近畿五芒星めぐり① ~元伊勢・内宮~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

福知山(ふくちやま)の
皇大(こうたい)神社です。



天照大神の御霊は
伊勢(いせ)神宮に祀られるまで

各地をめぐっていたといわれますが、
 

そのときに祀られた地を
元伊勢(もといせ)といい

ここもその

比定地だといいます。

 



なかでもここは
夏至冬至の太陽ラインで
伊勢神宮とむすばれる
聖地であり

近畿五芒星のひとつ
でもあるようです。



五芒星の中央には
平城京があり

平安京や飛鳥京も
中央ラインにある
というも面白いですが

ここ、元伊勢と
伊吹山(いぶきやま)
むすぶラインには

東に富士山(ふじさん)
西に出雲(いずも)大社がある

というのも気になりますね爆  笑



宮中を出た
天照大神の御霊は
はじめに、

大和(奈良)の
笠縫(かさぬい)で
祀られていたのちに

丹波(たんば)国の
吉佐(よさ)宮で
祀られたといいます。

 



しかし、この記述は
古事記・日本書紀にはなく

元伊勢の
遍歴をえがいた

倭姫命世記
(やまとひめせいき)にのみ
書かれているといいます。



そこで、
ホツマツタヱはというと


むかしとよすき
かみのつけ
みたまけかつき
よさにゆく

このはしたては
かさぬいの
ゑよりみやつの
まつにくも
たなひきわたす 


とあり、


豊鍬入姫命(とよすきひめ)は
お告げによって

天照大神の御霊のはいった
笥(はこ・け)をかついで
与謝(よさ)にいったといいます。

この天橋立は
笠縫(かさぬい・傘松)のうえから
宮津(みやづ)の松まで


雲がたなびき渡るようだった
そうです。

 

 

おそらく、これは
京丹後にある

天橋立(あまのはしだて)
真名井(まない)神社
ことでしょう。

 

たなびく雲のような

砂嘴(さし)が

 

浮き橋のように

海をへだてています。

 



天橋立の西を
与謝海(よさのうみ)といい

大江山(おおえやま)連峰の
東にひろがる平地を
与謝野(よさの)町といいますから

与謝(よさ)は
いまでも残っているようです。



ちなみに、
与謝野晶子(よさのあきこ)の
与謝野も

夫・鉄幹(てっかん)の
父が与謝野出身だったことに
よるといいます。



ホツマツタヱによると
豊受大神も天照大神も
京丹後のマナヰに眠った

といいますから、

ゆかりのある地に

祀ろうとしたようです。

 


では、ここ
福知山はというと

与謝へむかう途中の
仮宮だったという説も

あるようです。



また、境内には
聖徳太子(しょうとくたいし)の弟・
麻呂子(まろこ)親王の
手植えの杉があるように

麻呂子親王が
福知山の鬼を退治したさいに
祀ったのがはじまりだ
という説もあるといいます。

 



この地の
天岩戸(あめのいわと)神社

皇大神社の奥宮だと
いわれますが

麻呂子親王が鬼を葬った地
ともされるようです。

 


皇大神社の参道には
御門(みかど)神社があり

奇岩窓神(くしいわまど)
豊岩窓神(とよいわまど)という
門番の神を祀るようですが

 



かたわらには、
古墳のような
謎の岩室がありました。

 



もしかすると
御門は帝であり

麻呂子親王が眠っていた
のかもしれませんね。

 

本殿は

80をこえる社に

かこまれています。

 

 

とても厳かで

凛とした空気に

満ちています。

 

けれども穏やかで

居心地もよいです。

 

谷もちかく

湿度があるためか

ややしっとりとしています。

 

 

個人的に

とても好きなのが

 

岩長姫命社

(いわながひめのみことしゃ)と

 

 

谷をすこし

下ったところにある

 

天龍八岐龍社

(てんりゅうやまたりゅうじんしゃ)です。

 

 

この2社は、

皇大神社ではなく

 

天皇神道の管轄で

渡邊兼子(わたなべかねこ)という方が

感得したといいます。

 

 

またここには、

和泉式部(いずみしきぶ)の

歌塚もあり

 

なにやら女性的な

しっとりと落ち着いた

陰陽の陰の感じがします。

 

それがまた、

なにかじいんと

響いてしまいます。

 

 

大江山連邦のひとつ

日室ヶ嶽(ひむろがたけ)の

遥拝所です。

 

皇大神社の

御神体山でも

あるといいます。

皇大神社のある丘と

日室ヶ嶽にはさまれた

谷にあるのが、

奥宮とされる
天岩戸神社です。

 



なんどきても、
磐のスケールに

圧倒されます。

 

 

本殿裏にある

御座石(ございし・みくらいし)です。

 

神が降臨したとされる

磐座(いわくら)です。

 

これもまた

迫力があります。

 

天岩戸神社では、

大本教の
出口ナオ(でぐちなお)と

出口王仁三郎

(でぐちおにさぶろう)が
禊をしたともいうようですが、

 

それはこの池か

もしくはこの御座石の

さらに裏にある聖地

かもしれません。

 

 

この

磐座群があるからこそ

ここが聖地として祀られた

という気がしてしまいます。

 

もしかすると、

近畿五芒星の地には

磐座が祀られているというのも

関係があるのではないでしょうか?

 

 

天岩戸神社には

櫛御毛奴命(くしみけぬ)
祀られているといいます。

 

これは、
熊野本宮(くまのほんぐう)大社
祀られている

 

家都美御子大神(けつみみこ)

おなじ神さまだといいますから

ここでもまた、
近畿五芒星が繋がりそうですね。

 

 

近畿五芒星めぐり② へ つづく

 

 

 

 

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☆近畿五芒星めぐり全記事リスト☆
近畿五芒星めぐり① ~元伊勢・内宮~
近畿五芒星めぐり② ~元伊勢・外宮~
近畿五芒星めぐり③ ~伊吹山~
近畿五芒星めぐり④ ~醒ヶ井~