はい。こんにちは。
なおきぃです。
6月14日~16日の3日間、待ちに待った舞台公演を観劇してきました。
今日はその舞台・お芝居の感想ブログです。
その舞台とは、過去にこのブログで何度も感想ブログを書かせていただいた
「神様からの贈り物」です。
一応、過去のブログのリンクも貼らせていただきますね。(新しい順にいくつかだけ)
劇団MONA 舞台「神様からの贈り物」2023年春公演の感想ブログ
劇団MONA 「神様からの贈り物」復活公演 2022を観て。
学生カミオクという贈り物
カミオクZoom公演という神様からの贈り物
僕なりのカミオク裏設定
舞台「神様からの贈り物」という贈り物。
お暇なときにどうぞ!
さて。
本題です。
※既にキャストの皆さんにはお稽古見学の感想や初日・二日目の観劇を終えた感想を添えたお手紙をお渡ししてまして、その内容と一部重複することをご了承ください。
※既にキャストの皆さんにはお稽古見学の感想や初日・二日目の観劇を終えた感想を添えたお手紙をお渡ししてまして、その内容と一部重複することをご了承ください。
今回のカミオクについて、先ずは総評からお伝えしたいと思います。
今回のカミオク、一言で表すなら「リノベーションされたカミオク」でした。これはお稽古見学の後に、ケバブさんやキャストの皆さんにお伝えした言葉でもあります。
歴代のMONAモデルの先輩がゼロから創りあげて、繋いできた劇団MONAの代表作といえるこの作品を、新しいキャストが受け継いで、青木道弘という超一級建築士の演出家を招いて見事な作品に仕立てていただきました。
きっと、私たち観る側の想像を超える苦難もあったと思うのです。
これまでのカミオクを知っているファンの方を失望させるわけにはいかない、それでいて初カミオクのお客様にも繋がれてきたカミオクの奥深さや素敵な魅力・メッセージをしっかり届けたい。
そんな究極の命題を叶えるための覚悟・志・使命感・責任感を本当に強く感じました。
キャストの皆さん、スタッフの皆さん、in→dependent theatre 1stの皆さんには、本当に頭が下がります。
最幸の舞台を届けていただいて本当にありがとうございました。
既にXでポストしたことでもあるのですが、改めて紹介させてください。
2019年の全国公演の頃から知り合いのファンの皆さんや、コロナ明けのわたいそ・TBぐらいで生の劇団MONAの舞台を観られていて今回が初カミオクだったというMONAファンの皆さん、そもそも劇団MONAや舞台自体が初めてというお友達に、「どうでした?」「いかがでした?」と感想をお聞きしました。
キャストの皆さんにもスタッフの皆さんにももちろん直接伝わっていると思うのですが、皆さんが口をそろえて「本当に良かった」「感動した」「めっちゃ泣いた」「8月の舞台も絶対行く!また会いましょう」というお声を耳にしました。
カミオクファン・劇団MONAファンの仲間が増えることがこんなにも嬉しいんだと、観劇後の会場の外でも感激したというお話でした。
さぁ、では恒例のキャスト皆さんのお芝居の感想とスタッフさんに関する感想です。
完全に僕の個人的感想です。例によってめっちゃ長くなります。(お手紙の内容とかなり重複するかもです)
また、加えて予めお断りしておくと、過去の"カミオクの系譜"についても触れてしまうと思います。
初カミオクのだったという方には、よく分からないお目汚しの表現もあるかもしれません。
そういうとこは読み飛ばして下さい🙇♀️
- 二階堂涼介(八上和之)役 芦田雄太さん
これは、あっちーご本人以上にファンの皆さんが待ち望んでいたことだと思います。
もちろん僕も含めて。
彼が持っている一番のストロングポイントは、「役者・芦田雄太色にそのキャラクターを染めること」だと思っていました。
いわゆるあっちーらしい〇〇という役に仕上げるのが本当に上手いんですよね。
しかし、この能力の強さは副作用も大きくて、逆にそのキャラクターになり切ること・入り込むことを邪魔することも少なくなかった気がします。
そのシーンでそのキャラクターならそういう話し方や振舞いはしないだろうという事とかね。
毎回上演の度にお渡ししているお手紙にも、この点をずっと気にして書いていました。
それが変わった“きっかけ”は、やはりロミジュリでロミオを演じたことじゃないでしょうか。
身に着けたのは、「引き算の演技」「ナチュラルさを演技すること」「観客の感情変化に寄り添う演技」などなど。
