猫なでにき -28ページ目

姫の守りたいモノ

王子が温泉ハコ猫になっている頃。

手前と向こう
姫は、分解した元ハコを死守していた。

これは私のモノよっ!
持って行かせないんだからッ!


資源回収に出したいんだけどなあ…ダメ?


その向こうに、それを見つめる温泉ハコ猫あり…。



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妖精達と花々の贈り物

3年前、この家を買う段取りが整った頃、友人からそのお祝いとして、3冊の本をプレゼントされた。

それは、丁度ポケミスと同じくらいの大きさで、箱入り・布張り上製本の50ページほどの小さな本で、可愛らしい妖精と花々が描かれている。

シシリー・メアリー・バーカーの本
その愛らしい絵は、はっきりと記憶に残っていた。
昔、9つ違いの姉がせっせとチョコを買っては集めていた、小さな妖精のカードの絵だった。

姉がチョコレートの空き箱に、そのカードを一杯に詰めて宝物にしていたのを、時々こっそりと持ち出しては眺めて楽しんだものだった。

何かの折りにそういう話を友人にしたことがあったのか、プレゼントにとわざわざオークションに出ていたものを見つけて手にいれてくれたらしい。

本を開くと
この本の作者は、シシリー・メアリー・バーカーといい、最初の本「Flower Fairies of the Spring」が出版されたのは1923年のことだそうだ。

病弱な女性で、生涯の殆どを家で過ごしたというが、彼女の絵が物語る緻密な観察眼と限りない優しさは、今の時代に観ても色あせることのない魅力を持っている。


特に驚かされるのは、病弱で学校へも通えなかった彼女は、正式に絵を学んでいないということだ。父親から水彩画の手ほどきを受けたのみで、ほぼ独学で身につけた技術らしい。

そして彼女ならではの対象物への真摯な姿勢から、花々はまるで博物画のような正確さで描かれ、近隣の子供たちがモデルといわれる妖精達は、その花と共に生き生きと楽しんでいるようだ。

でもそんな理屈抜きに、この絵を見ていると、自然に優しい心持ちになってくる。それがこの絵のもつ時代を超えてきた力なのかもしれない。


ところでこの本、奥付というものがなくて、不思議な作りだなあと思っていたら、森永が景品用にと、版権を持つ出版社から特別に許可を得て作ったものだそうで、本来は全7冊あるらしい。その最初の3冊分がこれというわけ。それでも昔の本だけに、やっと手に入れたものなのだろう。

小さな本だが、友人の優しい気持ちのつまった3冊なのだった。




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卵白が余った時には

ハート型
先日焼いたアップルクラフティのハート型バージョン。切り方が違うだけなんだけど、たったこれだけでも、可愛らしくなる。

これを焼いた時に、卵黄の方を多く使うので卵白が余ってしまった。

白身をラッピング
そういう時は、こうやって一個分ずつラップに包んで、製氷室へ入れておけば保存可能! 使う時には自然解凍すればOK。
保存した卵白は、一ヶ月くらいは平気で保つし、お菓子の他に料理にも使えるので、有効利用できるのだ。


ラングドシャクッキー
その10月2日に製氷室で保存しておいた卵白で、こんなクッキーを作ってみた。

材料は、無塩バター50g、粉糖かグラニュー糖50g、薄力粉50g、アマンドプードル(粉末のアーモンド)30g、それに、卵白一個分だ。

室温にしたバターと砂糖を丁寧に合わせて、そこに卵白をほぐしながらすこしずつ混ぜ込んでいく。最後に薄力粉とアマンドプードルをいっぺんに入れてよーーく混ぜたら、絞り袋に入れて天板に絞り出していく。最後のここだけが、ちょっと手間。

それが済んだら180度のオーブンで12~15分。周囲に焼き色のリングがついてきたな~という頃合いで焼き上がり。

さっくり美味しい、おうちメイドのラングドシャクッキーは最高!

問題は、美味しいのでついつい次々に手が出てしまうこと。折角日持ちするクッキーなのに、たいていは数日もたないのだった…。



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ご近所散歩

今日は一日ジトつく雨模様になったが、昨日の日曜は昼過ぎまで気持ちよい陽気だった。
相変わらず日差しは強いが、ここちよい風にのってキンモクセイもどこからか香る。

こんな日は近所の散歩にもってこいだ。二人で近所にある三ツ池公園までぶらぶら歩いていった。
ATMから見上げると
途中にあるATMの上には、何かがたわわに生っている…

たわわにあけび
アケビ (°o°)\

ここはどんな山奥だ。
まあすっかり秋ってことなんだな……それにしても、これは誰か収穫するんだろうか。


水面まで緑
ぐるりとゆったり回り道しながら、15分ほどで三ツ池公園へ到着。

湖面に緑が映えて美しい。
水面に今にも葉が届きそう。

存在感ある切り株
公園内を歩いていると、立派な切り株があった。直径で7、80センチはあるかな。切り株になってだいぶ経ってるようだが、以前はどんな立派な姿だったのだろう。

