『おさんぽぽいぽい』―つい口ずさみたくなる小学生にぴったりの課題曲
平成14年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲
おさんぽぽいぽい
作詞:角野栄子、作曲:新実徳英
おさんぽぽいぽい おまじない
あおいクレヨンで ぬりつぶす
スケッチブックの 一ページ
これは ぼくのそら
作曲は『聞こえる』、『虹のうた』、
『手をのばす』、『生きる』など
Nコンお馴染みの新実徳英さん
課題曲Juke Boxで金賞校の演奏が聴けるのですが、
私はこの福木小学校の演奏が好きです
発声といい、表現といい、
小学生の合唱の理想で、
名演だと思います
言うなれば、NHK東京放送児童合唱団が
洗練された感じかな
といっても、この演奏以外を知らないんですが、
課題曲だけを聴いても、金賞は納得です
そらが ぐんとちかづいて
ちいさな くもが おりてきた
「お~い のせて」とさけんだら
「はね もってる?」って こえがした
ちなみに、『おさんぽぽいぽい』や
『はね(はだし)もってる?』の掛け声は
無音程部分なので、学校によって表現が変わります![]()
私だったら、出だしの『おさんぽぽいぽい』
はささやき、最後のは元気よく歌うかも。
小学生らしくかわいらしい課題曲ですね![]()
ぼくは くつをぬいで
りょうてを ひろげて
くるんとまわる いいてんき
おさんぽぽいぽい おまじない ぽい
『おさんぽぽいぽい』というおまじないの響きも、
つい口ずさみたくなりそうなフレーズです
【Nコン2009】NHK全国学校音楽コンクール参加規程って知ってますか?その3
審査
(1)審査基準
・歌詞の内容をどのように伝えているか、感動をよびおこす演奏であるかを評価します。
・演奏技術については、発声、音程、アンサンブルなど、様々な演奏技術の特定要素だけを取り上げることなく、総合的に評価します。
・演奏態度や表現意欲、協調性はもちろん、工夫や意欲的な試み、独創性や創造性も積極的に評価します。
・課題曲と自由曲の評価の比率は1:1です。
・自由曲については選曲面も考慮して評価します。
※選曲の評価とは、「その曲を歌う児童・生徒の歌唱能力に見合った曲であったか」「歌詞の表現内容を、児童・生徒が十分に理解し表現できているか」ということなども含め、審査員が判断します。つまり、はじめから好ましくない曲があるのではなく、あくまで実際の演奏を踏まえ、審査員が評価をする際の指針としてこの規定を設けています。
・伴奏は審査の対象外とします。
技術だけではダメっていうのが示されていますね。
昨年の高等学校の部では「技巧にとらわれすぎている」と評した審査員もいるようです。
私も「歌詞の内容をどのように伝えているか、感動をよびおこす演奏であるかを評価します」というのを一番注目しています。
あと、発声も気になりますね。
感情を込めすぎて歌詞が聴き取りにくくなっている学校もあったので、残念に思ったことがありました。
あと、伴奏は審査の対象外というのはよくご存知だと思います。
(2)審査方式
各審査員が全出場校の順位をつけ、その結果をもとに、原則として過半数方式で最終的な順位を決定します。(都府県地区コンクールにおいては、参加校数などによって違う方式を採用する場合があります。)
※歌唱人数・自由曲演奏時間・ステージ配置など、参加規定から外れた場合は、審査の対象外となりますのでご注意下さい。
過半数方式というのは「新増沢方式」という方法がとられているようです。
・各審査員は、参加団体に対して「点数」ではなく「順位付け」のみを行う。
・順位付けは、特定の要素に着目するのではなく、参加団体の演奏全体を総体的に判断して行う。
・総合順位は、各審査員の順位の上下関係に基づく多数決を(擬似的に)繰り返し、各位ごとに順に決定していく。その際、順位差の開きは重要視されない。
(Wikipediaより抜粋)
ということで、11校参加、7人の審査員で、ある学校が1位 1位 1位 1位 11位 11位 11位でも1位です。
あるいは、1位 1位 1位 2位 2位 2位 2位であれば、2位というような方式です。
間違ってたらすみません。
実はもっと細かな場合分けが必要なのですが、それは「新増沢方式」で検索を。
とあるHPでは実際の合唱コンクールでの審査結果を例に説明されています。
表彰
(1)都府県地区コンクール
金賞、銀賞、銅賞を入賞とし、その他の学校には奨励賞を贈ります。金賞受賞校には、都府県地区コンクール代表としてブロックコンクールに出場していただきます。地域によって異なる場合がありますので、詳しくは各都府県地区コンクールの参加案内などでご確認ください。
(2)ブロックコンクール
金賞、銀賞、銅賞を入賞とし、その他の学校には奨励賞を贈ります。金賞受賞校には、ブロックコンクール代表として全国コンクールに出場していただきます。
(3)全国コンクール
金賞1校、銀賞1校、銅賞2校を入賞とし、その他の学校には優良賞を贈ります。
金賞校には、NHK会長賞、内閣総理大臣賞、文部科学大臣奨励賞を贈ります。
歴史から。
昭和14年
1~3位校の公表
これまで第1位のみを優勝校として表彰してきたが、2~3位までの順位を公表することとなった。
昭和41年
表彰方式の変更
第1位から第3位までの順位を、それぞれ最優秀校、優秀校(2)と呼ぶこととし、これに続くものを優良校(1~2校)として、それぞれ表彰することになった。
昭和43年
表彰方法の変更
