あら♡こんにちは。
なおきぃです。
大変ご無沙汰しております。
いよいよ、待ちに待った舞台公演を観劇してきました。
「神様からの贈り物」全5公演。
生涯、僕が一番観ている演目です。
公演数で言うと、今回の5公演を含めて15公演になります。
・全国公演Aチーム(大阪)
・全国公演Cチーム(名古屋)
・全国公演Bチーム(神戸)
・全国公演千穐楽A/B/C/ごちゃまぜ(大阪)
・Zoom公演
・学校カミオク(オンライン)
・学校カミオク(大阪)
・復活公演A/Bの5公演
ストーリーは頭に入っています。
セリフも頭に入っています。
なのに、なぜ何度も観るのか。
そこに、本気の本気の本気で伝えてくれるメッセージがあるから。
全身で受け取ってきました。
今回はその舞台5公演の感想ブログです。
なお、今回の舞台と同時期に収録された舞台の模様が、4月~5月に映像作品としてオンラインで有料配信されますので、今回のブログは、極力ネタバレはしません。
「ここのこのセリフはやばかった!」とか、シーンについての説明になるような描写は書かないのでご安心ください。
素敵な19人の役者さんのお一人お一人の演技にフォーカスして、感じたものを、すこしずつですが残しておきたいと思います。
例によって、あくまでも個人的見解です。(笑)
-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-
・ソフィア先生 川森萌可さん(A/B)
2019年末以来の舞台に帰ってきた萌可ちゃん。
おかえりなさい♪心から待ってました。
もとより演技に定評がある萌可ちゃんですが、今回はセリフの放ち方や振舞い以上に、3人の神様を見つめる目や表情から溢れるほどの愛を感じてしまって、それが慈悲深くてたまらなかった。
先生の言葉を大切に両手で包んで目の前に差し出してくれているような、そんな温かみを感じるソフィア先生でした。
・テディ 松山莉奈さん(A/B)
観劇された方、キャスト仲間の皆さん、ビジュアルをSNSで見た方全ての共通認識だと思います。
まず、「可愛い!」(笑)
そして、彼女(彼)の発する言葉はとても大事な言葉ばかり。
無邪気な子供の神様だからこそ真綿のように吸収している本質が詰まっているんだよね。
それを素直に伝えてくれてありがとうと感じる素敵な演技でした。
・ソアン Rikoさん(A/B)
Rikoちゃんのソアンちゃんは優しかった。
真面目という言葉通りのキャラではなく、丁寧なんだと思う。
テディに対して喜ぶ表現、アダンちゃんに少し怒る表現、ソフィア先生に教えを乞う表現。
その全てが本当に丁寧に表されていて、役を通じて、観る側の人たちに、「皆さんもそう思いますよね?」と問いかけてくれているような、そんな優しさをものすごく感じました。
・大原菜月 新見鈴菜さん(B)
驚きと感動の鈴菜月ちゃんでした。
初カミオクの鈴菜ちゃんですが、1期と2期のロミジュリを経て、確実に演技力は身についていたと思うんだよね。
実は彼女にお渡ししたお手紙にも書いたのですが、ロミジュリの役(バルサザー・エイブラハム)と菜月には、確かな共通項があって。
それは、「友達が大好きだ」っていうこと。
そういう意味では、うってつけの役だったのかなとも思います。
茜の親友が鈴菜月で良かったと思える素敵な演技でした。
・大原菜月 大森彩葉さん(A)
彩葉ちゃんの菜月は、別の意味でおかえりなさいです。
正真正銘、2019年の全国公演の千穐楽公演以来の菜月が帰ってきた!
