2018 北東北秘湯めぐり 其の二十三
其の二十一 『星空観察』と『森の学校』 ☆ 奥入瀬渓流ホテル
其の二十二 奥入瀬渓流散策 ☆ 石ヶ戸~雲井の滝
奥入瀬渓流ホテルをチェックアウトしてやって来たのは、
車で10分ほどの秘湯の宿、蔦温泉旅館。
当初の予定では、前日の午後ここで日帰り入浴をしてから
奥入瀬渓流ホテルにチェックインする予定でありました。
諸々ゆっくりしすぎたためか、
予定を詰め込み過ぎたためかはわかりませんが(たぶん両方ww)、
前日の予定が狂い、本日朝一の立ち寄りと相成りました。
本当はね、今朝は谷地温泉~酸ヶ湯温泉のはずだったの。
でも、ここで三軒寄ってしまうと、夕方までに今夜の宿に到着できそうにない。
なのですっぱりと谷地温泉を諦めた。
地図でご覧いただくとおわかりのように、
かの有名な!八甲田山の周辺には、このように名湯秘湯が立ち並んでいる。
温泉好きであるならば、一度はその名を聞いた事があるであろう、
憧れの温泉旅館がずらぁ~~り!
本来であればここに二泊の宿をとり、
7軒すべてで入浴を楽しみたいところではある。
が!!!
なんせ調べる時間がなさすぎた(笑)。
だっておじゃる☆、こんなに良い温泉ばかりが
ギュギュっと凝縮されてるなんて知らなかったんだもの!
ホテルから酸ヶ湯や八甲田温泉までは30分、
青荷温泉はぐるっと回って1時間、ほら近いでしょ?(笑)
なのに三泊目は超~遠い、日本海沿岸の宿とっちゃった(爆)。
蔦温泉でご一緒になった奥様に今日これからの予定を話したら
「ずいぶん遠くまで走るんですね・・(;^_^A」って呆れられちゃったわよ(爆)。
まぁ、おじゃる☆の湯めぐりっていつもそんなもんww。
そんなわけで、7軒のうち今回は3軒しかお邪魔できていないのだけどね、
全然残念とか悔しいとかは思わない♪
だって、間違いなくまた行くもぉ~~~ん。(#^^#)
こんな素敵な温泉四つも残してこのまま終われるわけがないww。
3年後になるか、5年後になるか?
日本全国行きたい温泉は山ほどあるから(笑)、
いつになるかはわからないけれど。
足腰が丈夫なうちに絶対また行くよ~ヽ(^。^)ノ。
その時も泊まるのは奥入瀬渓流ホテルね!
もう一度、お洒落な『りんごキッチン』で美味しいお料理楽しみたい~♪
あ、本日の走行ルート(青線)沿いなのに
候補にも挙がっていない『猿倉温泉』。
なぜかと言うと立ち寄り湯は土日限定なのだ。
次回は土日も含めて日程を組もうww。
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国道103号線、蔦温泉経由酸ヶ湯温泉へ。
蔦温泉までは10分、酸ヶ湯までは30分ほど。
10時40分 蔦温泉到着。
貫禄ある大きな看板。
朝風呂は7時~8時半。
広い敷地内の駐車場に車を停めて歩いていくと、
一軒宿と聞いていたのに、
大きなお土産屋さんや公衆トイレまであってビックリ!
そして、この一帯に大勢の人・人・人!!
チェックアウトした宿泊客?ハイカー?
登山スタイルの若者たちでいっぱいだった。
が、帰りにはこの通り。
人っ子一人いなくなっていたので、あれはバスを待っていたのかなぁ??
蔦温泉旅館
住所: 青森県十和田市奥瀬字蔦野湯1
TEL: 0176-74-2311
日帰り入浴 可
受付時間 10時~16時(15:30受付終了)
料金 大人 800円 / 小人 500円(小学生)
正面に建つのは大正7年建築の本館。
玄関、客室ともに現在も現役バリバリ♪
八甲田の厳冬の風雪に耐え、改修されながら使用されているのだろう。
当時のままの面影というのはあまり感じられないが、
何とも言えない風格がある。
正面向かって左側には平成元年に建てられた西館。
鉄筋コンクリート3階建て、エレベーター付き。
趣がある建物は好きだけど、部屋まで古いのは苦手という、
どこかで聞いた誰かさんのようなお方も(爆)、安心して宿泊できる宿。
もちろんこちらはトイレ付ww。
歴史を感じる赤じゅうたんの階段。
この右手廊下入った所に受付がある。
土産物屋前の大賑わいを見た直後だったので
日帰り入浴も大混雑に違いないと覚悟していたが
静まりかえった館内にε-(´∀`*)ホッとした(笑)。
廊下奥から帳場方向をパチリ♪
この階段は今も使用されているのだろうか?