優秀校、優良校の複数表彰を改め、第1位~第3位をそれぞれ最優秀校、優秀校、優良校として表彰することとなった。
昭和60年
全国コンクール表彰方式の変更
第1位~第3位をそれぞれ最優秀校、優秀校、優良校として表彰するのを改め、金賞1校、銀賞2校、銅賞6校とし、全国コンクールは全て入賞となる。
平成6年
表彰方式の変更
ブロックコンクール、全国コンクールの入賞校を、金賞1、銀賞1、銅賞2とし、その他の学校には出場記念賞(奨励賞)を贈る。
平成18年
全国コンクールへの出場校数を各部門11校に増加、前年度銀賞校にも出場シード枠を与える。
という歴史があります。
私は複数校の金賞・銀賞がなじみが深かったのですが、現在の方式の方がコンクールとしてはいいと思います。
全国コンクールに出れば銅賞以上は必ずもらえるというのはさすがに違和感がありました。
ちなみにその時代、昭和63年度の高等学校の部や平成元年度の小学校の部では金賞が2校だったり、銀賞が3校選ばれたときもありました。
【Nコン2009】NHK全国学校音楽コンクール参加規程って知ってますか?その2
一番気になる演奏曲目の規定です![]()
演奏曲目
(1)NHKが新たに委嘱して制作した今年度の課題曲と、参加校が自由に選んだ自由曲の2曲を演奏していただきます。演奏順は課題曲、自由曲の順とします。
※平成21年度「小学校の部」では、2曲の課題曲から1曲を選択してください。なお、都府県地区コンクールからブロックコンクール、全国コンクールへと進むにあたって、選んだ課題曲を変更することはできません。
今年はご存知のとおり、小学校の部が選択制になっています。(途中変更不可)
経緯的に、今年だけの特例でしょう。
ちなみに、以前も選択制がありました。
昭和59年~平成元年度の新曲と既存曲の選択制です。
調べてみると、ちょっと面白い事例がありました。
それは、中学校の部の新設時期。
実は、中学校の部の新設が昭和24年だったのですが、この年は同声2部合唱の「希望の歌」1曲のみだったのです。
ですが、昭和25年に混声用と女声用が用意されました。(この年は別個の課題曲)
しかし、ボーイズソプラノの活躍で、昭和26年には全員変声期前の男声の中学校日大二中(東京)が優勝したのだそうです。
今では考えられないですね。
ちなみに、課題曲が新作になったのは昭和23年からです。
(2)自由曲は児童・生徒の合唱活動としてふさわしい曲を選んでください。
なお、自由曲歌詞の一部に放送にふさわしくない語句や差別的表現などが含まれている場合、NHKの判断で放送しないことがあります(※)。
自由曲選択の際には、差別的表現が歌詞に含まれていないかどうか、ご注意ください。
(※) 人種や少数民族の差別的な呼称、身体的なハンディキャップへの差別的表現が歌詞の一部に含まれていたため、過去に放送しないことがありました。
(例) ジプシーやエスキモーなどは、当事者が「他民族が使う差別的な呼び名である」として反発しています。ジプシーはヨーロッパの人々が付けた他称であり、歴史的に蔑視の意味が込められてきたという経緯があります。自身を「ロマ」あるいは自身に関わることを「ロマニー」と言っており、世界的にもこの呼称が優先されています。
「ふさわしい曲」というのは、差別表現などの問題ももちろんですが、その学校にあった曲をぜひとも選択してほしいものです。
無理して難易度の高い曲を選んだりするのはやめてほしいものです。
特に昨年の小学校の部でその傾向が強かったように思います。
ちなみに、「自由曲」と呼ばれていますが、昭和42年までは「随意曲」と呼ばれていました。
昭和34年までは、教科書掲載曲のみが自由曲として認められていたそうです。
(3)自由曲の演奏時間は次の通りです。
小学校の部 / 4分00秒以内
中学校の部 / 4分30秒以内
高等学校の部 / 5分00秒以内
演奏時間は曲の音出から、音終わりまでとします。(音とりや音合わせの音は含みません)この時間内であれば、1曲でなくても構いませんが、曲と曲の間も演奏時間に含まれるものとします。時間をオーバーすると審査の対象外となりますので、ご注意下さい。
都府県地区コンクールからブロックコンクール、全国コンクールへと進むにあたって、自由曲の変更・編曲をすることはできません。
昨年問題になった、この自由曲の演奏時間。
2年連続金賞校だった札幌市立真栄中学校がまさかのタイムオーバー。しかも全国コンクールの場で。
3秒のオーバーだったようなのですが、失格なので審査対象外に。
録画審査コンクールのころは考えられなかったことです。
音出から音終わりが計測対象ですが、音とりや音合わせは含みません。
ちなみに、自由曲の演奏時間制限の変遷は、
昭和41年に高等学校の部の制限が3分→4分に。
昭和42年に中学校の部の制限が3分→3分30秒に。
昭和44年に、
小学校 3分 → 3分30秒
中学校 3分30秒 → 4分
高等学校 4分 → 4分30秒
で、現在の制限時間になったのは不明なのですが、そんなに前ではありません。
伴奏楽器
ピアノ
主催者で用意します。ピアノはステージ下手に固定します。(ピッチ:A442)
ピアノ以外の楽器
セッティングに時間がかからないものであれば、ピアノ以外の楽器を使用しても構いませんが、その場合は各学校の責任で用意してください。なお電源を用いた楽器、マイク等は使用できません。
ピアノ以外を使用してもOKですが、電源を用いたりマイク等を用いるのはダメです。
昨年、熊本大学教育学部附属中学校が浦上天主堂のベルを使用したのが印象的でしたね。