その後のわたいそ、TB、FOH2などのご出演作品でも増やした演技の引き出しをフル活用して好演して、更に引き出しを増やし続けて、今回、満を持してカミオクの涼介という役にたどり着いたんだと思います。
かなり前置きが長くなりましたが、あっちーの出演作品は全部観てきてるから熱も入るんですよ。ごめんなさい💦
そんなあっちーの涼介。
不安だらけのところからスタートして、成長して自信をもって覚悟を身に着ける感情のグラデーション、麗華やSHINGOに振り回されて慌てたり、茜に心を惹かれていく心情、一ノ瀬の告白に隠せない動揺など、涼介の心情が全て手に取るように分かりました。
文字にすると無粋だけど、涼介に「共感」「共鳴」「同感」する、そんな状態が上演中ずーっと最初から最後まで続いていました。完璧な没入感を与えてくれました。
それでいて、冒頭に話したあっちーらしさもしっかりあって。
とにかくあっちーの涼介のおかげで、カミオクを堪能させてもらいましたとお伝えしたい好演でした。
8月の主演舞台も本当に楽しみになりました。
- 山元茜 役 松山莉奈さん
その〝初めてお芝居をする姿〟とは、MONAチャンネルのYouTubeドラマ「Hey!TAXI」の中に登場する女子高生Aの役。
ほんの数カット、二言三言のセリフしかない所謂(いわゆる)端役だったのですが、目線の使い方、手先や身体の向きなどの仕草、表情の豊かさが極めて自然だったんですよね。どう見てもそこを偶然通りがかったという感じ。
山元茜という女性を纏うためには欠かせない要素を全部持ち合わせてるんじゃないか?と思ったことを鮮明に覚えています。
その後、ロミジュリのジャネット、カミオクの天空メンバーテディ、舞台版のダメ女の法則でも確実に経験を積んで、いよいよ待ちに待った茜ちゃん役。前述の通り僕にとっても"念願"でした。
魅せてくれたお芝居は、ある意味期待通り、そして期待以上に完璧だったと思います。
見どころは沢山あったのですが、例えば、親友の菜月との電話のシーン。
菜月の的を射た一言一言の言葉に対して驚いてキョロキョロ目線が泳いだり、口元がゆがんだりゆるんだり、嬉しくて顔がくしゃくしゃになったりするんですが、その全てが全部自然でした。
お稽古も加えたらきっと何十回とやったこのシーン。
慣れて、リアクション待ちになったり、ほんの少し食い気味に反応してもおかしくないと思うのに、5公演が5公演とも全て素直に初めて聴いた親友の言葉として茜の心に刺さっていたように反応していました。
それによって、二人の親友度も絆もしっかりと伝わる素敵なシーンになってたと思います。
これらを「技術的な演技力の高さ」とひとくくりにまとめるのは簡単なのですが、それ以上にこれまで数々の沢山の先輩たちの演技を見て感じて、きっと沢山自分の中に取り込んで成長したんだろうなと思います。そんな女優・松山莉奈の吸収力と成長曲線も称えたいと思います。
- SHINGO 役 新見鈴菜さん
そんな思いをはるかに超える完全なSHINGOを演じきってくれたなぁというのが、感想の全てです。
決して簡単な役じゃない、ほぼ出ずっぱりで色んな表現を常に持ってなくちゃだめで、「とっさのトラブルにも対応できる」能力も必要です。
お手紙にも書いたことですが、この"劇団MONAといえば"と言える作品「神様からの贈り物」のSHINGOという重要な役は、既にMONAを卒業された先輩俳優のみなさんが大事に育てて演じてきた役です。
今回の鈴菜ちゃんのSHINGOは、その先輩たちが観てたらきっと羨んで悔しがるほどの好演だったと思います。
全てを知った涼介が部屋に戻ってきて、言い出せなかったことを全て吐露する大事なシーン。
激高して手を上げてくれた方がどれだけ楽だろうかと思うほど、いつもにも増して優しくて穏やかな涼介(和之)に動揺が隠せないSHINGO。
それまでの二人でふざけ合っていた距離を一切感じない、離れてしまった心の距離に苦しむSHINGO。その姿は本当に観ていて辛かった。
その後、あの弱弱しかった涼介が自分をしっかり持って、歩み寄って来てくれていることが嬉しくて、思わず涙する鈴菜ちゃんのSHINGOと一緒に客席ではらはらっと涙しました。
シリアスな演技もコミカルな演技も、ニヒルな役も可愛い役も、それこそ女性の役も男性の役も高いレベルで何刀流もこなす新見鈴菜という女優のポリバレントさが際立ったSHINGOでした。いやー。お見事でした。
8月の“初”主演舞台も絶対観に行きます。めっちゃ楽しみです!