今はすっかり素敵なベンチだ。

切り株と猫
切り株を撮っていると、猫が近寄ってきた。公園に住んでいるのかな。全然人を怖がってはいないようだけど。

と、あれれ、こっちに向かってくるよ。

山猫?
そんなに大きくはないが、するどい顔つき……山猫っぽい。野性味充分だな~。

そんなににらむなよ~。ナワバリあらしてゴメンね。

水面にとまる鳥
猫ににらまれて、またぶらぶら歩き出し池に目をやると、水面に鳥が……立っている。

実は、水深2メートルというこのあたりには、水面ぎりぎりに杭が立っているらしい。そこに立って、羽根やすめ中なのだ。ちょっと不思議で可愛い。

坂道をくだって、出口に近い広場にやってくると、立派な馬が出迎えてくれる。
宙をかける馬
馬といっても、青銅製の馬。1700年以上も前に作られたという中国の彫像の、複製だという。

この馬の名前は「馬超龍雀(ばちょうりゅうじゃく)」というらしい。後ろの右足だけ軸にして、見事なバランスでそらを駆けている。


下まつげ馬
説明書きに寄れば「ロマンチックな発想と合理的な構造」なのだそうで、なるほどよ~~くその顔を見れば、マツゲまである!

でもさらによーく見ると、ほっぺにうずまきが……。もみあげ??(画像拡大推奨!)

大きい図体と立派な出自の割に、どことなーくユーモラスで可愛い馬さんなのだ。

そんなこんなを楽しみながら、昼過ぎには家まで戻ってきた。
たまにはゆっくり近所の探検すると、いろんな発見があって楽しいもんだね。


それにしても、アケビ……食べたいなあ (°o°)\





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バトル・オブ・ブラジル

映画監督テリー・ギリアムの最高傑作といえば、多くのファンが『未来世紀ブラジル(原題:Brazil)』の名前を出すだろう。もちろん私もその一人だ。
ギリアムならではの世界観、風刺力、造形の妙、色彩感覚…どれを取っても、文句なしに「ギリアムの映画」で、彼以外ではなしえない作品だった。

現在DVDで鑑賞できるのはいわゆる“オリジナル版”だが、そこへ落ち着くまでには、ギリアムと映画会社側との間に泥沼の死闘があったことは、ご存じの方も多いだろう。

映画会社側は、“当初の予算通り、シナリオ通り、約束の期間内” に出来上がってきたこの作品に、まず「予定より15分も長い」とクレームを付け、それに対して11分をカットして編集しなおしたギリアムに向かって今度は「最後はハッピーエンドでないと大衆は納得しない」として、ハッピーエンド版に編集して公開してしまうのである。そして戦争は勃発した。
バトル・オブ・ブラジル
その顛末をつぶさにルポルタージュしたのがこの本「バトル・オブ・ブラジル」なのだ。

何とも皮肉な話ではあるまいか!——官僚制度に対する強い不信をバネに、個人の自由の神話をめぐる風刺的ファンタジーを作ったと思ったら、その映画の制作過程で、まさに官僚制の悪夢に巻き込まれ、個人の自由が踏みにじられる瀬戸際に立たされたのだから。(本文より)

作者のジャック・マシューズは、ことの起こりから終焉まで、ほぼ関係者といえる位置でこのバトルにかかわっていたジャーナリストで、そんな彼だけに非常に臨場感のあるルポになっており、かつ、下手な小説よりも“面白い読み物”に仕上がっている。

いや、実際テリー・ギリアムとその相手である映画会社側にとっては、ものすごく大変な事態だったろうとわかるのだが、それ以上に読んでるとなんだか冒険譚を読んでいるような気すらする。ギリアムはこれをどうやって切り抜けるのだろうか、ギリアムにこうやり返されて、会社側はどうでるのか……不謹慎だが、ちょっとワクワクしたりニヤついたりしてしまうのだ。

もちろん、それは既に“結果”を知っているからこその楽しみ方なのかもしれないが、実際にそれだけこの本が面白かったのである。

現在絶版となっているため、今から読みたい人は図書館か古書店をあたるしかないのが残念だが、『ブラジル』好きならば是非一度は読んでおいて損はない。
本文中には、ブラジル他、ギリアムの映画のスチール写真や、ブラジルの絵コンテ、オリジナルイラストなどふんだんに盛り込まれているのも、ファンには嬉しい限り。


映画『未来世紀ブラジル』から、主題歌の『Brazil』を。




そして、ギリアムファンならばご存じの通り、ギリアムの“戦い”はその後も相手を変えつつ継続されていく。ある時は映画会社、ある時は保険会社。最近では主演男優が死んでしまうといった不運まで……。つくづく、トラブルと縁の切れない人なのだ。

思えば、私がテリー・ギリアムの映画を初めて観たのは『バンデットQ(原題:Time Bandits)』だった。封切館で観たのとほぼ同時期に、友人の家で輸入版のビデオを観て、映画館で観たものが日本側でカットされたものだと知ったのだった。

アメリカを遠く離れたこんな極東の地で、たかが同時上映のアニメ映画の尺の為に、勝手に内容がカットされてるなんて、当時ギリアムは知っていただろうか?
(そもそもアニメと二本立てでのロードショーだなんて……)

知っていれば、日本でもギリアムバトルが繰り広げられただろうか。それはそれで…と、楽しんだりしてはまた不謹慎か。


ちなみに、本のタイトル「バトル・オブ・ブラジル」は、映画の内容とちょっとひっかけてある。
最初に主人公のサムが巻き込まれることになるトラブルが、「テロリストの名前の打ち間違い」……“タトル”を“バトル”と間違えたことによる誤認逮捕だったのである。





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