岐阜カンガルーカップに来ました
岐阜で開催されていた「カンガルーカップ」(ITF大会 賞金総額5万ドル)の最終日に来ました。
決勝のカードは、第1シード 「クルム伊達公子」(79位) vs 第8シード 「リチワカーン」(194位)
リチワカーンは、タイの21歳。2009年にウインブルドンの ジュニアのシングルスで優勝。
単複で4つのジュニアのグランドスラムのタイトルを獲得し、世界ランキングNo1ジュニアでした。
朝から楽しみに会場入りしたかったのですが、昨晩から岐阜地方雷雨。朝になっても止まず、
テニスクリニックや的当てテニスゲームは室内で開催。雨が止むのを期待していましたが・・・
終日で雨予報。やむなく決勝戦も室内での進行が決定されました。室内があるのが幸いでした。
試合2時間前でしたが、スタンドには岐阜のテニスファンがビッシリ満席500人で、入場制限です。
第1セット試合は一方的な展開で伊達が6-1で先取。第2セット中盤からリチワ.カーンが伊達の
打球種と球筋に慣れて猛反撃が始まり、第2セットから混戦になり、息を飲む展開となりました。
最後に体力の消耗が顕著な伊達でしたが、エネルギーと気迫を奮い起こして、61 57 63で勝利。
まずは気分よく岐阜を発ち、今夜の便で中野コーチと欧州へ出発。本当に大変なスケジュール。
現在世界ランキング79位。明日発表の最新ランキングは75位ぐらいに浮上しているでしょう。
これから4週間は、オリンピック出場に向けて勝ち星を積み重ねるしかない強行スケジュール。
おそらく世界64位前後でオリンピックの出場権が見えてくると想定しています。あと4大会・・・
全仏で大躍進して、ロンドン五輪の可能性は、「アリ」ですので、勝利を祈り、吉報に期待します。
では、またパリで会いましょう!
貴重なテニスポスター続々発見
今朝は父が静養する大阪の病院へお見舞い、そして芦屋に2時間だけ帰省できました。
実家の屋根裏や、書斎を覗くと、歴史的な貴重なテニス アイテムにお目にかかることがあります。
テニスミュージアムがあれば、または米国のテニスの殿堂にお譲りしたい品も少なくありません。
国内のどこかで大切に保管して欲しいですが、どこで保管して頂けるか、悩ましい事態なのです。
今回は、もう現存しないであろう貴重な歴史的なポスターも数十枚ほど発見したので、一部紹介。
1970年台のAELTC(ウインブルドン クラブ)の油絵(左下)は、やさしいタッチで描かれています。
1988年の全豪オープン。クーヨンスタジアムからメルボルンパーク移転した第1回大会の全豪。
当時はフリンダースパーク テニスセンターと呼ばれ、その名がポスターにも印字されています。
1981年の全仏オープンのポスターはクレヨン原画の1枚。これは、かなり貴重なアイテムです。
ビヨン・ボルグの強さは後ろ姿だけで十分。永遠のテニス王者は クレヨンでも貫禄タップリです。
1986年のウインブルドンのポスター(右上)は、26年前の 第100回大会の記念モノです。
全米オープンの会場でも見かけない 1973年の全米オープンのポスター(左下)を見つけました。
1968年に発足したWCT(World Championship Tennis)のATPの前身の1つでもあるテニス組織。
WTCハワイ大会のポスターは1976年(右上)モノで、 ロッド・レーバー & ケン・ローズウォール。
ポスターの紹介だけでも、まだまだ沢山(数百以上)ありましたが、キリがないので終了します。
新緑が美しい芦屋の街並みに別れを告げ、次の地へ移動開始。芦屋も新しい店が増えました。
ただいま大急ぎで岐阜に移動中です。
2013 フェドカップ 組合せ
来年のフェドカップは、ついに「紅組ジャパン」も ワールドグループに仲間入り。
そして気になるのが、ドロー抽選と対戦国。ホームかアウェイか! それは・・・
来年のドロー抽選は、全仏オープンの期間中の6月6日(日)パリのBNPパリバ本社で行います。
昨年はITFの特別な配慮で、7月17日(日)に、震災復興の発信として、日本で行ったのでした。
来年のワールドグループ8カ国のうちシード国は、
シード国に対戦するのが、オーストラリア、日本、スロバキア、アメリカ。日本はシード国と対戦
日本がチェコかセルビア対戦する場合は、ホーム(日本開催)となります。
イタリアかロシアと対戦する場合は、抽選によって、開催国が決まります。
どこと対戦しても注目のフェドカップは、来年に2月に開催。楽しみです。
フェドカップ勝った!そして舞台裏
フェドカップ 第2日目。日本が昨日2勝しているので、王手スタート。 日本のエース
森田あゆみが7-5 6-2で快勝。 日本が来年のワールドグループ出場権を獲得。
今回、フェドカップでは初めての試みのホークアイ(チャレンジシステム)。本来なら
スタジアム最上階の放送ブースでオペレーションするのですが、今回はオープンな
エリアで、お客様にも見られるような位置で稼働していました。これが画像解析です。
ダブルスで森田&藤原からメンバーが変更。なんと、クルム伊達公子&藤原里華が登場!
変更発表後にお客様もヒートアップ。そして、ダブルスも快勝、有終の美を飾りました。
スタジアムの外に出て、シャンパン ファイト!テンションは最高潮!シャンパンまみれです!
かなり寒いのですが、伊達も全身でシャンパンでびっしょり。村上監督のヘアスタイルが・・・
さて、これにてフェドカップ終了!撤収です。おめでとう日本チーム、来年頑張ろう!