- 神様アダン 役 伊藤利里子さん
「あれ?アダン以外の天空メンバーは出てこないの?」って。
アダンの同僚で仲間のソアン、アダンとソアンの先生であるソフィア先生。そんな天空メンバーだけのシーンで届けられるメッセージは本当に観ている人の心に届く大事なものばかり。
今回のカミオクでは、その天空メンバーのメッセージを伝える役目は、全て利里子ちゃんの双肩にずっしりと乗っていたと思うのです。
きっと絶対に楽しいだけじゃなかったと思います。脚本家のケバブさん・演出家の青木さん、舞台上で絡むあっちーや鈴菜ちゃんと、きっといっぱい議論して悩んで、納得がいくまで役を自分の中に落とし込んで、文字通り乾坤一擲と言えるぐらいの気持ちが入った神様アダンだったと思います。
りりこちゃんには、2日目の昼公演の後、チェキを撮るときにもお伝えしたし、お手紙にもたっぷり書いたんです。
お一人お一人先輩アダンのお名前を挙げて、「どの先輩アダンも、『今回のカミオクのアダンがおりりこで良かった』『繋いでくれてありがとう』って言ってくれると思うよ。」って。
りりこちゃんの演技の凄いところは、舞台の上で、役の中にいてもしっかり傾聴しているとこだよね。
涼介やSHINGOとやり取りをするシーンがいくつもあるけど、しっかり話を聞いている。
そして、「うんうん」って聞いてるっていう顔をして聞いてる。
それでいて、ちゃんと次の発する自分のセリフは“待ってました感”は一切なく、普通の間(ま)で、自分の言葉・アダンの言葉として口から普通にはらはらっと出てくる。
だから、それが演技には見えない。
数m先の目の前にいるのは神様アダンそのものだって思ってしまってました。
よくよく考えると、なんでそんなことができるの?って不思議になるくらいの見事さだったと思います。
- 伊集院麗華 役 汐沢怜華さん
あそこに“汐沢麗華”とわざと書くくらい、昔っからの麗華推しを公言しています。
もちろん、れいぴょんも大好きなので、“怜華が演じるの麗華“という表現も沢山SNSで見たりしたけど、個人的には“推しが演じる推し”って感じだったのです。
実は公演前、お稽古見学の前のfreciaのライブ終わりにREIKAと話すタイミングで既に、「“茜と麗華の和解のシーン”が楽しみだ」ってこっそりお伝えしてたんです。
涼介に促されて複雑な心境のまま茜の前に現れる麗華。
思いがけず日頃の感謝を伝えられてみせる麗華の動揺。
自分の愚かな行為を恥じる口元の表情。自分の腕をつかむ手にギュッと力が入るさま。
気持ちを伝える茜に眼を合わせるために振り絞る勇気。
振り返って真っ直ぐに見つめる茜の眼を見て、固く凍った心が溶けていく眼の色の変化。
絞り出すように口からこぼれる謝罪。
目の前に差し出された握手を求める手をしっかりと握り返すときの麗華の裸の心。
全部真っ直ぐに伝わって、やっぱりあのシーンは大号泣シーンでした。
(この文章を思い出しながら書いていても涙が溢れてくるくらい感動的なシーンでした。)
それ以外のシーンもとっても素敵でした。
3年前の回想シーンでは髪型を変えてミニスカート姿になったり、例のシャワー前後のシーンでは、髪を拭くタオルがfreciaタオルだったりとか細かい工夫も散りばめられていて。(笑)
前説から最後の二階堂との絡みまで、たっぷり麗華を堪能させていただきました。
いや~、本当に素敵な伊集院麗華でした~。すっかり麗華ロスです。
- 星野陽子 役 堀井雪乃さん
「ほらでたよ、ゆきっちゃんのカメレオン女優っぷり」
星パイがゴールドライトカンパニーに居る安心感。先輩としての存在感。涼介も伊集院も茜も菜月もが持っているリスペクトを纏うオーラ。単なる上司ではない人間的な優しさ。全部持ち合わせていましたよね。
