がんの闘病記は「がん備忘録」で、がんのついての情報などは「がん治療」のタグでご覧ください。
เป็นไปได้ที่จะเอาชนะความยากลำบากใด ๆ
เราเอาชนะความยากลำบากใด ๆ ได้
من الممكن التغلب على أي صعوبة.
نستطيع أن نتغلب على أي صعوبة.
Il est possible de surmonter toutes les difficultés.
Nous pouvons surmonter toutes les difficultés.
タイトルだけを見て「10年以上も前に流行した言葉を使っているんじゃない」と言われそうですが、今回はようやく「~できる」という文章について解説します。
ここのところずっと「~できない」という否定文しか作ってこなかったので、ようやくです。やはり解説は肯定文のときにしたいです。
それにしてもオバマ氏のこの発言から、もう干支が一周以上しているんですね。時の速さを感じます。
下段が「~できる」の文章ですが、主語を「我々」にしています。
残暑見舞いにも書いた上段の文章は「誰が」できるのかが、はっきりとしていません。
下段の文章は主語を明確にしないといけないので、「誰が」できるのかが明確にされます。
しかしながらタイ語は日本語と同じく、主語を省略できます。
下段の文章の主語を省略して「越えられる」とだけ書くことも可能です。
フランス語は主語を必ず書かなければならないのですが、主語をはっきりさせたくないときは「on」という便利な言葉があります。
三人称男性単数扱いですが、「誰かが」「みんなが」「(わかりきっているけど)とある人が」など、主語をぼかしたいときに使われる語です。
ところがアラビア語は、誰が行為をするのかを明確に示しています。
主語は省略できるのですが、動詞が主語の人称に準じて活用するため、必然的に誰がその行為をするのかがわかってしまいます。
主語をぼやかすことが全くできないとは言いませんが、動詞によってできたりできなかったり、いろいろ難しいです。
話は少しそれましたが、一般的な「~できる」の表現です。
タイ語は「ได้」を文の後ろに持ってきます。
「ได้」は様々な意味や用法があります。単独で使用する場合もあり、動詞の前や後ろに置く場合もあり、どこで使用されるかで意味が違ってきます。文章の後ろに置いて使用するときに「~できる」の意味になります。または動詞の後ろに置かれたときも「~できる」の意味を持つこともあります。英語の「can」と違い、動詞の後ろに置かれます。
アラビア語は「استطاع」という動詞を使用します。「استطاع」は「従う」という意味の「طاع」から派生した語です。動詞は辞書に載っている形です。
「استطاع」の後ろに接続詞の「أن」を置いて、文章を続けると「~できる」という表現になります。この場合「أن」の後ろに置かれる動詞も、当然活用します。未完了接続形という形です。
活用が面倒だという場合は、「استطاع」の後ろに動名詞を置きます。上記例文だと上段の「التغلب」以下になります。
上記例文の上段は、本来は下段の例文で使用している「أن」以下の文章を持ってくるのが、正式な文法になります。
フランス語は「pouvoir」(不定形=英語の原形)です。英語の「can」と違い、「pouvoir」は動詞なので活用します。
「pouvoir」は動詞で使うと「~できる」ですが、名詞で使うと「力」「権力」などの意味があります。英語の「power」の語源です。
前述した「on」を主語に使うと「on peut ~」となります。
コロナもがんも越えていきましょう。
「困難」等の単語は昨日の記事で紹介しています。
「it is 形容詞 to 動詞」の構文の解説については、以下の記事を参照してください。
「どんな~も」については、以下の記事を参照してください。
「克服する」で解説していますが、「超える」については以下の記事を参照してください。
補足:上記例文で使用している「تغلب」は「克服する」という動詞の「تغلب」の動名詞になります。見た目は同じですが、発音が若干違います。
It is possible to overcome any difficulty.
We can overcome any difficulty.