カミオクZoom公演という神様からの贈り物 | MONAサポなおきぃの文字あふれブログ

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あら♡こんばんわ

 

なおきぃです。

 

劇団MONA「神様からの贈り物」Zoom劇場公演が無事に終わりました。

 

公式MONAサイトの各モデルさんのブログや、インスタ・ツイッターでも沢山の感想に触れて、すごく幸せな気分をまだまだ味わっています。

この気持ちが温かいうちに、感想ブログを書こうと思った次第です。

 

さて、どんな角度・切り口で書こうか迷っているんですが、あえて考えずに思うがままに書きたいと思います。

多分、相当長くなりますがお付き合いくださいませ。

 

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まず、ナレーションについて

 

「いきなりそこから?」って言われると思いますが、ナレーションの重要性はZoom公演ならではのものだったと思います。

そして、今回のカミオクZoom公演の優木風見ちゃんが担ったナレーションは、ナレーションを超えて、「ナビゲーション」だったと思うのです。

劇を見進めていくにつれて、風見ちゃんが手をつないで連れてってくれているような。そんな感覚ありませんでした?

カミオクの世界を歩かせてもらったような貴重な体験でした。

 

顔を出してお話しするときは朗読劇のようでもあり、声だけで登場するときはテロップのようでもあり。

観ている側と同じ感情でニコニコしながら、ハラハラしながら、お話しを導いてもらった気分です。

本当にありがとうございました。

 

と、丁寧に書いてみたけど率直な一言も。

 「さすがやわ!風見ちゃん!」

 

では、続いて各役者さんの演技の感想も。

あまり言葉を選ばずに書きますから、ちぐはぐなとことかは寛容に見逃してください(笑)

あと、ちょっとネタバレ要素もあります。まだ見れていないって方は自己判断でお付き合いください。m(__)m

 

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二階堂涼介役 上田晃一君

 

今回の晃一君は、「横顔」「首」の演技が秀逸でした。

苦悩を表すシーンでは、ゆっくりと目線を切って横顔で痛みを示し、怒りを表すときは首にグッと力が入った筋が出て、その感情をあらわにしていました。

あの狭い画角の中で、舞台ではストロングポイントになるすらっとした高身長を使えないのに、いろんな感情を表す工夫が沢山ちりばめられていたという印象です。

そうそう。ふれあいタイムで愛媛公演以来というファンの方がいらっしゃったのですが、そういう方にとっては、晃一君と沙耶ちゃんの涼介・茜が観れたこともよかったよね~。

 

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山元茜役 沙耶ちゃん

 

沙耶ちゃん。もうね、たまらんかった。

とにかく「目線」「目の色」「目の力」で語る演技。

感情持っていかれたー。

かみしもに目線を振る演技。

微妙にカメラから目線を外す顔の仕草。

強く、優しく語り掛けるときの目。

全てにリアリティがあって、今回の舞台中(もちろん家で見ていたからだけど)、「すごいわ」って声に出たのは沙耶ちゃんの目線の演技でした。

そして、観覧車のシーンで遠くを観る顔とキラキラした目が可愛すぎて、ほんとに一緒に乗っている気分になりました。(*ノ∀`*)キャッ

 

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SHINGO役 野口一真君

 

僕は全国公演からしか見ていないので、天空の一真君は初めて観たのです。

率直な感想は、器用な俳優だからこそ、キャラ設定が難しかったんだろうな~っていう印象がありました。

大地君、KENTARO君、ライト君、そして晃一君のSHINGOをこれまでじっくり見て知っているからこそ、オリジナリティを出すのが難しかったかもしれませんね。

だからかな、あえて無理やり個性をつくるというより、「共演する他の演者に身をゆだねた演技」をするっていう究極のテクニックを使ってたようにも感じました。

涼介との掛け合い、アダンとの掛け合い、寛との掛け合い、麗華との掛け合いともに、相手の演技をとことん光らせるアプローチに徹していたような。そんな感じです。

だから逆に、唯一の一人芝居となるお墓参りのシーンでは、感情を爆発してて、ぐーっと胸をわしづかみにされて、じわーっと涙がこぼれました。

 

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アダン役 rihoちゃん

 

rihoちゃんのアダンは、一言でいうと「成熟」。

演技力はもとより、身体の半分がアダンじゃないかっていうぐらい。

初めて見た神戸公演の時の感想ブログにも書いたかな?もしかしたらrihoちゃんへのお手紙に書いたのかな?