大げさな演技があるわけではなく、ピシッと伸びた背筋や綺麗な立ち方・歩き方、台に手をつく仕草やまわり方まで細かいところまで、「星野陽子ならどう振舞うだろう?」ってことを本能的に研究しつくした演技だったように思います。
僕が、特にぐっと引き込まれたのは、ゆきっちゃんの“目線の残し方”。
例えば、茜の座右の銘「笑顔」の話をするシーン。
思い出話を懐かしがるときは上を見上げて、「私その座右の銘気に入ってるのよ」と告白するところでは、パッと茜の顔を覗き込んで。
ところがその次のシーン。
涼介が病院に運び込まれて、無事だったことを確認したシーンでは、茜が泣きながら涼介に心配していたことを訴えた後、小さい溜息を一つついて、「無事だったって部長に連絡してくるわ」と言い残して席を外すのですが、くるっと踵を返すのではなく、最後まで二人に目線を残しながらゆっくりと静かに身体を外に向けていく。
この二つのシーンは、いつも冷静で大人な雰囲気の星野陽子でありながら、その微妙に変化する心情の違いをその目線や仕草ひとつで伝えてくれたところでした。
劇中以外はいつものゆきっちゃん、劇中は同じ格好をした別人の星野陽子さんという見事なカメレオン女優っぷりでした。
- 大原菜月 役 由紀恵さん
「いかがでしたか?大原菜月を生きて。」
大原菜月役が決まってからお稽古を経て今回の舞台本番の3日間まで、ずっと茜ちゃんの傍で、ずっと茜ちゃんを愛してくれたんだなぁって思ったんです。
観客全員が大好きになる山元茜という女の子の一番近くで、観客の気持ちも乗せて茜ちゃんに大事な言葉を掛けてあげる。大原菜月役というのは、その役自体以上にそんな大事な役目があったと思います。
前述した茜との電話のシーンでも、伊集院さんと涼介が腕を組んで歩いていたことを慌てて伝えに来るシーンでも、その役目(ミッション)を的確に実行してくれました。
また、菜月のキャラクターづくりについても、沢山の工夫が感じられました。
もちろん、演出家さんや監督さんとの相談も沢山あったと思うのですが、同い年で仲のいい茜との対比という意味でも、茜はスカートで菜月はパンツスタイルだったり、口調も普段はおっとりした茜に対して少し早口でまくし立てることも多い菜月という対比が見事でした。
ほんとに細かいところで言うと、普段の歩幅が茜よりちょっと広いところとかも。
基本的に大股で歩いたりするけど、茜と並んで歩くときは茜に歩幅を併せたり、逆に数歩でも大股に歩いて茜にちょこちょこっと小走りっぽく近寄らせたり。同い年の二人でいても、ちゃんとキャラクターの色の違いとその二人の関係性を自然と表せていたのは本当に見事だったと思います。素敵な菜月でした。- 一ノ瀬翔 役 吉田恭平さん
一言、「今回のカミオクの一ノ瀬翔が、客演がラッキーさんで本当に良かった」と思います。
きっと僕だけじゃなくて沢山の観客の皆さんも同じ気持ちだと思います。
まず、涼介に負けず劣らずカッコいい!(笑)
そして、勢いがあるベンチャー企業の社長というオーラが常にプンプンと漂いました。
基本的にクールなのに、“二階堂涼介”という名前に激しく抱く嫌悪感というトラウマ。
フラッシュバックする屈辱とその涼介に向けられる猟奇的な咆哮。
一方でガラッと変わる茜への感情の色。
根っこにある地の演技力(自然な手先・指先の使い方やそのバリエーション、身体の向き、声の抑揚の使い分けとか)がやっぱり著しく高くて、全ての演技やセリフが濃厚に観客の胸に届いたように感じました。
この“地の演技力・引き出しの豊かさ”は、同じ舞台に立った劇団MONAの役者さんや客席から観劇された俳優さん達にもめっちゃ勉強になる演技だったんじゃないかなとも。
カーテンコールのスピーチでは、「ぜひまた呼んでください」っておっしゃってましたけど、こちらこそ是非また来てくださいと言いたいですし、カミオクだったら次はSHINGO役とか、星野先輩(男バージョン)とかも観てみたいなぁって思ってます。
ありがとうございました!
