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ネタバレを一部含んでいますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」最終回です。

 

誠は大地の父に会います。
誠は息子(翔)には息子の望む道を歩かせたいと言います。
しかし大地の父は、誠が大地を苦しめてると言います。
大地の人生に責任を取らないのであれば、大地に口を出さないでもらいたい、賛成する応援すると言うが、責任を取らないのならやめてほしい、自分らしくと言いながら苦しんでいる人が沢山いる、自分の息子(翔)に口を出すなと言うなら、私の息子(大地)にも口を出すべきではないとも。

誠の娘の同人誌仲間が、同人活動をやめることにします。
マンガが趣味とは就職活動で言えないという理由です。

これは私もシンクロしました。

10代後半から20代前半にかけて、一番力を入れていたのが、創作活動です。

コミケにもサークル参加していました。

今でこそコミケに行くことを奇異な目で見られませんが、当時はまだそうではありませんでした。

仲のいい友人でも言えない人もいましたし、会社では言うことはできませんでした。

好きを貫くのは難しい、厳しい現実、世間体、他人との衝突、経済的な理由、歳を取れば取るほど好きには敵ができていくと、誠は思うのですが、口には出していません。

ここもシンクロしました。

語学学校を辞めたのも、仕事がなくなったからです。

経済的な理由であり、厳しい現実です。

大地は誠が変わってくれたみたいに父も変わってくれたらと、誠に言います。
自分のような人間には超えなければいけない壁が多いと感じる、不公平を感じているとも。

アップデートして老害ではなくなった元老害社員の誕生日を、誠の職場のみんなで祝います。
年を取ると人間は鈍感になる、生きやすくなるが、感動もなくす、自分に慣れないことだと言い、最後に謝ります。

余計なお節介をするのも、相手を怒らせて撤退するのも、友だちだからと誠は言い、大地に手を差し伸べることを決めます。

誠の娘は、引き際を探しているのに情熱がある、好きだから、就職の役に立たなくてもいいと、同人誌を続ける決心をします。

ここにもシンクロしました。

元々独学で初めてはいたのですが、30を過ぎてから行き始めた語学学校。

外国語の勉強は大好きです。

でもプロとしてやっていく能力はありません。

同人活動だって、時間があれば再開したいとも思っています。

全て「好き」という情熱なんです。

誠加速と大地と円で会食をするところに、大地の父を呼びます。
翔は学生服の下に女性の服を着ていて、そして女性の服を着るのが好きと告げます。
さらに娘はマンガ好き、妻は韓流アイドルにはまっていることを告げます。
それを聞いて大地の父は、誠だけがまともと言います。
しかし誠は自分が一番まともではない、鈍感になり、自分の周りに壁を作っていたと言います。
大地は自分の思い込みを責めずに笑い飛ばした、大地が笑い飛ばせるようになるまで、どれだけ泣いたんだろうと続けます。
さらに自分達が二人の結婚を祝っても、世間の風よけにすらならないかもしれないと続け、でも大地の父の心配が二人を救うのか、あれこれ言われなくなるかもしれないが、それで幸せになれるのかと問います。
また円は親を説得できなかったら、親との縁を切ろうと思っていたと打ち明けます。
父にどんなに反対されても円と別れたくない、別れられない、変えたら自分でなくなると大地が言います。
大地の父は食事の前に退室します。

一瞬の逡巡はあったものの、大地は父を追いかけません。
後ほど父にも認めて欲しかったと述懐しています。

 

ラストは円と大地の挙式でした。

本当に素晴らしいシーンでした。

 

今回全てを書いていたら納まりきれないので、端折っている部分がかなりあります。

それくらい濃い内容の最終回でした。

そして改めていろんなことを考えさせてくれるドラマでした。

まだご覧になったことがない方は、是非ご覧ください。