映像で振り返る平成元年度Nコン~八戸市立根城中学校「海の不思議」「田の草取り唄」
平成元年度NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲A
海の不思議
作詞:川崎洋、作曲:平吉毅州
昨日“嬉しいこと”と報告してたのは
この映像のことです。
かねてから観てみたいと思っていた
平成元年度の根城中学校の演奏。
私がずっと観たがってることを
ブログで知った方からのご好意で
観ることができました。
「海の不思議
」は平成元年度の
中学校の部の課題曲Aで、
一番好きな中学校の部の課題曲、とも
このブログでは言ってましたね。
当時は小学校低学年だったので、
中学校の部を観ることがなく、
(翌年金賞の旭中の演奏から観てました)
この課題曲と演奏は、
ブログを始めてから知りました。
その後については語るまでもないですね(笑)
歌唱スタイルは直立不動に近いのは、
私の好みではないと以前記事を書きましたが、
前年までの顧問・竹内秀男先生
の著書によると、
「歌っているときの動きというのは、
無理なものであってはいけません。
自然に体の腹筋などの関係で
動くのであればいいんですが、
ときどきみなさんの中には、
フレーズのあたまで首を前に
ピョッと出す人がいます。
それはよくないですよ。」
(「合唱指導の実際と運営」より)
とのことです。
なるほどです。
そういう意図があったのですね。
学校紹介では、
「ひとりひとりの声の質を揃え、
透明感のある合唱を目指しています。」
と紹介されています。
見事に声質を揃えていると思います。
自由曲は、前年の「あいや節幻想曲
」
に引き続き、「田の草取り唄
」という
民謡を題材とした楽曲を選曲し、
“民謡王国・青森”の
特色を活かした選曲となっています。
この年の審査員で作曲家の
三枝成彰さんの審査講評も
観ることができます。
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何も文句を言うことが全然なくて、
僕が指導者になったらこういう
ご指導はできないだろうな、という
ひとつ敬服にして値する演奏
だったんじゃないかと思います。
声が大変伸びておりまして、
たぶん、80%ぐらいに
一番高いところを抑えてあるから、
これよりもっと高い声が出るように
訓練してあるせいではないかと思います。
そして、声量ももちろんありますし、
ハーモニーも完ぺきに近い。
自由曲は、こういう民俗的なものを、
ブルガリアン・ボイスといいますか、
地声発声に切り替えていらっしゃる。
つまり、曲によって違う発声の仕方に変えたり、
そういう工夫も見られて、
もう何も文句を言うことが全然なくて、
こういう完ぺきなものも聴けることが
中学生にあるということは驚いております。
そういう意味で、私がもし指導者になったら、
ここまでは絶対にできないだろうという、
大変素晴らしい演奏でございました。
※ブルガリアン・ボイス:
ブルガリア地方に古くからある
女声コーラスのこと。
独特のハーモニーと歌い回しで、
素朴ながら、力強い響きがある。
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普段の訓練の努力をこうして
評価してもらえるのは、
非常に嬉しいことだったでしょうね。
私もこの年の演奏の「伸び」は、
根城中学校の演奏の中でも
一番好みの「伸び」です。
本当に演奏を堪能させてもらいました。
当時の生徒さんたちに感謝したいです。
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合唱コンクールも続々と終了し、そろそろ定期演奏会のシーズン?
今日は合唱に関して
嬉しい出来事がありました。
といっても、関心ない人には
どうでもいいようなことです(笑)
後日それに関しては報告します。
嬉しい出来事といえば、
私の好きな宮崎学園の3月の定演も
日程が決まりつつあるようなので、
きちんとした情報が入ったら
このブログでも紹介します。
宮学に限らず、定演情報があれば、
紹介するつもりなので、
情報ありましたら、教えてください。
特に今はNコン直後の冬の時期で、
更新ネタも尽きるかもしれません(笑)
そういえば、さっき課題曲JukeBoxを
聴いていて思いましたが、
平成19年度以降の音源って
まだ更新されてなかったんですね。
真栄中の「めぐりあい」や
杉並学院高の「言葉にすれば」
などの金賞校の演奏を
実は聴いたことないんです。
そろそろ更新してもらえたらなぁ、
と勝手に希望しておくことにします。
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音楽教師のものまねをする吉本芸人と、やる気が出る合唱指導語録?
合唱がらみということで、
最近気になるのが音楽教師の
モノマネをする吉本芸人の
横澤夏子さんという芸人
合唱の練習を思い出すくらい
的確にモノマネしてるんですよ。
「翼をください」の練習をしながら、
「ちゃんとこぶしが口の中に入る?」
とか、
「あの遠くに見える山を声で押してごらん」
とか、
かなりツボを押さえたフレーズだらけで(笑)
先生が指導する口癖ってありますよね。
先生にも指導語録みたいなものがあって、
避けたほうがいい言葉や
励ましとしてかけたほうがいい言葉
もあるようです。
竹内秀男先生
の指導書から、
一部だけ見てみます。
【励ましの言葉】
・君のいいところは目だ。いい目つきをしている。
・そうです!その通りです。実に正確です!
・そう!その笑った顔が最高だ!
・いい顔で歌っているからきれいにひびくんだ。
【避けたい言葉】
・いいかげんな気持ちだから覚えないんです。
・何?感じていない?感じてください。
・できるまで何回もやります。
・それでは1年生のほうがうまいね。
【イメージを持たせる言葉】
・今日は君たちのいちばんいい声を聞かせてほしい。
・A君の声を真似してみよう。
・pのときこそ、うんとお腹を使ってください。
・ほんとに涙がこぼれ落ちそうなデクレッシェンドがほしいんですよ。
【「天使と羊飼い
」(コダーイ)指導語録】
・合唱には起承転結というものがあるということも、
詞を読んで、そこから感じ取り、
そして楽譜に持ちかえるということです。
・喜びがこの曲の決め手になりそうですね。
そういう表現をしましょう。
合唱というのは、相手がなるほどと
思うように歌わないとだめです。
・みなさんは舞台に立っていると、
客席にいる人をその気にさせる
という力を持っていなければだめなんですよ。
・みなさんは合唱経験が多いですから、
pのときはうれしさを表現する
ということができると思いますよ。
聞いたことがあるような
フレーズも多いですよね。
この区分もなんとなくわかります。
単に生徒のやる気をなくすような
否定的なフレーズで終わらせず、
どうやったら自分たちの力を発揮できるのか、
という方向性を持った指導フレーズである
必要があるようです。
厳しかったり、難しかったりする指導も
ちょっと表現を変えるだけで、
すっと生徒の心にも入りますよね。
※「合唱指導の実際と運営」
(竹内秀男著、1992)より一部引用
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