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【TBS安住アナも感動】アンジェラ・アキと中学生の交流を描いた「続・拝啓十五の君へ」【2】

Nコン2008特番「続・拝啓十五の君へ」【2】

 

その1からの続きです。

 

 

 

 たった2人でのコンクール挑戦~仙台市立八木山中学校~(後編)

コンクールを翌日に控えた八木山中学校。
2人に応援が来ていました。

部の先輩でピアニストの田村さんが指導をかってでてくれて、伴奏の生徒も帰ってきました。
田村さんは、2人でコンクールに挑戦する話を聞き驚き、少しでも力になりたいと応援にかけつけたのです。

 

コンクール当日。
20人、30人の大合唱団の中で、たった2人での参加は異例です。

 

 

 

 

2人で歌う「手紙」。
手拍子の部分では、会場からも自然と手拍子が送られました。

 

最後まで緊張していたけど、一緒に手拍子をしてもらえたことが嬉しかったです。

 

と半澤さん。

 

最後の方は少し足ががくがくしていたけど、緊張せずはしていなかったと思います。

 

と佐藤さん。

2人とも満足の演奏だったようです。

 

 

 西宮市立甲陵中学校とアンジェラ・アキ(後編)

兵庫県予選、会場には操作室からステージを見守るアンジェラさんの姿が。

「手紙」を歌う中学生の姿を一目見てみたいという希望からでした。

 

4月に訪れた甲陵中学校もステージに上がっています。

 

甲陵中学校の結果は、見事に地区予選金賞。
アンジェラさんも喜びます。

 

「ひと言、中学生たちにメッセージを伝えたい」とアンジェラさんがステージに現れます。
会場は喜びで泣き出す中学生が続出。

 

 

 

 

アンジェラさんが中学生たちに語りかけます。

 

さっき結果発表があって、決勝に進んで行けるっていう風に結果を知って喜んでいる人もいると思うし、県大会に出場できないことを知って、涙してる人もいると思う。

 

でも、今みんなが感じてるこの気持ちを、すごい大事にして欲しいなって思うんです。

 

いっしょに練習してきて、

この舞台に立って、

いっしょに歌を歌って、

そしていっしょに喜んだり、

いっしょに泣いたりしている

っていう今のこの感情こそが、

一番貴重なものやと私は思います。

 

みんな素晴らしい歌声、ありがとう❗❗

 

 

コンクール後、甲陵中学校の楽屋にアンジェラさんが訪ねました。

4ヶ月ぶりの再会です。アンジェラさんを囲む中学生たち。

 

自分と向き合えない、素直になれないという悩みを4月に打ち明けていた河野さん(くるみちゃん)の手紙です。

 

 

    

私は「手紙」という曲に出会って、
本当に変わることができました。

 

それまでの私は

自分に負けてしまいそうで、
泣いてばかりで……

 

そんな自分がすごい嫌いで、

自分と向き合うことから

逃げていました。

 

そんなときに

この曲を聞きました。

こんなに共感できる曲は初めてでした。

本当に涙が止まりませんでした。

 

つらいとき、この曲を聞き、

本当に励まされました。

 

「手紙」という曲に出会って、

悩みが消えたわけではありません。

むしろ、前よりも

深く物事を見るようになり、

悩みは増えてしまったのかもしれません。

 

でも「人生の全てに意味がある」

ということを知ることができたからこそ、

悩みに出会えてよかった

と思うことができました。

 

いつか悩みや自分自身について、

つらくて苦しんでいる自分に、

 

「自分の声を信じ歩けばいいの」

 

という言葉を言えるくらい、

強くたくましくなってみせます。

 

 

手紙を読み終えた河野さんを抱きしめるアンジェラさん。
河野さんに語りかけます。

 

私ね、くるみちゃんの手紙をこの間もらったときにすごい胸に響いてて…

すごいいっぱいいっぱいで一生懸命頑張ってるんやなって思ったのね、そのときに。

 

今日読んでくれた手紙って、すごいあのときより前向きになってるっていうか…

 