それの繰り返しになりますが、「アダンがrihoの体を使って素で話してるんじゃないか?」っていう錯覚が起きるぐらい、アダンそのものなんだよね。

変化といえば、天空でのテディとソアンとソフィア先生とのシーン。

ソフィア先生を中心に、アダンorソアンという組み合わせでは、「強・弱」とか「大・小」っていう二人の「対比」になるのに対して、テディが入ることで、三人の色がそれぞれ表されることで、それぞれの良さが際立って見える感じでした。

そしてごめんなさい。

すっかり「感謝、以上」があることを忘れていたのです。

そのシーンになった時は、涙以上の嗚咽(おえつ)が洩れました。

さらには、その後の天空のシーンでの「贈り物だよ、おくりもの!」っていうセリフもダメダメ。

涙腺スイッチが緩くなってて、もう止まらなくなっていました。

 

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伊集院麗華役 深澤知子ちゃん


ぷっかちゃんの麗華に対してはね。

「名古屋公演の時に既に気づいてたもんね~!」っていう優越感がありました。

それぐらい印象的な唇の演技。

プロジェクトメンバーに入れないあからさまな悔しさの時の唇と、茜の真っすぐな気持ちをぶつけられた時に自分の恥じている気持ちが現れた唇。

微妙な差だけど、ものすごく気持ちが現れていて、その感情がほどけて優しい麗華が現れたときに(´;д;`)ウルウル→どばー(T_T)って泣いてしまっていたのでした。

それにしても、「先にベッドで待ってるね♡」ってそんなセリフは舞台ではなかったよね?(確か「先にベッドに行ってる」ぐらいだったかと。しかも舞台上ではその場にベッドがある感じだったから…)

かなりドキドキさせられてしまいました!((ノェ`*)っ))タシタシ

 

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星野寛役 佐々木俊典君


この寛は、ライト君の為に作られた役と言っても過言ではないでしょう。

昨年11月にごちゃまぜ限定で生まれた新キャラクター。

文字通り復活の演技でした。

今回は、Zoom公演ってこともあって画角の中ではじけまくる、かなりコメディアンに寄った感じもあった前半。

だけど、それでも信頼される上司という役。

しかも、男の星パイだからこその「お前があいつを包んでやってくれ」っていうメッセージの力強さは、ライト君ならではという印象でした。

 

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一ノ瀬翔役 杉山将生君


Bチームの涼介、ごちゃまぜのテディ、タカラモノのリュウ、ダメ女の隼人と、「どっちかというとワルの反対のキャラクター」にいた将生君の初めての強めのクール系。

ベンチャー企業の成功者の一ノ瀬だから、もしかしたら隼人がちらつくかもと思ってたけど、全く違ってたね。

彼も底が見えない役者の一人であることは証明されました。

登場シーンでガシッと気持ちを持っていくあたり、そして、たぶん立って演技してたよね?姿勢を意識してたのかなと思って、やっぱ凄いなっていう印象でした。

 

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大原菜月役 金丸優美ちゃん
 

菜月役は11月のごちゃまぜ以来。

寛と同様、「もう一度こだまちゃんの菜月を」っていうキャスティングだとしたら嬉しい限りでした。

そして、Zoom公演ならではでもあるのですが、喜怒哀楽を表情メインで、ころころ変えて演じ分けるあたりは、役の理解度・かみ砕いて自分の中に取り入れる能力が高いなぁと改めて感じました。

電話のシーンで時間を気にして部屋の時計を見上げる目線とか、オフィスで実際は隣にいないけど、茜に寄り添っている距離感を感じさせる演技はさすがでした。

セリフとしては、茜に対して言う「また偉そうに言っちゃうけど・・・」っていう切り出すところ。

本当に心配しているからこそ、親友だからこそっていう心の距離感もしっかり伝わりました。

 

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ソアン役 長谷川ゆあちゃん

 

今回のキャスティングを知った時に、贅沢なキャスティングだなーと思ったのは、将生君の一ノ瀬と、このゆあちゃんのソアンちゃん。

二人ともBチームで堂々の主役とヒロインを演じてきた二人だから、もう演技力については説明はいらないと思うのです。

成長過程のソアンちゃんっていう役どころ、未熟さや勤勉なところ、ソフィア先生に寄せる信頼とか、細かい仕草や口元の表情を使い分けてしっかり伝えてくれました。

そんなソアンちゃんが、テディとの掛け合いで言った言葉、

「ミッションをクリアしてからどうなりたいかを忘れてしまっている。」っていうセリフは本当に胸に刺さりました。

日々の仕事に照らして、そういう一面もあるなぁってね。

そして、もう一つ、あのCuteなソアンちゃんにゆあちゃんが重なった時の可愛さの破壊力は半端ないっていうことへの期待もありました。

いやぁ~、期待通り、期待以上に贅沢なソアンちゃんでした。

 

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ソフィア先生役 手塚マナカちゃん

 

マナカちゃんは伊集院麗華を演じる姿、ダメ女の直美の役の印象があったから、天空の人っていう役どころは物凄く新鮮で、でも、あの穏やかな口調からどんな素敵な言葉が伝えられるのかが楽しみでした。

そして、生徒の前ではしっかりした先生でありながら、同じ大人の先生であるテルプとアフロディーテの前では、少し気弱なところを見せるソフィア先生。神様なのに人間味も感じるマナカちゃんのソフィア先生でしたよね。

