前々回のアブジャ出張で、某ジャイカという日本の機関を訪れた時に、結構な量のパンフレットを貰ってきました。


 それはジャイカがアフリカを支援しているという記録で、スタッフ達に読ませようと貰ってきたものです。

 井戸を掘ったり田畑を造ったりと、色々と支援しているのですが、ウチのスタッフ達はそのパンフを見ません。

 わざわざ読んでいいよと声を掛けているのに、まったく見ないのですよ。

 私がいない時に中をパラパラと見たことはあるのでしょうが、私の前では一瞥すらしません。

ポレポレ見聞録 in アフリカ♪
 (パンフの見開き)



 分かっていますよ、援助されていることなんか、プライドのお高いナ人は認めたくないのでしょ。

 グレイト・コンチネンタルたるアフリカが、他国から援助されているのが恥ずかしいから、見て見ぬふりを決めこんでいるのでしょうが。

 まったくつまらんプライドやで。

 

 ていうかプライドだけ高いって全く意味が分からんし。

 

 本当にプライドが高いなら、よそからの援助なんか断って、自力でなんとかしようとするでしょうが。

 
 実際に他国から援助されていて、自分達では何もできていないという現実を、まずは認めることから始めないとダメやね。

 ウチのナ人役員は、ナイジェリアには誇るものが何もないから、哀しいかなプライドを高く持つしかないんだと言っています。

 せめてそういうふうに客観的に見ることを学ばないといけませんな。
 
 以前ネットのニュースで見た、ナ国の議員団がアメリカに借金の帳消しを求めに行ったという記事を見せても、「ナ国はIMFからしか借金していないから、この記事は嘘だ」とか、「ナ国はリッチだから借金をする必要がない」とか訳の分からんことを言い出す始末です。

 外国からの援助に対する感謝という気持ちはないのかと思う次第であります。

 御礼すら言えない低俗な輩に、これからも援助していく虚しさよ…






 追記:
 私が援助しているわけではないけどね(苦笑)







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