とうとう本日を持ちまして、私のナイジェリア生活は終了となります ナイジェリア国旗


 思い起こせば元々このブログは、私の生存を確認する為のものでした。

 しかし今では私にとって宝石のような記録となりました。

 筆舌に尽くしがたいほど色々なことがありましたが、今では良い思い出たちです 仲良

 色んな意味でこのナイジェリアでの生活は、私の人生においてなくてはならない日々となりました。

 そしてこれからは、また美しい思ひ出に変わっていくことでしょう。

 でもその時にはこのブログを改めて読み返し、決して美しくはない地獄のような日々だったことを思い出すつもりです(笑)



 しかし結局ナイジェリアを好きになることはありませんでした。

 好きになろうともせんかったけどね。

 良い所なら無理しなくても勝手に好きになるからね。



 それでもなお、この4年の日々に感謝します

 出会った人々に感謝します

 巡り合わせに感謝します

 ありがとう、母なる大地アフリカ
 
 ありがとう、ナイジェリアの人々

 ありがとう、ナイジェリアの激マズ料理達

 ありがとう、ナイジェリアの人懐っこいゴキブリ達

 ありがとう、ナイジェリアのめったに来ない電気

 ありがとう、ラゴスの異様に臭い排ガス臭

 ありがとう、ラゴスの途方に暮れる大渋滞

 ありがとうナイジェリア

 ありがとうナイジェリア








 二度と来ねぇ(爆)








 では宴もたけなわですが、これにてポレポレ見聞録は終了とさせていただきます。

 今までお付き合いいただいた、世界中に散らばる僕ファン約60億人の皆様、誠にありがとうございました♪

 ファンの方々とは別に、ナイジェリアンを家族や恋人に持たれている方々は、さぞかし腹立たしい内容の記事もあったと思います。

 それでも一度も荒れることなく、静かに見守ってくださったことに感謝します🙏

 私個人としては、同胞が海外でのたうち回りながら吐く毒なので、大目に見たり同情してくださっていたのだろうと勝手に思っています。

 でも全部ホントのことですから、エイプリールフール以外は スマイル


 公務という立場もあるので記事にすることはありませんでしたが、日本大使館や日系国際機関の方々には本当にお世話になりました。

 他の日本企業の方々にも、日本人同士の結びつきや、国際社会における日本国を実感させていただきました。

 本当にありがとうございました。


 このブログの読者やアメンバーの皆様、コメントやメッセージをくださった皆様、読むだけだった皆様もありがとうございました。

 またどこかの国で私を見かけたら、気軽に声を掛けてくださいませ。

 あんまし顔出ししてねぇけど(笑) ボウズ逮捕




 では、そろそろおいとまさせていただきます ひこうきぐも

 さらばナイジェリア、また来る日まで。(来ねぇけど)

 皆さんも良い人生を♪

 ほなっ konatu
 














 最終追記:
 幕を引いてくれ 茶番は終わった
              ラブレー


 (爆)



    ---------- 完 ----------













 何度も書いてますけど、ナイジェリアを去る直前になっても何ら感慨が湧きません。


 この国から出て行けることを、心から嬉しく思うのみでする。

 心残りとしては、日本への一時帰国中に、どこかの外国旅行に行けなかったことやね。

 あの旅行に行く時のワクワク感と、ナ国へ行く時の絶望のギャップを、ぜひ空港で感じてみたかったんやけどね(笑)

 結局ナ国駐在中にはプライベート旅行に行けませんでした。

 ビザの関係でドバイに行ったのは、かなりの息抜きになったけどね。


 でもナ国に住んだことで、確実に幸せの幅は広がりました。

 チェーン店の牛丼や駅の立ち食いソバであっても、食べられる喜びを感じますし、普通に電気が点くだけでも幸せに満ち溢れますからな(爆)

 そういう意味ではナ国のおかげで、今後の人生が幸せに溢れることでしょうよ キラ




 ということで、次回いよいよ最終回 ∑!!





