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ネタバレを一部含んでいますので、ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」8話目です。

 

前回翔に言われたことで、誠は大地を喫茶店に誘い、翔とのことを助けてほしいと言います。

その誠の頼みに大地は翔と会います。

翔は大地に、将来の夢を話します。

そして父親(誠)に頼まれたから自分を誘ったのかを尋ねます。

学校にいたときに違和感を感じた、だから両親にあたってしまった、何かに躓いているみたいと、翔は大地に言います。

そんな大地は最近、カレシである円に会っていません。

今回もバイトがあると嘘をついて、翔に会っていました。

それから二人で秋祭りに行く約束をします。

 

老害社員が喫煙中に、お土産をみんなに配ります。

とある企業からある会社の製品に不備があるという不条理なクレームが来ました。

その商品を作っている会社の専務は老害社員の飲み友達でした。

何とかすると言って、アポなしで会社を訪れますが、アポがなければ会えない仕組みになっていました。

老害社員が、今回のことはカスハラだと言い、カスハラという単語を知っていることに誠は驚きます。

誠は待っている最中に、世間との関わりを望むなら自分もやっているようなアップデートが必要と言います。

粘りに粘って専務が出てきたところをつかまえて、対応してもらいます。

そしてクレーム先の企業が謝罪に来ます。

今回ばかりは老害社員の粘りと根性と飲みニケーションの人脈のおかげでした。

ところが誠は、女がお茶を淹れる、妻は夫を立てて家事を全て担う、社会人はプライベートよりも仕事を優先する、男は男らしく、自分の若かったころはそれが常識だった、社会のせいだと言うこともできる、本当は自分たちがそう言ってきた全員に謝らなければならないのかもしれない、でもそれができないから自分を変えていく必要があると進言します。

何かを感じた老害社員は、みんなにお茶を淹れます。

ドラマだからだという意見もあると思いますが、現在を受け入れられる人と受け入れられない人って、確実にいるんですよね。

今回だけなのか次回以降も老害のままなのかが気になるところです。

 

翔は姉の浴衣を着て、誠と祭りへ出かけます。

最初は誠は祭りに行く予定はなかったのですが、妻に無理やり押し出されます。

そこで大地と合流し、誠は射的をしまて、大地が欲しがっていたスナックを落とします。

翔は本当はアクセサリーが欲しかったのですが、小さい頃、誠に女の子のものだと言われた過去を思い出し、無難なスマホケースが欲しいと言ってしまいます。

その後、誠は別行動をして、翔が本当に欲しかったものは何だったんだろうと模索し始めます。

射的に戻ってくると、酔っている円が次々と命中させています。

大地が翔とつきあい始めたと勘違いしています。

 

別行動している大地と翔は、父(誠)が変わったと言います。

姉の浴衣を着ても何も言わなかったと。

しかし自分は誠が望んでいる息子ではないと続けます。

本当は男らしくて、野球が好きで、一緒にキャッチボールできる息子が欲しかった、でも誠に本当に欲しいものを言ったらがっかりされる、がっかりされたくないとも。

大地は、本音を話すタイミングは翔が決めてもいいと言います。

 

円と大地は屋台で買ったタコ焼きを食べながら話をします。

円は、翔くらいの年齢の頃が一番キツかった、親に秘密を打ち明けるのが一番怖い、言わなければ今まで通りの日常、言ったら世界が一変してしまうかもしれない、拒絶されたら関係がゼロになる、親だから関係を切りたくない相手だから言えないことがあると言います。

また家族に大地のことを紹介できないできない、悲しませている、だからフラれても仕方がないとも。

 

この翔と円の言っている、親が望んでいる子供ではない、親だから言えないことがある、胸に刺さりました。

共感しかありませんでした。

セクシャリティのことだけではありません。

他のことでもこう思うことはたくさんあります。

 

円の話を聞いた誠は、円のせいではない、ハードルを上げているのは我々だ、社会だ、日本だと言います。

誠も何かに躓いていると思っていたのですが、これに躓いていたのかと思います。

そして大地が円の足枷になっていると思っていると伝えます。

すると円は大地を探しに駆け出します。

大地を見つけ、抱きしめます。

今まで人前ではそんなことをしなかったのに、人が見てるよという大地に円は、構わないと言います。

 

大地と円と別れた誠と翔。

誠は翔に、翔が選んだ人ならどんな人でも、性別は何でも応援できると思うと言います。

しかし暴力をふるう人はダメだ、から注文が少しずつ増えていきます。

誠は翔に、自分が喜ぶと思って野球部に入ったのかと尋ねます。

翔は頷いた後で、メイクの勉強がしたいと言います。

それから再び射的に戻り、誠が翔の欲しかったものを落とそうとするのですが、翔が自分でやりたいと、誠から射的を教えてもらいます。

誠は欲しかったペンダントを手に入れ、誠がそれをつけてあげます。

狙った通りに当てて落とすことができるのはドラマならなのでしょうが、ここでは問わないことにします。

 

花火が上がると、円はそっと翔に手を伸ばし、二人は手を握ります。

本当に尊かったです。

 

このドラマ、回を重ねるごとに神回になっていっているような気がします。

次回も楽しみです。