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つい先日まで体温を超えるような暑さの日もあったのに、今月に入ってから一気に10℃も最高気温が下がってしまいました。

涼しいというよりも寒いです。

 

 

完全に秋になった感じもしますが、残暑見舞いの解説がまだ終わってないので、続きを解説していきます。

今回は後半の「どんな困難も越えられる」の部分です。

 

 

เป็นไปได้ที่จะเอาชนะความยากลำบากใด ๆ

 

من الممكن التغلب على أي صعوبة.

 

Il est possible de surmonter toutes les difficultés.

 

「it is 形容詞 to 動詞」の構文の解説については、以下の記事を参照してください。

 

「どんな~も」については、以下の記事を参照してください。

 

「克服する」で解説していますが、「超える」については以下の記事を参照してください。

補足:上記例文で使用している「تغلب」は「克服する」という動詞の「تغلب」の動名詞になります。見た目は同じですが、発音が若干違います。

 

「可能である」という表現になります。

 

タイ語の「ได้」にはたくさんの意味があるのですが、「~できる」という意味もあります。

色を分けてしまったのですが「เป็นไปได้」で「可能である」(英語の「be possible」)という熟語表現になるそうです。「เป็น」が英語のbe動詞のように「~である」、「ไป」が「~へ行く」です。

主語は「มัน」(「それ」、英語の「it」)なのですが、省略されている文が多かったので省略しました。

以前も書いたのですが、英語の「it is 形容詞 to 動詞」の訳として比較的新しくできた構文なのかもしれません。

 

アラビア語の「可能な」は「ممكن」です。

こちらも以前も書いたのですが、「it is 形容詞 to 動詞」の訳として便宜上使われているみたいです。

本来は形容詞(今回は「ممكن」)の後に接続詞の「أن」を持ってきて、後ろに文章を続けます。英語だと「it is 形容詞 that 文章」になります。

 

フランス語は英語と同じ「possible」です。より正確に言うなら、英語がフランス語と同じです。

 

「困難」はそれぞれ「ความยากลำบาก」「صعوبة」「difficulté」です。

 

タイ語は「難しい」という単語の「ยากลำบาก」に名詞化する接頭辞の「ความ」が付いたものです。

ยากลำบาก」は「ยาก」と「ลำบาก」に分けられます、「ยาก」も「ลำบาก」も「難しい」という意味です。またそれぞれ名詞化した「ความยาก」も「ความลำบาก」もあります。

しかし一般的に「難しい」だと「ยาก」が、「困難」だと「ความยากลำบาก」が使用されているみたいです。

 

アラビア語の「困難」は「صعوبة」、「難しい」は「صعب」(男性単数形)です。

 

フランス語は例文では複数形を使っていますが、「困難」は「difficulté」、「難しい」は「difficile」(男女同形単数形)です。

 

希望の光を持って、コロナを越えて、明るい未来へ進んでいきましょう。

 

It is possible to overcome any difficulty.