最後に子供たちを見送った時の笑顔。

入れ替わりでアフロディーテとテルプが入ってきて、「なんかいい顔してる!」って言ったときのソフィア先生の笑顔がたまらなくいい顔で、「そうそう!」って仲間になった気分で声に出ました。(笑)

 

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テディ役 中村萌
 

ごちゃまぜでは将生君が演じたテディ。男の子の役だから、彼のはまり役の一つになった印象だったけど、萌ちゃん演じる今回のテディは、逆に可愛らしい女性が演じる男の子役だからこその別の可愛らしさと魅力にあふれていた気がします。

そして、僕が今回のカミオクで胸に刺さった言葉の一つは、ソアンちゃんの感想にも書いたシーンで、「目の前のミッションのことばっかり考えている」って言った一言でした。それまで飛行機や電車のおもちゃで遊んでて、話を聞いていなかったように見えたテディが、アダンちゃんですら悩んでいたことに対して、ズバッと本質を突いた一言。

このセリフを言い放てるギャップって、萌ちゃんが出る回のwe are MONAの中でも何度か同じ感じ方をしたことがあったので、それとオーバーラップしてめちゃめちゃ嬉しくなりました。

 

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テルプ役 美都
 

おみつさんが演じるテルプは、ギリシャ神話のテルプコシラーという女神が原型だと思うんだけど、昨年11月のごちゃまぜの時に藤田真奈ちゃんも演じた「踊りの女神」なんだよね。

そういう意味で、今回の全身が使えないZoom劇場は少し物足りなさもあったけど、逆に、踊りが好き=陽気で明るくて元気を振りまく女神として、ソフィアとアフロディーテを盛り上げる言葉と笑顔が沢山ちりばめられていました。

そして、その役はおみつさんにぴったりだったんだよね。

満面の笑顔と二人が大好きなんだなぁっていう演技、最高でした。

(あ、お酒好きなところはどこまで演技か知りませんw)

 

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フロディーテ役 太田沙紀
 

トリは、美の神様アフロディーテを演じた沙紀ちゃん。

ブレイクアウトルームでのふれあいタイムの時に、「最近ますます綺麗になったでおなじみのアフロディーテ役、太田沙紀ちゃん」って声を掛けたけど、いや、本当に、以前も綺麗だったけど、輪をかけて、どんどん綺麗になっている印象が、個人的に、ものすごくあるんですよ。いろいろ綺麗になる方法というか段階はあると思うけど、変化をして綺麗になったというより、磨いて磨いて綺麗になってるっていう感じを持っているので、そんな沙紀ちゃんが演じるアフロディーテは楽しみでしかなかったのです。

印象深かったのは、最後の天空で、「たくさんの人の幸せに関われるなんて、私たちも幸せ」って言うセリフが、セリフじゃなくて沙紀ちゃんの本心としても聞こえて、すっごく嬉しくなって。

珍しく飲みに行きましょ!っていうもんだから、え、ほんまに飲みに行きたい‼って思ったことは内緒です(笑)

 

 

 

はい、いかがでしたでしょうか。

 

長々と大変失礼いたしました。

 

 

実は、大阪千穐楽公演の後、何度も台本を読んでいたので、セリフは頭にすっかり入っていたのですが、やっぱり感動するところは感動するし、新しいキャスティングや掛け合いで新しい発見も沢山ありました。

 

そして何よりZoom公演の最大のメリット。

「表情」

「複数の登場人物が同時に見れる」

という点は、ものすごく大きく。

 

もちろん舞台のライブ感を大事にしたいという想いはある一方で、

これだけ直接的に表情や目線で伝わる感情を感じられる劇っていうこの形は、もっとたくさんの可能性を持っているなって感じがしました。

例えば、キャスト陣は一か所に集まっていながら、Zoomで劇をやるとか。

複数台のカメラで分割してシーンは進んでいくけど、クライマックスのシーンでは一つの画面に複数の役者が出てきて演技をするシーンがあったりとかね。

期待は膨らむばかりです。

 

 

それでは、最後に。

 

いや、ほんまにスタッフさんの労力半端なかったですよね。

監督さん、脚本家のケバブ大吾さんをはじめ、関わられた全てのスタッフの皆さん、本当にお疲れ様・ご苦労様でした。

今回の神様からの贈り物Zoom劇場公演に、もし神様からの3つのミッションがあるとしたら、

 

①全国の皆さんに安全にカミオクを届けなさい。

②観客も演者も、出演していないMONAモデルさんも全員幸せな気分にさせなさい。

というふたつについてはクリアしたと思うのです。

 

 

最後のミッション、

 

③今回の経験を活かして、これからも素敵な作品を作り続けなさい。

 

 

是非、次回作も楽しませてください。

応援し続けます。

 

 

おしまい。