最初の登場シーンで思い出し泣きしそうになりました。
本当におかえりなさい♪
茜役の沙耶ちゃんとのコンビは初めてだったけど、掛け合いはやっぱりさすがでしたね。
親友ならではのテンポ感がちゃんと出ててニコニコしてしまいました。距離感も表現の一つ一つも、もう親友でしかなかったと思います。
・一ノ瀬翔 芦田雄太さん(B)
初カミオクのあっちーの一ノ瀬(略して「あちのせ」というらしいw)。
あっちーの演技は、これまで沢山観させてもらってるけど、つくづく思うことがあるんです。
彼は、色々なタイプ・性格のキャラクターの役を演るたびに、自分の引き出しに財産のようにその演技力を格納していってる。
いわば、新しい役をやらせたくなる俳優さんなんだよね。
しかも器用にそつなくこなすという理由ではなく、「芦田雄太にやらせたらどんな一ノ瀬になるだろう?」って思わせる期待感が湧いて、しかもちゃんと結果で返してくれる俳優さん。
今回の一ノ瀬も、怖さより冷たさが際立って、彼なりの演技脳が発揮された、いいあちのせだったと思います。
・一ノ瀬翔 江口史恭さん(A)
実は千穐楽の朝、会場横の関係者口が開くのを待っている史恭君に会って、しばしの間、僕の雑感を伝えることができたんです。
その時お伝えした史恭君の一ノ瀬の凄いところ、それは、「慣れが無いところ」。
稽古も本番も含めると、全キャストの中で一番というほど同じ一ノ瀬翔という人物を演じていると思うんだけど、一切「慣れたもん」という感じがしない。
「ここでこう来たらこう返す」という予定調和が全くない。
いつも初演・いつも乾坤一擲。そんなヒリヒリした緊張感を感じるからこそ、全身から沁みだすあの一ノ瀬の重厚感だと思うのです。
・星野陽子 優木風見さん(B)
全国公演で新人だった茜ちゃんが先輩になったという「線」で見ても、優木風見の新しい女優像の一つの完成形という「点」見ても、どちらでも評価は同じだと思います。
「風見ちゃんの星野先輩、想像通りで期待以上に素敵でした。」
気持ちを持っていかれるのは、風見ちゃんの目を切る演技。
星野先輩が茜や二階堂と会話をしながら、相手をずっと見て話すだけじゃなく、ナチュラルに目線を切るんだよね。
その姿を茜や涼介と一緒に観客も反射的に目で追ってしまうから、先輩の会話のニュアンスがしっかり伝わってきてたのでした。
・星野陽子 藤田真奈さん(A)
まなてぃの星パイもおかえりなさいでしたね~。
嬉しさというか、なんかホッとした。
涼介や茜だけじゃなく、観客の先輩でもあったりするんだろうか。(笑)
舞台の星パイの表情に注目すればするほど、その安堵感がじんわり沸いていました。
演技面でやっぱ凄いなぁって思ったのは、上手(かみて)からの出入りの時の歩幅・歩く速さの微妙な違いで、その時の先輩の心情が表現されていたように感じました。(意図的にしていないものであれば、それはもう星パイそのものになってたってことよね。(笑))
・伊集院麗華 手塚マナカさん(B)
てぬーさんの麗華ちゃん、ネタバレになっちゃうからいろいろ言えないけど、すっごく良かった。(笑)
もちろんこれまで演じられた麗華ちゃんも好きだけど、今回の麗華ちゃんも大好きです。
ちょっと抽象的な評価で申し訳ないんだけど、「麗華ちゃんってこういう子です」っていう演技上の見せ方というか、今回はそういうテクニカルな部分より、全体から醸し出されるオーラの色やブーケ(香り)が際立っていた気がします。
ロミジュリのキャピュレット夫人を演じたことで自然と身に付いたのかな?
・伊集院麗華 西岡千尋さん(A)
これもお手紙に書いたこと。
ちーちゃんの麗華は、僕がキャスティングを任されても一本釣りでパチン!ってはめてみたくなるくらい観たい配役でした。
そして本当に期待以上に麗華ちゃんでした。
目や口元の表情、あごの使い方、手の演技、身のこなし・・・。
細かく「うわっ、うわっ」って思ったところを挙げたらきりがない。
オンラインでもっと良く見せてもらおうってマジで思う。
「この時の麗華ちゃんならこういう表情・こういう態度・こういう仕草をするよね」っていうことを相当向き合って考えたことが伝わる好演でした。
・神様アダン rihoさん(B)
rihoちゃんの神様アダンちゃんは、一言でいうと「イキイキ」。
何度も演じられてて、テッパンでゆるぎない神様アダンちゃんが帰ってきたっていう喜びでした。
それでも前述の「慣れ」はrihoちゃんにもやっぱり無くて、他のキャスト・役から受ける刺激に敏感に反応して、また、他のキャストに与える刺激もしっかりあったのが、劇団MONAの看板女優だなぁって感じるところでした。
で、久しぶりにカミオクを観てやられました。
あるシーンで流れるrihoちゃんが歌う挿入歌
「君は君をやめないで」
これは演技ではないけど、まるで本当に神様が天空から優しく歌っているようで。
それが流れることをすっかり忘れてて、ガッツリスイッチ入って大号泣しました。やっぱり最高で素敵な歌です。
・神様アダン 金丸優美さん(A)
そして、こだまちゃんのアダンちゃん(こだんちゃん)。
推しのこだまちゃんが神様を演るってことは、もの凄く大きなニュースで、なかなか冷静に成れない時期がありました。
期待もワクワクも飛び越えて、ソワソワもそれなりにあったんです。
なのに、今回も、しっかり役に宿ってたなぁ。