廊下にも窓にも天井にも、
湯治場の風情がそのまま残る景観だ。
ここから右手に入ると一つ目の浴室、久安の湯。
元々は旅館棟専用の混浴風呂だったものを平成2年に改築した。
現在は混浴ではなく、時間別の男女入れ替え制になっている。
おや!?
何も考えずに来てしまったが、午前中は女性時間だ♪
これ、予定通り昨日の午後来ていたら、
男性時間でおじゃる☆は入れなかったんじゃないか!?
危ない、危ない!!(笑)
セーフ♪ヽ(^。^)ノ
が!!!
残念ながら、ここも撮影禁止なのです(´;ω;`)ウッ…。
おじゃる☆が入った時は無人。
後からお一人いらしたものの、先にあがられ、
おじゃる☆が出た時もまた無人だったので
ダメもとで、帳場に行って
「誰もいないから撮らせていただけないでしょうか?」
と、猫をかぶってしおらしくお願いしてみたけれど(爆)、
やっぱりどうしても駄目だというので、諦めました(笑)。
なので公式サイトから。
https://tsutaonsen.com/hotspring/
もっと見たい人は、公式サイトに飛ぶべしww。
すべて木板で囲まれた脱衣所は、
木製棚と扇風機、ベンチが一つ置かれたこじんまりとした空間で、
昔の風情を感じる懐かしいシンプルさ。
入口には無料の貴重品ロッカーが置かれているが
小さいのでバッグごと入れるのは無理(笑)。
お財布とか携帯とか鍵とか、その程度。
扉をガラガラと開けて期待の湯殿へ!!
足元には4~5段の小さな階段があり
見下ろす形で、大き目の湯舟が広がっている。
木造湯屋の古い佇まいを残す素敵な湯殿である。
一番奥の角には、石造りの小さな水風呂の浴槽。
その手前、床を切った小さな枡は掛け湯槽。
床には、シャンプーやボディーソープのボトルが置かれている。
カランやシャワーはなく、
この掛け湯槽から直接手桶で湯を汲みながら洗い流す。
その仕組みがとてもレトロで良い(笑)。
写真がこれしかないので、同じものをもう一度(爆)。
湯舟の中では、ブナ材の底板の隙間から、ぷくぷくと大きな泡が立ち上る。
何とも貴重な足元自噴湧出、源泉湧き流しの温泉なのだ♪
お湯は無色透明、サラリとしてさほど特徴があるわけではないが
体に染み入る最高に気持ちの良い温泉♪
42度ほどと思える熱め適温、嬉しくて長湯してしまい汗だくに(笑)。
ただねぇ、思っていたのと何かが違う・・?
なんだろう?
そう、新しすぎるのだ!!
この久安の湯、平安時代に開湯された1000年続く秘湯。
1147年(久安3年)にはすでにここに湯治小屋があったという。
明治時代に共同管理の湯治場から旅館となり
そのころからずっと続くのがこの久安の湯という事で
歴史を感じる古びた湯殿を期待していたはずなのだが??
あとからいらした地元の奥様のお話しで謎は解けた!
「最近、新しくしちゃったのよねぇ~」だって(爆)。
そうなのよ、見上げても壁も天井も梁も柱も、
真っ白しろの板にくっきり節目が浮かび上がって、綺麗だったらありゃしない(爆)。
明るすぎて歴史も風情もまったく感じられないんだからぁ~!ヽ(`Д´)ノ
まぁね、綺麗すぎて文句言うなんて我が侭が過ぎるってものだけど(笑)、
きっとわかってくださる人もいるに違いないわww。
これもあと数年、時間を経て、
美味しそうなあめ色に(笑)変わっていくことでしょう♪
源泉名 蔦温泉旧湯
泉質 ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性高温泉)
泉温 47.3℃
足元湧出の源泉掛け流し
(温度調節のための加水あり)
蔦温泉にはもう一つ、
『蔦温泉新湯』利用の男女別浴室があるのだけれど
あまりに長くなったので次回へ続く。
日帰りなのに一話で終わらないってどういうこと~!?ヽ(`Д´)ノ
まだまだ書きたい事がいっぱいあるのよ・・(爆)。
今日も応援、ありがとうーー!!ヽ(^。^)ノ
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