- 脚本 ケバブ大吾さん(SHINGO役)
元々のカミオクの木の幹の部分(コンセプトや世界感、込められたメッセージ)を傷つけることなく、よくぞまぁこんなにまた違う美味しさの芳醇な果実を実らせたもんだと感嘆しました。
それぐらい見事な脚本の改訂だったと思います。
観劇する前、前の脚本を知っている僕を含めたファンにとっては、天空のシーンが無いことにかなりの不安があったのは伝わっていたでしょうか。
そんな不安も完全に払しょくするくらい、杞憂だったと思えるくらい、いやぁ~見事な脚本だったと思います。
最近MONAチャンネルとかで露出も増えて、少しサンの線の色濃いケバブさんだったから少し見誤ってたのかもしれません。(笑)
やっぱり物書きとしては大先生だったんですね。「舐めんなよ」って言われたような凄さを感じました。
さて、2日目のマチネ公演には俳優としてもご出演されました。
まず、その挑戦そのものを賞賛させてください。
本当にお疲れ様でした。
俳優・ケバブ大吾の感想は、正直にアンケートやお手紙に書かせていただきました。
劇団MONAの舞台に立つには稽古不足が否めませんでした。
いやいや、お稽古中に絶え間なく細かい修正を入れていたであろう脚本家の大先生という役割と、1公演だけとはいえ俳優として出演するいう二刀流をこなすのは、ただでさえ忙しいケバブさんのことを思えば俳優側に無理があったように感じたというのが正直なところです。
観ていて辛かったのはフライング気味に動くリアクションや、他の演者が演技をしているところでの待ちの演技に、思いとかこだわりとかがほとんど感じられなかったところでしょうか。
次のご出演があるのであれば、脚本家・スタッフの任を解いて、お稽古の声出し・ワーク・鯖ゲームから演者の輪にキッチリ入って、本気の本気で臨んでいただければと願うばかりです。
次のご出演があるのであれば、脚本家・スタッフの任を解いて、お稽古の声出し・ワーク・鯖ゲームから演者の輪にキッチリ入って、本気の本気で臨んでいただければと願うばかりです。
- 演出 青木道弘さん
口が悪いのですが、「やりやがったな~」って感じです。(笑)
カミオクにここまで細かいコメディ要素をぶっこむのって、勇気も相当必要だったと思います。
「やりやがったなー」という言葉には「よくぞやってくれた!」という意味も沢山込めさせてください。本当に素敵な演出が沢山ありました。
個々のキャラクターで言えば、茜・菜月・麗華、そして一ノ瀬。
シーンで言えば、涼介と茜がぶつかる2度のスローモーション、茜にやらせた2度のノリツッコミ。
令和のオフィスだからとスタンディングオフィスを採用したりする一方で、ドラクエ世代にしかわからないルーラやダーマ神殿といった小ネタも。
「椅子三脚で観客のイマジネーションに頼ることが常であったカミオク」のスタイルを崩してでも、3台のパソコンや飲み会の時のビールの缶など小道具を増やしてリアリティを高めたという判断も見事だったと思います。
まぁ、強いて、本当に強いて言えば、神様がSHINGOに「彼は君のミッションをクリアするための道具じゃないよ」と伝えて、意を決してSHINGOが涼介の元に戻るシーンだけは、そのSHINGOの覚悟の強さや神様の素敵なメッセージの余韻を残す意味でも、その後の「ルーラ!」は無粋だったかなぁってちょっと思ったことぐらいでしょうか。
ともかく、いつもいつも素敵な演出をありがとうございました。
8月の舞台も楽しみにしています!
