山本うどん (生協三菱マテリアル店)
生協の三菱マテリアル店の横にある山本うどんさん。
お昼時はやっぱり混んでますねー。
沢山あるメニューの中から、今回は一番シンプルなしょうゆうどん。
釜玉と同じで、自分でお醤油をかけて食べます。
卵は早くかき混ぜた方がよくからんで美味しい
味の素もついてきますから、お好みでかけてみてください。
不思議なもので、味の素って本当においしくなっちゃうんですよね。。。
私は自分では使わないのですが、和食で有名なお店なんかに行って、妙に美味しいと味の素を使っていたりします。
友人で、化学調味料が入っていると、後味がなんだかぬるっとするから分かる!という繊細な舌の持ち主がいますが、その人も、確かに味の素は妙に美味しい。。。と言ってました。
何はともあれ、色々試して自分の好みの味に仕上げてくださいね
この山本うどんさん、平日のお昼は三菱マテリアルにお勤めの方がお昼休みに大挙して食べに来ます。
短いお昼休みなので、もしそんなときに当たったら、長居しないで席を変わってあげてくださいね。このお店も島の人にとっては生活の一部です
さて、ちょっとずつ書きましたが、今回の旅行記は終了です。
また、直島に行くことがあったり、何か情報が入ったら書きますね
直島を訪れる人が素敵な時間を過ごせますように
海の景色
直島滞在中、なぜか風の強い日が多くて、いつもはとっても穏やかな直島の海が、珍しく波が高かったです。
と言っても写真で見るとおり、サーフィンにはほど遠く、まあ、ダイビングしたら海の中でうねりに酔っちゃうかも・・・というくらい
その日もなんだか海といい、空といい、スピード感があって、写真に撮ってもなんとなくその流れるような雰囲気が出てるなあと思います
こちらは違う日の風景。
雲が厚く、パラパラ雨が降ったりして海岸もじめっとしている中、しばし靴を砂だらけにしてお散歩していたら、にわかに日が射してきました
こういう風景に出会うと、小さいころから空から神様が降りてくるようで、なんだかいいことがある気がします
そして、こんな日が射しているときの瀬戸内海の風景は、また神秘的で素敵です。
それこそ神様が棒で海をかき回して、そのしずくが島になったというのが信じられるような・・・
ところで、直島、瀬戸内海にあるし、とても穏やかで水害は無縁そうに見えるのですが、10年くらい前だったか、大嵐になって、本村のあたりも床上浸水して大変だったことがあるんだそうです。
その時の高波の恐怖から、大雨になると心配で心配でいてもたってもいられなくなって、何度となく港の様子を見に行くようになったとおっしゃっていた方もいらっしゃいます。
今回本村の港に行ってみてあれ?と思ったのは、去年はなかった防波堤ができていたこと。
防波堤一つである島の人は「これで大丈夫!」とうれしそうでした。
ぐるりとできているわけではないので、防波堤がない側の人は気が気じゃないかもしれないし、風景としては開放感がなくなってしまって残念ですけどね!
「オープン・フィールド」 ジェームズ・タレル
地中美術館のジェームズ・タレルの作品の中で、不思議体験ができるのがこの「オープン・フィールド」です。
入り口で靴を脱いで、白い部屋の中に入ります。
なんだかお茶のときに今まで履いてきた足袋を新しいものに替え、俗世と決別する時のような気分になるような不思議な空間です。
中には舞台装置のような黒い階段がピラミッド状に積みあげられて、その上に青い光のスクリーンのようなもの。
係りの人の合図で階段を一段一段上り、目の前に見えてきた暗い空間に足を踏み入れます。
そして、一歩一歩青い光に近づいて・・・。なんともいえない不思議な空間。
係の人の声で立ち止まり、そのときにふとわれに返るような感じ。
目の前の光は、なんていうか、虚無・・・
一番私の今までの体験で近いのは、テニアン島でダイビングをしたときに力を抜いて海のうねりに身を任せ、宇宙に浮かんでいるような感じになって上を見上げたときの、どこまであるか一瞬わからないような真っ青な光。
テニアンブルーと言われる美しい青に呆然としたときのような感覚。。。
そして、今来た道を振り返ると、向こうには白い壁・・・ではない色が存在します。
これも光のマジック。
なんて書いてると、初めて見た人が期待はずれになってしまうといけないのでこのくらいにして。
人間って、今までに体験したことのないものに出くわすと、できるだけ今までの体験で近いものを無意識に探して当てはめようとするんですね。
そして、それを上回る体験を積み重ね、積み重ね、今の自分がいる。
体験が積み重なることによって、同じものを見ても、以前の自分と今の自分と違う見方があったり、考え方があったりする。
たった一年の間に、初めてこの空間に足を踏み入れた時の感覚と、今回の感覚は違っていました。
上に書いてあるのは、実は1年間前に感じたことに、今回の感覚をプラスしたもの。
他にも感じたことはあるのですが、先入観を持つよりも、こんな面白い体験、実際に自分で体験して、自分の反応を是非楽しんでください