春高バレー2024 女子
就実高校2年ぶり5度目の優勝
おめでとう!!!
テレビ中継で映し出された応援席で涙を流す前主将の姿に、涙を堪えられなかった
科学的なトレーニングや戦略が重要な時代になっても、いかに気持ち(執念?)が大切かを思い知らされる快進撃だった。
今季2冠の下北沢成徳に対しても、“ラスボスをなぎ倒す” 感満載のストレート勝ちだった。高さとパワーの成徳の攻撃に対して、ブロックもレシーブも素晴らしく、全員の守備意識と技術の高さが際立っていた。安定したレシーブからのセッター河本選手の巧みなトスワークで、多彩な攻撃を繰り広げた。
ともに177cmの福村選手と押川選手、小柄な高橋選手の2年生アタッカートリオは、2連覇した時の “Wエース” 深澤ツインズと “小さな巨人” 曽我選手を彷彿とさせた。
最優秀選手に選ばれた福村選手は、大会前に語った 「強い就実を証明したい」 の想いを見事に体現してくれた。
ベストリベロに選ばれた井上選手は、粘り強いレシーブと時折見せるアンダートスの正確さで勝利に大きく貢献したが、なにより主将としてのキャプテンシーが素晴らしい。先輩の思いを背負った辛く苦しかった1年間、「嫌われてもいい」とチームを牽引してきた。
優勝のインタビューで、先輩に向けて
「去年の分まで頑張って日本一になったよ」 って....また泣けた
得点で大喜びの井上主将(1)
結局、全6試合で失セット無しの完全優勝。1セット当たりの平均失点が17点弱、最大失点は決勝戦第3セットの21点と、圧倒的な強さだった。
インターハイで完敗した成徳との決勝について西畑監督は 「準備はしてきた。決勝が楽しみ。」 と、勝算有りを匂わせていた。試合後には 「去年の分も2倍強いと証明できた」 と喜びを隠さなかった。
「支えられ、助けられてここまで来た。感謝しか無い。」 とも語った。昨年のコロナ騒動の後、責任を感じて誰よりも辛い思いをしてきた西畑監督の言葉には重みがある。
名将の華麗なる復活劇に拍手! 勇気と感動をありがとう!!
昨日のネギブロ