悩みは増えたかもしれないのけど、増えてるにもかかわらず、こんなにも強く前向きになれるそのパワーがすごいって思うし、もしそれが「手紙」っていう曲を通して、一歩でも前に踏み出せるっていう気持ちになれたんだったら…

 

私はこの曲をつくった意味はそこにある、って本当に思うから、嬉しく思う。

 

― ありがとう❗❗

 

 

微笑みながら、再びアンジェラさんは河野さんを抱きしめました。

 

 

 感想

ということで、いかがでしたでしょうか❓
 

中学生たち、頑張ってますね。

中学生と同じ目線になって、語りかけるアンジェラさんは素敵です。

 

島の中学生とその先生。

先生の生徒たちに語りかける言葉も、ひとつひとつが温かくて印象的でした。

 

たった2人でコンクールに挑戦する中学生も、大人から見ても強さと情熱は顔負けです。

 

アンジェラさんの兵庫県予選会場でのメッセージも素敵ですね。

コンクールに挑んだ小中高校生にぜひ聞いてもらいたメッセージです。

いっしょに練習してきて、いっしょにステージに立ったこの瞬間が一番貴重なのです。

大人になってからの方がその価値に気づくのですが。

 

 

TBSの安住アナは地方のホテルでこの特番を見て号泣し、Nコンにハマるきっかけになったようです。

何度も再放送され、学校教材として視聴している学校もあるそうです。

伝説の特番と言っても過言ではないと思います。

 

 

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【TBS安住アナも感動】アンジェラ・アキと中学生の交流を描いた「続・拝啓十五の君へ」【1】

TBS安住アナがNコンにハマるきっかけとなった感動のNコン特番

 

課題曲「手紙」を通じた中学生とアンジェラさんの交流を描いた番組が2008年に放送されていました。

Nコン特番「続・拝啓 十五の君へ」です。

私が知ってるだけで、4~5回再放送されたと思います。Nコンの特番としては超異例中の異例。
この番組は、先日取り上げたTBS・安住紳一郎アナウンサーがNコンにハマったきっかけの番組でもあります。

その番組を少し振り返ってみたいと思います。

ちなみに、この記事を書きながら見てて、また涙が😢

ちょっと長いので2回に分けています。

 

映画化

この番組の若松島でのドキュメンタリーが原点になった映画「くちびるに歌を」(主演:新垣結衣)が公開されました。

 

Nコン2008特番「続・拝啓十五の君へ」【1】

 

 西宮市立甲陵中学校とアンジェラ・アキ(前編)

甲陵中学校を訪れたアンジェラさんは、合唱部の生徒に「手紙」を披露しました。

手紙の歌詞には、中学時代の苦しさや辛さが描かれていました。

「手紙」の作詞のヒントは、30歳の誕生日を迎えたアンジェラさんに、母親から1通の手紙が届けられたことにはじまります。

その手紙は、15歳のアンジェラさんが30歳の未来の自分へ宛てた手紙でした。

 

 

    

あたしって何なの❓

何で生まれてきたの❓

どの道を進めばいいの❓

 

 

と書き綴られた手紙。

 

30歳になった今の自分がそのときの自分に、返事を出すとしたらどんな返事を書くだろう。

そんな思いを込めた手紙を披露したのです。


 

人生の全てに意味があるから
恐れずに あなたの夢を育てて
Keep on believig

 

 

「人生のすべてに意味がある」というメッセージには、実はこんな背景がありました。

アンジェラさんは父親が日本人、母親がアメリカ人のハーフに育ち、15歳のアンジェラさんは、

 

普通の人と違う。
見た目も違う。

 

と悩み、みんなと同じになりたいと思い悩んでいました。

 

アンジェラさんは、同じように悩みを抱える中学生たちに、1学期の自分から3学期の自分へ、未来の自分へ手紙を書くことを提案しました。

3学期の自分が読んだら「何でこんなことで悩んでいたんだろう」と未来の自分が肩をなでることで、もっと強くなることができるはずだ、と言うのです。

 

 

中学生たちの手紙には、友だちとの関係、自分への不安、生きることへの疑問…

今の中学生が抱えるさまざまな悩みが綴られていました。

 