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 本日は会社で送迎パーティーをしてもらいました。

 元々のパーティー予定日は、私が入院していて潰れたからね(苦笑)

 
 パーティーが始まるに当たって、私のプロフィールや功績などが紹介された後、スタッフひとりひとりが私との思い出をスピーチしてくれました。

 みんな【Nの宮さんは知的でハードワーカーなジェントルマンだった】などと讃えてくれます。

 色々と聞いていく中で、生前葬みたいだと思いながら、ある感情が湧きあがってきました・・・




 “思っていないことを言わせてゴメンね”と ニヤリ





 確かに私はキミ達と違ってインテリジェンスに溢れてはいるけども、ハードワーカーでは無かったからね。

 まあハードワーカー並みに身体は壊したけどね(爆)


 弁護士の番になると、「ナ国は怖い国だと思われているけど、本当のナ国は素敵な国で、ナ人はみんな良い人達だと日本に伝えて欲しい」と言ってきました。

 この【ナ国は素敵な国】ってのと、【ナ人は良い人達】という言葉を聞いて、今までのムカつくことが走馬燈のように流れてきたので、思いっきり言ってやりましたよ。





 「オーライ、そうするよ♪」と ニヤリ




 
 実際には走馬燈は流れず、バカ言ってんじゃねぇよとしか思わんかったけどね。

 でももう遅ぇ、今まで散々ブログに書いてきて、今さら素敵な国とか言っても誰も信じねぇ。

 ていうかそんな嘘つけねぇ(爆)



 そんで何人かが、「Nの宮さんはガールを紹介すると言われても、頑なに拒み続けたジェントルマンだ」とか、「決してガールの誘惑に屈さない、強固な意志を持っている人だった」とか言っていましたが、それは僕にも好みとかあるしね。

 やっぱりナ人と付き合うとかいう選択肢は、私の中には一切存在しませんでしたし、ナ人ガールを紹介すると言われる度に“失敬な”と思ってましたからな。

 キミ達(スタッフ達)も薄々は感づいているだろうけど、俺ナ人のことマジ嫌いやから(爆)

 そら良い人も何人かはいましたけど、ナ人という括りでは最悪ですわ。

 さ い あ く ですわ。

 取りあえず最低限でもマナーを学んでもらわないと、いつまでたっても さ い あ く ですわ。


 まあでもパーティーの件は有り難うございました。





 追記:
 社交辞令ですら私を讃えることが他に無いので、よくコーラやお菓子をオゴってくれたとかいう、小学生並みなことも言われました。
 しかし社交辞令とはいえ、私を讃えるのは難しかろうて。
 なんせ最近では【ナ国嫌い嫌いオーラ】を隠してませんでしたからな(爆)









 

 今日は病院で検査を受けてきました。


 マラリアも腸チフスも完治していないとのことです。

 まあマラリアなんてのは、血液中にマラリア原虫が残っているので、一度感染すると100%検出されるんやけどね。

 腸チフスも名前を聞いたらビビるけど、簡単に言うと食あたりなので、両方とも日本で治そうと思います。

 これ以上ナイジェリアにいたら、もっと悪くなりそうやしね(苦笑)



 ちなみに私が帰国しても、マラリアは伝染らないので安心してください。

 私の血を吸った蚊に刺されても、マラリアは伝染りません。

 ハマダラ蚊という日本にはいない熱帯の蚊しか媒介できないので、日本の蚊では伝染らないのですよ 蚊

 だから帰国後の僕に近寄っても大丈夫です ・・・フフッ

   

 それはそうと、ナ国のような極限状態になる国以外でもあると思いますが、桜をテーマにした歌ってなにか染みるよね。

 外国で聞く桜の歌は、それはそれは格別の響きがあります。

 歌詞に共感するというよりも、【桜】【咲く】【散る】って言葉と、別れの雰囲気が染みるんですよね さくら

 3月4月辺りでひとりでボーっとしている時、よくこの歌がリフレインしていました。

 ろくに歌詞も知らなかったので、適当にハミングな感じでしたけどね(笑)



【桜 : コブクロ】




 らっ、来年の春は、祖国で桜が見れるのですな ほろり




 追記:
 ホームシックとかではなく、日本人のDNAが反応している気がします 桜







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 しかしあれやね、ナイジェリアを去るにあたっても、ナ国やスタッフ達と別れる寂しさは皆無やね。


 こんなに清々した気分でいられるのは、やはり刑務所と同じってことじゃないでしょうか。

 ホントにつくづく思います、僕はナイジェリアが嫌いなんだなぁって(爆)


 普通なら、4年もいれば愛着のひとつやふたつはありそうなものですが、一切なにもありません。

 そういう意味では、この感情は貴重やね。

 こんなに清々しい別れって、完全に末期の夫婦でしょうからな。

 