- 照明 和泉翔太さん
和泉さんの照明は、これまでの舞台でもfreciaのライブでも何度も何度も楽しませていただいていますが、今回もめちゃめちゃ素敵でした~。
やっぱり見どころはタイムリセットのあの「X」の2本のピンスポ。
冒頭のシーンの床を照らした模様も、涼介が目覚めた時に見せた幾何学模様のクロスの模様もそのシーンにピッタリハマってました。
そして、観覧車のあの光景。
観客席から湧き上がる「おぉ~」「うわぁ」っていうため息に似た感嘆の息も、僕の感動に拍車を掛けてくれました。
小劇場での公演でありながら、ここまで丁寧にチャンネル重ねて誰がどう見てもそう見えるシチュエーションを作ってくれる照明さん、本当にありがたいです。
きっと某演出家さんからの無茶振りも沢山あったと思いますが、期待以上に応えていただいて本当に嬉しかったです。
きっと某演出家さんからの無茶振りも沢山あったと思いますが、期待以上に応えていただいて本当に嬉しかったです。
いつも本当にありがとうございます。
次の舞台やライブも楽しみにしてます!
- 音響 廣岡美祐さん
初めて劇団MONAの作品に関わっていただいたとのことで、本当にありがとうございました。
(現場では公演の前後に何度かすれ違ったのですが、お話しできずでした💦)
舞台音響の一つのこだわりは、その舞台のストーリーにいかに馴染んで溶け込むかということだと思うのです。
舞台音響の一つのこだわりは、その舞台のストーリーにいかに馴染んで溶け込むかということだと思うのです。
2日目の夜公演では、音響効果に意識を払いながら見てたんですが、「あ、ここでこの音を使うんだぁ」というそれまでの3公演では気づかなかったぐらいの自然な音の溶け込みを感じました。
もちろん、カラータイマーの音とかルーラの音とか、わざと目立った効果音で笑いを取るところ(これも某演出家さんからのぶちゃぶりでは?多分ルーラの音って聞かれたとき、それ何?ってなりましたよね?(笑))もあるのですが、それ以外の効果音やBGMが、本当に完全に溶け込んでましたよね。
また一方で、一切音を加えないシリアスなシーンもありましたよね。
そんなシーンでは、発するメッセージが響いて、息遣いや衣装の衣擦れの音も聞こえる静寂な間(ま)も感じて。
“音を足しすぎないことも音響のテクニックなんじゃないか”と思う、素敵なご判断があったように思いました。
どうか次回作でもお力をお貸しください!
- アテンド IPPEIさん・RIEさん
今回はあまりゆっくりはお話しできませんでした。
全公演ほぼ満席の会場で、開場前から終演後まで、いつも居心地がいい会場づくりをしていただいて本当にありがとうございました。
もちろん観客の誘導だけじゃなくて、裏に回ればキャストさんのお世話や会場との調整、スタッフさん間のコミュニケーションなど、本当に目が回る忙しさだったんじゃないでしょうか。
全通したからハッキリお伝え出来ます。
お二人は、「問題解決しなさい=5公演を無事終了させる」のミッションを完全にクリアしてましたよ♪
本当にお疲れ様でした。
他にも、台本の表紙イラストを描いてくれたMIHOさん、会場を提供していただいた in→dependent theatre 1stさん、大切な主題歌を届けてくれたrihoさん、関わられた全ての皆さんにも感謝を伝えさせてください。
本当にありがとうございました。
効きすぎた空調も終わってみればいい思い出です(笑)そんな会場の室温を補って余りあるほど、心の中はぽかぽかと温かくなって帰路に着きました。
どうかこの神様からの贈り物という作品は、
次へそして再び全国へと繋いでください!
最後まで飽きずに読んでいただきありがとうございました。
おしまい♡