 

 

 

部長の田邊さんの手紙です。

 

    

3学期になった自分へ

今、すごく思うのは、
自分が部長で良いのか❓
ということです。

自分が引退するとき、
後輩に「やったー」とか
言われたらどうしよう…

もっと優しく接することが
できたらええのに…

クラスでも、クラブでも、
嫌われたらどうしよう…って
たまにすごく怖くなる。

クラスでの居場所が
無い気がする。


 

2年生の河野さん(愛称・くるみちゃん)の手紙です。

 

 

    

自分って何ですか❓

何でここにいて、
ここで歌って、
苦しんで、
悲しんで、
泣いているのか、
わかんない…

「素直」になるには
どうすればいいですか❓

自分と
ちゃんと向き合ってね。
つらいときは
きゅうけいしていいよ。

私はあなたを
信じるからね。

二人で一緒に
頑張っていこうね。

 

 

涙で手紙が読めなくなるくるみちゃん。
アンジェラさんは涙を浮かべ、くるみちゃんに語りかけます。

 

ありがとう。

河野さん…くるみちゃん。

最後「二人で一緒に頑張っていこう」って、すごい素敵な表現だと思うし、「手紙」っていう曲を書いたとき、自分も二人の自分っていうのがいて、励ましあって生きていかんといかん、ていう風に思ったから…

 

そういう意味では「二人で頑張って行こうね」っていうのは、くるみちゃん自身が、すごいいろんな苦しい思いをしているけれど、すごい強い自分がいるんだなってね、感じた、その手紙で。

 

 

 たった2人でのコンクール挑戦~仙台市立八木山中学校~(前編)

宮城県・佐藤さんの手紙です。

 

    

コンクールの日の私へ

コンクールには出れていません。
人数が足りないから。

部員は3人だけど、
1人部活に来なくなってしまい、
2人で活動しています。


それでもくじけす、頑張っています。

誰に何と言われようと、
私は合唱が大好きです。

コンクールに出られないけど、
誰よりも合唱が好きな私でいますか❓


合唱に人数は関係ありません。

歌うのは生き甲斐です。


頑張れ、自分。

 

 

 

 

アンジェラさんの「手紙」が好きで、4月から練習を続けてきたたった2人の合唱部。

かつては20人近くいた合唱部も今は2人。伴奏者もいません。CDを伴奏にしています。

人数のハンディをカバーするために、2人が取り組んでいるのは少しでも大きな声で歌うことです。


 

歌う心がないなら帰れ
「恥」を捨てろ
「自分」をもって生きろ

以上

 

 

佐藤さんが黒板に書いた部の標語です。
しかし、「手紙」は3部合唱。3人いないとできません。

 

ソプラノとアルトしかいないので、メゾを行ったり来たりで各々が1.5人前。

もっと部員がいるといいな、と思うことはあることはあるけど、2人でもできるので…

 

と佐藤さん。

2人だけの部に危機が訪れたこともありました。
もう1人の部員の半澤さんが練習に来なくなったことがあったのです。
「3部合唱の曲を2人だけで歌うのは大変だ」

と半澤さんは思い、部を辞めたいと佐藤さんに申し出たのです。


1人で歌い続ける佐藤さん。

自分がくじければ廃部になると、歌い続ける佐藤さんを支えたのが「手紙」でした。

 

 

自分とは何でどこへ向かうべきか
問い続ければ見えてくる

 


佐藤さんは1週間考えたうえで、半澤さんに素直な気持ちをメールで伝えることにしました。

 

 

    

納得いかないだろうし、
うざいやつだと思うかもしれない


美季が怒るだろうけど
言いたいことがあります。


最後のお願いです。

まだ辞めないで。


返事まってます。

 

 

「自分のせいで廃部になるんだったら、やっぱり辞めないでいっしょに歌っていた方がいいかな」

と半澤さんは思いました。挑戦みたいな感じで…

2人は再び練習をはじめ、Nコンに挑戦することにしました。

 

 

 島の中学校、コンクールへの挑戦~新上五島町立若松中学校~

部長の3年生・増田さんの手紙です。

 