 追記:
 早く体力回復しねぇかなぁ・・・ トホホ







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 私はよく妄想するのですよ。


 例えば飛行機で外を見ながら、スーパーマンが飛んでいたら面白いなとか、翼の上でジャッキー・チェンとブルース・ウイルスが闘ってたら笑えるなとかいう、マジでどうでもいいことばっかなんですけどね(笑)

 他には何かズレてる映像が観たいなと思います。

 例えば家でテレビをつけたら、マイク・タイソン vs 江頭2:50のボクシング・タイトルマッチをしていて、お互い流血しながら互角に闘って、ギリギリの判定でタイソンが勝利して、お互いの健闘を泣きながら讃えあう場面とかね。

 私も貰い泣きしながらも、頭の上からが消えない感じのやつね?おまめ

 そんな感じで、まず有り得ないことが起これば面白いなと思っています。


 そして、ここへきて思うのが、自分のナイジェリア的プロモーションビデオを撮っておいたらよかったということです。

 旅行に行った人が写真やビデオを織り交ぜて、バックに音楽を流して旅行記を作るようなやつね。

 私の場合だと、ナイジェリアで嫌々生活しているのに、バックでは楽しげな音楽が流れているような、かなりギャップがあるイメージです。

 一時帰国が終わり、日本からナイジェリアに戻る場面でいうと、関空から始まって、いよいよボーディングとなった時に、この音楽が流れ出すのです。


【山下達郎:Ride On Time】



 このキムタクドラマの主題歌で、さあ行くぞって雰囲気なのに、私の足取りは重く、カメラ目線でメンチとか、嫌そうに寝てるだけとか、溜息をつきながら機内食を食べている絵面などが、なかなか良い感じだと思うのですよ(笑)

 既に遅しですが、そんなの撮っときゃよかったなと思いました。





 追記:
 娯楽が無いので妄想に走るしかないのですよね(苦爆)







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 前々回のアブジャ出張で、某ジャイカという日本の機関を訪れた時に、結構な量のパンフレットを貰ってきました。


 それはジャイカがアフリカを支援しているという記録で、スタッフ達に読ませようと貰ってきたものです。

 井戸を掘ったり田畑を造ったりと、色々と支援しているのですが、ウチのスタッフ達はそのパンフを見ません。

 わざわざ読んでいいよと声を掛けているのに、まったく見ないのですよ。

 私がいない時に中をパラパラと見たことはあるのでしょうが、私の前では一瞥すらしません。

ポレポレ見聞録 in アフリカ♪
 (パンフの見開き)



 分かっていますよ、援助されていることなんか、プライドのお高いナ人は認めたくないのでしょ。

 グレイト・コンチネンタルたるアフリカが、他国から援助されているのが恥ずかしいから、見て見ぬふりを決めこんでいるのでしょうが。

 まったくつまらんプライドやで。

 

 ていうかプライドだけ高いって全く意味が分からんし。

 

 本当にプライドが高いなら、よそからの援助なんか断って、自力でなんとかしようとするでしょうが。

 
 実際に他国から援助されていて、自分達では何もできていないという現実を、まずは認めることから始めないとダメやね。

 ウチのナ人役員は、ナイジェリアには誇るものが何もないから、哀しいかなプライドを高く持つしかないんだと言っています。

 せめてそういうふうに客観的に見ることを学ばないといけませんな。
 
 以前ネットのニュースで見た、ナ国の議員団がアメリカに借金の帳消しを求めに行ったという記事を見せても、「ナ国はIMFからしか借金していないから、この記事は嘘だ」とか、「ナ国はリッチだから借金をする必要がない」とか訳の分からんことを言い出す始末です。

 外国からの援助に対する感謝という気持ちはないのかと思う次第であります。

 御礼すら言えない低俗な輩に、これからも援助していく虚しさよ…






 追記:
 私が援助しているわけではないけどね(苦笑)







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 スタッフから聞いたのですが、これからは運転しながらの携帯電話、食事、道路の逆走をしたら刑務所行きになるそうす。


