楽しさがわからない心理/私のコーチング体験談
ずいぶん昔のお話です。コーチングをやりはじめた頃のことでした。私の受けたコーチングは、わくわく感を大切にするコーチングのようでした。成功している未来をイメージして、その時感じるであろうことを今、感じて楽しい気持ちになってその感覚を行動力につなげましょうという考え方のコーチだったと思います。コーチングを受けて最初に感じたのは、なんか嫌な感じがする・・・でした。ですが、ニコニコ話しかけてくれるコーチにはこれは、言ってはいけないなと勝手に思い込み抑え込む自分がいました。嫌な感じがしながらも、コーチの誘導にしたがって、成功している自分について想像しました。コーチ:成功している自分になると、どんな感じがしますか?私;うーん、わかりません。コーチ:何が見えますか?私:お客さんの笑顔が見えます。コーチ:笑顔が見えるとどんな感じですか?私:嬉しいかもしれません。コーチ:どんな言葉が聞こえますか?私:ありがとうという言葉です。コーチ:その言葉を聞いて、どうですか?私:うーん、わかりません。コーチ:わくわくする感じがしませんか?私:うーん、うーん。こんな感じのやりとりでした。その時のコーチにはうまく理解してもらえなかったようでした。コーチが戸惑っている感じが伝わってきました。その後何か行動の提案をされましたが、それはモヤモヤっとする内容だったのを覚えています。そのモヤモヤは私のことをわかってもらえていないのに私のことを変えようとしてきている人への怒りだったように思えます。ネガティブな感情が強すぎると、その感情を感じないために、感情を押さえつけてしまうようでした。心理学では感情の抑圧という用語を使います。感情の抑圧をしている人にとっては、つらいも悲しいもさみしいといった感情も嬉しいや楽しいやわくわくするといった感情も同じように抑圧してしまうケースが多いようです。つまり、感情をうまく感じられなくなるという状態になります。私がそうでしたので、この感覚はよくわかります。子供のころは、もっと純粋で楽しいことがあったように記憶していますが、ネガティブな感情ばかりだった時代に、こんなん、やってられんわ!!と無意識的な防衛機能が働いて、感情を感じないようにする結果、わくわくするという感覚すらわからない人になっていたようでした。もちろん、まったくの無感情ではないです。感じる感情といえば、不安や恐怖、怒りといったものばかりだったように記憶しています。ここが、私のコーチングがうまく機能しなかった理由だと思います。コーチングにもいろんな種類やコーチがいると思いますので、たまたま私が出会ったコーチとの相性が悪かっただけかもしれませんが・・・楽しいという気持ちがわからないわくわくって何?私っておかしいのかな?と、お感じの方は、一度、カウンセリングを受けて、ご自身のネガティブな感情と向き合ってみると、よいかもしれません。それは決して楽しい作業ではないかもしれませんが、ずーっと、ずーっと、つらい気持ちでがんばってきたご自身を認められるようになると、人に楽してもますます優しく接することができますし、生きづらさが少し解消しますし、本来のお持ちだったわくわく感も取り戻せるようになると思います。ここまでお読みくださりありがとうございました。