 

    

私は今、
とてつもなくいそがしく、
少しむねが苦しいです。

このごろよく
仲間というものについて考えます。

1年後には「本当の仲間」になれて、
みんなで泣いて卒業できていますか。

 

 

3日後にコンクールを控えた五島列島の若松中学校。

部長の増田さんは、

 

金を取るしかない❗
人に感動を与えられるような合唱をしたい❗

 

と意気込みます。
島には高校がないので、春になると高校進学になるために島を離れなければなりません。

 

顧問の安永先生も島の出身。

一旦、島の外に出てしまったとき、すごくキツくなるときが絶対あります。
 

そういうときに、もう一歩頑張れる強さ、「みんなであのとき頑張ったな」とグッと支えられる気持ちが生徒たちに核のように、芯となって備わってくれるように…

 

 

― コンクール当日。

 

心を届ける❗ Let' enjoy❗

 

円陣を組み、張り切る若松中の生徒。

ホールに響く島の中学生の歌声…

 

 


 

 

しかし、演奏を終えた部長の増田さんは納得のいかない様子。

泣き崩れ、それを優しくなだめる安永先生。

 

 

 

 

― 結果は銀賞。
生徒たちの思いは叶わず…

 

若松中学校の夏の挑戦は終わりました。

安永先生が生徒たちに語りかけます。

 

本当にね、よく頑張りました。

銀賞って悪い結果じゃないって絶対わかってるんだけども…

やっぱり頑張った分、喜びを与えてあげたかったね、私は。
ごめんね、本当に…

でも、みんながこうやって命をかけて、時間をかけてやってきたこの瞬間を忘れないでください。

だってすごいじゃん。

五島で一生懸命頑張って、銀まで行くんだから。

「みんなで一つのことを追っかければ、こんなことができるんだ」っていう気持ちを忘れないでください。

 


その2へつづく…

 

 



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『ロボット』―あいつは人間で僕はロボット!?サンプラザ中野くんが込めた小学生へのメッセージとは?

平成13年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲
ロボット
作詞:サンプラザ中野、作曲:福田和禾子




音譜ある朝起きたら 僕はロボットになっていた
お父さんもお母さんも 気づかない


顔を洗って 家を出た いつもの通学路
コンビニの角を曲がると 猫がひなたぼっこをしていた


教室に着くと 誰もいなかった
しばらく一人っきり ガラスに映る 自分を見ていた


「ロボット」という不思議なタイトルロボット
平成13年度は課題曲にテーマがもうけられた初年度ですひらめき電球

この年のテーマは「個が輝く時代」
ちょっと仰々しい感じもしますがあせる


作詞は、あのサンプラザ中野さん。(現・"サンプラザ中野くん"さん)
爆風スランプの代表曲「Runner」は、高校のときに音楽の教科書に掲載されていたので、授業で歌っていました。
福田和禾子(ふくだわかこ)さんは、残念ながら2008年に亡くなられましたが、おかあさんといっしょやみんなのうたの曲を多数手がけられています。
課題曲では、昭和54年度の小学校の部の課題曲「出発の朝 」があります。

「ロボット」というタイトルにはどういう意味が込められているのでしょうかはてなマーク
"ある朝"からさかのぼった"前日"にヒントがありますひらめき電球



音譜それは昨日の帰り道 いつも意見の違うあいつを
みんなで無視することにした 誰も反対しなかった



"仲間はずれ"ですね。
友だちの気持ちも考えず、無視する姿を"ロボット"のような心を持たないものに喩えたのでしょう。
教室に入ってくるまるで"ロボット"のような友だちと、にっこりあいさつしてくれる"あいつ"
そんな姿を見て、我に返った主人公は、



音譜あいつは人間 僕らはロボット
ロボットはいやだ いやだ いやだ



と、叫び、夢から目が覚めたという話です目

平成10年度の中学校の部の課題曲「タンポポ 」の小学生版といった感じでしょうかはてなマーク

不思議なタイトルですが、実はしっかりとしたメッセージが込められていますニコニコ




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