 昨日決まったラゴス州の法律だそうです。

 今までは野放しやったからね。

 でも分かっているのですよ、警官に金を払ったら無問題だってことを金


 しかしなんて言うのかねぇ、本当なら既に私はナイジェリアにいないはずなのに、なぜこんな新しい法律なんかを知らされなければいけないんでしょうかねぇ。

 もっと法律を厳しくしてどんどん捕まえまくって、みんな刑務所に入っちまえばいいのだよ。

 トホホ・・・ 







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 実を言うと、私の帰国予定日は昨日だったのですよ。


 でも何故か、未だにナイジェリアにいます。

 なぜ居残りをくらっているかというと、3泊4日で入院していたんですよね 病院

 マラリアと腸チフスにダブル感染していたとですよ。

 ということで、輝かしいはずの帰国予定日は、病院のベッドの上にいました 点滴

 なんていうのかな、最後の最後までやってくれるよね。



 発症したのは帰国予定日の3日前、その日は部屋で【 熱、頭痛、胃痛、吐き気、寒気 】で唸りまくっていたのですが、買ってきてもらったマラリアの薬が全く効かないので、次の日に病院に行ったのですよ。

 もう歩けない状態だったので、無理やり連れて行かれた感じですな。

 できるだけ大きい病院にということでしたが、渋滞が酷すぎて移動時間も読めず、そんな長時間移動に耐えられる状態では無かった為、最寄りの小さい病院に行くことにしました。

 検査の結果、マラリアと腸チフスだったわけで、計5日間ほど上記の症状で唸っていたわけです。

 ホント、無理やりでも連れて行かれて良かったよね。

 あれで連れて行かれてなかったら、タダでは済んでいなかったでしょうからな。



 結局8本の点滴と、おケツに注射を5本打たれて何とか退院しました。

 しかしあれやね、おケツに打つ注射って痛いよね 注射

 左右交互に打たれたのですが、あんなに痛いとは思わんかったわ。

 この握り方で思いっきり殴られた感じの痛さやったね。

ポレポレ見聞録 in アフリカ♪
 (拾い)



 そしてマラリアで入院しているにも関わらず、病室の中は蚊が飛びまくりなんですよ。

 殺虫剤を撒いても消えないし、スタッフが10匹以上殺してもまだいたしね。

 まあ何とか退院できて良かったです。

 これ以上ないってくらい苦しかったけどね。

 とはいえ去年の12月にマラリアに掛かった時みたいに、死ぬかもしれんとは思わなかったけどね。



 入院中も田舎者スタッフが私の付き添いを嫌がって帰ったり、点滴針を4日間刺しっぱなしにされたりなど、細かいことは色々とありました。

 普通は点滴針を毎日取り換えたりするそうですが、この病院では点滴治療自体が終わっても針を抜きませんでした。

 ということは、最終日は針だけ付いている状態だったということです。

 抜いてくれるように頼んでも、“後で後で”ばかりで取り合ってくれません。

 しかし入院費を払うとすぐに抜いてくれました。

 どうやら支払いが終わるまでの人質だったようです。


 イ アマ ジャパニーやで 富士山


 貴様らからトンズラするかもと思われただけで屈辱やわ。

 いえ、皆様(病院の方々)お世話になりました ありがとう



 とりあえずは、もう少しだけナ国で療養です。

 飛行機での長時間移動に耐えられるくらいまで回復すれば、すぐに脱出します♪

 なんせナ国と日本は遠いからねぇ・・・ 地球

 帰国するのは嬉しいのですが、あの長時間の飛行機を思うと“ゲェー”ってなります。










 


 台湾のCMで、なんか良いのを見つけました。

 老人達の映像なのですが、自分はどうなりたいかと聞かれた感じがしました。



 老いてしまったグループのひとりが、友人の葬式後のレストランで突然「バイクに乗るぞ!」と叫んでいます。






 なんか師匠を思い出したよね。

 師匠とは全然キャラが違うけど(笑)

 でも自分が老いた時に、ここまでのバイタリティがあるだろうか。

 私の場合はこういうきっかけがあっても、死を待つばかりというか、ポックリ苦しまずに死にたいとだけ思うやろうからね。

 やっぱりこういうのは、人間の生命力というか、気力というか、人間力というか、ポテンシャルというか、バイタリティが重要になってくるんやろうかね。

 すぐに飽きて、何でも面倒くさがる自分を変える必要があるなと思う次第です。





 追記:
 とは言ったものの、特に変わるつもりはないんですけどね(爆)






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