イギリスの有名な舞台の劇作家・演出家が、俳優に言った言葉。
Dwell in that character。「役に宿れ」
言葉も表情も仕草も、神様アダンちゃんそのものから沁み出たものでした。
アダンはなぜいたずらをするのか。何のためにいたずらをするのか。もちろん。観客を喜ばせるためじゃなくね。
天空チームの皆さんや、大地君・Bチームのrihoさんと創りあげて
その本質を見せてくれたことに感謝です。
・SHINGO 佐々木俊典さん(B)
今回23通目のお手紙を書かせていただいたライト君。
その中にこんなことを書きました。
「ライト君は役を重ねるごとに、毎回アップデートしていて、役の輪郭とかエッジの部分のとらえ方がどんどんシャープにくっきり明確になっている。」
もちろん、観劇前に書いたお手紙なんですが。
予言のようにピッタリで、思わず自画自賛しました。
SHINGOがしっかりSHINGOだったから、メッセージやSHINGOの心情が手に取るように伝わって、幸せが波のように押し寄せた2公演でした。
・SHINGO 齋藤大地さん(A)
アフタートークショーの前、会場前に列に並んで待っているとき、仲のいいファンの女性からこんな質問をされました。
「今回のなおきぃさん的なMVPは?」
その方はあっち-推し、僕がこだまちゃん推しと知った上でのご質問でしたが、食い気味に言いました。
「齋藤大地!」
今回の大地君は金曜日の初演から千穐楽までガツンと「魂」が入ってたような気がします。
SHINGOが持っている怠惰な一面と、付き人としての言動。
その全てが練りに練られて、いっぱい考えられていて、きっと「僕はこういうSHINGOをやる」っていうことを一真君やこだまちゃんにもしっかり伝えていて、その上で舞台に立ったんだと思う。
そんな確信をもってイキイキと演じること=魂が入った演技になったのかなと思いました。
実は、前述のファンの方とのMVPのやり取りには続きがあって。
即答した直後、すぐそばにいらっしゃった初対面の女性。実はその方が大地君のお母さまと知り、めっちゃ驚きました(笑)
・山元茜 愛原有里彩さん(B)
過去に何度もありちゃんご自身に伝えていること。
今回もお手紙に書いたこと。
3年前の大阪大千穐楽でごちゃまぜ公演のアダンちゃんを演じたありちゃんを観て、「いつかヒロインをやる女優さんだなー」「茜ちゃんも観てみたかったなー」って思ったんです。
ロミジュリでヒロインは実現してくれて夢が叶ったけど、まさかカミオクが復活するとは思っていなかったから、今回のキャスティングは本当に僕得でした。
期待通り、ありちゃんの茜ちゃんもとても魅力的で。
不器用で真っ直ぐな性格はもちろん、めっちゃたくさんの表情を見せてくれました。
その表情も一つ一つの素晴らしさだけじゃなく、Aという表情からBという表情に変わるところのグラデーションが鮮やかで。
例えば晴れやかになっていく表情とかは「わぁ」って声がでるぐらい感情が伝わりました。
・山元茜 沙耶さん(A)
沙耶ちゃんの茜ちゃんは、もうね、茜ちゃんにしか見えないんだもんなー。
変な表現だとわかってて言うんですが、僕が劇団MONAを知った時はもう茜ちゃんだったから、いまだに時々、「あれ?茜ちゃんが沙耶ちゃんを演じてる?」って思うぐらい茜ちゃんがしっくりくる感じなんですよね。
いや、女優さんにしっくりするっていう表現は失礼ですね。
茜ちゃんとと沙耶ちゃんは、同化していました。同一人物でした。
これは確実に。
・二階堂涼介 杉山将生さん(B)
将生君の涼介も大千穐楽以来だったんだけど、凄い進化を感じていた。
ライト君・rihoちゃん・てぬーさんとの共鳴、あっちー・有里彩ちゃんからの刺激もしっかり感じた。
過去の涼介を継承した部分も新しく磨いた部分も全部素敵でした。
期待通りだったなぁ。
観る側がこれだけ信頼してたんだから、仲間の信頼も凄く大きかったと思います。
本当に素敵な座長でした。
・二階堂涼介 野口一真さん(A)
ありがとう。
3/18の開演のベルが鳴って、明転した瞬間、僕が最初に観たカミオクの舞台、全国公演の皮切り公演のAチーム、世界館のAチームが、ぶわって甦りました。
一真君の歌じゃないけど、「続き続けること」がここまで来たねっていう想いでした。
演技は少しネタバレになるから詳しく書けませんが、引き算の演技も足し算の演技もどっちもできるんがすごいよなー。
オンライン見ながら酒でも飲みながらじっくり「ここはどんな心境なの?」とかインタビューしながらもう一度観てみたい気分です。
皆さんにとっても大切な作品であるように、僕にとっても一期一会が始まった舞台だし、一真君に1通目のお手紙を書いた大事な作品です。
そして、このブログのトリに選んだ一真君に最後の一言。
なにより、めっちゃ楽しそうに演じていた一真君が観れて、ほんまに幸せな気分になっていました。
はい。感想になってない部分もありましたが、
今回のブログは以上です。
舞台があった3日間では、舞台以外でもたくさん嬉しいことがありました。
それは次のブログに書きますね♪
【追記】
アフタートークライブは許可を頂いて撮影し、YouTubeにアップしました。
画質悪いけど、是非ご覧ください。
トークショーの部分はネタバレあるから気を付けてくださいね♪
それでは、また。
感謝、以上!
おしまい♡