼に金棒” 状態だ。実況のアナウンサーが 「何処よりも強い思いがある」 と言っちゃってるからね。
その気持ちが空回りしないかだけが唯一の不安材料だ。
4日の初戦は、「一回戦屈指の好カード」 と言われた東九州龍谷との名門対決。
あの時の誇りを取り返す旅が始まった
難しい初戦での強豪校対決を危なげなくストレートで下すと、二回戦(5日)の高知中央高にもストレートで快勝した。
三回戦(6日)は、あの八王子実践を下して波に乗る札幌山の手高戦だったが、これも快調にストレートで勝ち上がった。
同日2試合目となる準々決勝の相手は、優勝候補の一角の金蘭会。
V1の公式戦の会場で行われたエキシビションマッチの相手をしてくれたのが金蘭会だった。
これまでも数々の激闘を演じてきたライバル校は、心が通い合う仲間でもある。
観てる側にいろんな想いが交錯した胸熱の対決は、やはり就実がストレート勝ちした。
“絶対的エース” 福村心優美選手(4)
”NEXT石川真佑“ と称される高橋凪選手(3)
準々決勝までのトーナメント表
前回優勝の古川学園、金蘭会、東龍、八王子実践.......
なかなかの激戦ゾーンを勝ち抜けた
今日の準決勝は、前回準優勝の誠英高校(山口)。中国地区の学校がベスト4で当たるのはなんだか嬉しい。まぁ、決勝で対戦できれば良いんだけどね。
3番4番5番のアタッカー陣が2年生の若いチーム
準決勝は “もう一人のエース” 押川優衣選手(5)が20得点の大暴れ
この山陽ダービーも就実に軍配が上がった。ここまでの5試合でまだ1セットも失っていない。全11セットで20点取られたのが2セットだけという圧巻の強さを見せている。
伝統の「基本に忠実」「粘り強さ」に加えて、近年は「強いスパイカー」の系譜が新たな伝統になってきた感じがする。※あくまで素人の見解......。
明日の決勝は、大本命の下北沢成徳との頂上決戦。
先輩達の想いを背負って戦ってきたけど、ここまで来たら自分たちの為に楽しんで、結果を気にせず思いっきり暴れまくって欲しい。きっと先輩達も満足しているに違い無い。
がんばれぇ~! 就実ぅ~!!
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