フェドカップ開幕@有明コロシアム
午前7時30分、成田空港に着陸。 空港で待機してくれた大会オフィシャルカーに乗車して会場へ。
午前8時28分、有明コロシアム到着、すぐにスタッフと打ち合わせと運営の最終確認、そして開幕。
今日の2試合は想定通りの日本快勝。クライスターズを筆頭にトップ3が不在のベルギーチームに
苦戦する理由はないはずだが、この若いベルギー選手たち「失うもの無し精神」でガンガン打ってた。
森田 6-4 6-4 バンアーツバンク クルム伊達公子 6-1 6-4 ヘンドラー
明日も1時スタート、シングルス2試合、ダブルス1試合。ぜひ有明コロシアムで、お越しいただき
日本のフェドチームのワールドグループ進出試合の歴史的証人になりませんか!感激しますよ!
モンテカルロから成田へ
早朝にオフィシャルカー(メルセデス ベンツ)で、モンテカルロ(モナコ)のホテルを出発。
モナコには空港がないので、最寄りのニース/コートダジュール空港(フランス)まで45分。
空港の待合席で、ラケットを裸のまま5本も抱えて座るメガネ美人。どっかで見たことある…
あれ!数年前にWTAランク11位まで上がったフランスの「コルネ」だ。家がニースだそうです。
ニース(フランス)からチューリッヒ(スイス)のフライトは、窓から色々な景色が見られます。
南フランスと街並みと、地中海の沿岸、アルプスの雪景色、スイスの街並み、いいですよ。
雨のチューリッヒに到着。乗継便は1時間後と短時間ですが、ここの乗継は簡単便利です。
チューリッヒから成田まで11時間。今回の渡欧出張は2泊の弾丸スケジュールなので
スイス航空ビジネスクラスを利用。快適なフルフラットで、帰国直後に即始動できます。
それでは帰国!フェド杯の運営のため有明に直行します!
モンテカルロにいます
時差ボケ対策で睡眠導入剤を飲んで、朝まで熟睡。バルコニーから地中海の水平線を眺め
南フランスならではの風景に、朝から快適。そして眺望から離れてATP会議が始まりました。
ホテル会議室では、ATP International Gruopの会議と昼食会で6時間に及んだが、無事に閉会。
錦織圭vsベルディハの試合は11時だったが、雨で試合が中断していたという情報があり、急いで
モンテカルロ カントリークラブに向かうが、ギリギリ間に合わず。ベルディハに惜敗していた…。
メディアルームで対ベルディハ戦についての記者会見の際に合流。そして世間話をベラベラ。
折角モンテカルロの会場まで来たので、試合を見ようとしたら、突然の雨。さすが雨男の運。
センターはカバーされたが、第3コートは、ジャバラで開閉するインドアルーフで試合を続行。
まだ雨が降るので、マーキーテント、店舗ブース、レストランなど探索。昨年より改良していた。
雨は大会の最大悩み。雨対策を整えた設備は危機管理として重要だと、あらためて実感。
そして雨が止みました! 青空も広がり、各コートの準備も整ってきたので、センターコートへ。
ジョコビッチ vs ドルゴポロフの試合を見て、第3セット・・・また雨!疲れたのでホテルに戻る。
明朝には車で、フランスのニース(コード・ダ・ジュール)空港。そしてフェドカップのため帰国。
モンテカルロ弾丸出張はキツイとは言いながら明日帰国で、成田から有明コロシアムに直行!
気分は南フランスのモンテカルロから、有明コロシアムの「紅組ジャパン」に着替えています。
日本の大勝負@フェドカップ
都内の桜も姿を消し始め、いよいよ春本番の季節感を体感できるようになってきました。
ふと見上げると、白い桜に交じり一輪のピンクの桜を見つけました。白い花が背景となり
それは日の丸にも見え、またフェドカップのピンクをイメージしているようにも見えました。
今週末4月21日(土)~22日(日)は、いよいよ日本の女子テニスの大勝負となります。
フェドカップ ワールドグループ入替戦 「日本vsベルギー戦」 が有明コロシアムで開催。
今回のベルギーチームは、クライスターズ、ウィイクマイヤーら、大黒柱が3人が不在で、
ジュニアチームというべき編成のベルギーに対し、日本は最強の布陣で、オイシイ対戦。
センターコートでは、バナー(看板)の設置を終えました。今回は運営サイドのでの目玉は
「チャレンジシステム」(ホークアイ)の導入します。日本のフェド杯では初の導入なんです。
コンピューターのプログラムシステムを本日セットアップを終了し、明日から運用テストして、
完璧な判定システムの稼働に努めています。
試合開始までの準備を終えたので、あとは微調整しながら、選手も我々も土日に備えます。
ということで、私は明日(水)~金の3日間、有明を離れ、ATPの会議のためモンテカルロへ。
わずか2泊3日の弾丸出張で、土曜のフェドカップ試合開始までに帰国します。それでは!
ホームコート
誰もいないセンターコートで、しばらく1人で座って、目を閉じていました。
シ~ンとしていますが、目を閉じてみると、私にはハッキリと聞こえます。
選手のフットワーク、息遣い、打球音、審判のアナウンスに、大歓声まで。
4月21日(土)~22日(日)、有明コロシアムでは、フェドカップ 日本vsベルギー戦。
ここで勝てば、日本は悲願のワールドグループ国となります。クルム伊達公子、
森田あゆみ、藤原里華、奈良くるみと、テニスファンが一体となれる団体戦です。
ぜひ有明コロシアムで 日本の女子チームを大声で応援して、大騒ぎしてください。
またお客様も選手と同じ紅組になれるように「赤組ジャパン」グッズを会場で販売。
応援側も臨戦態勢で、楽しんで頂こうと思います。会場で販売する期間限定の
「紅組JAPAN」のTシャツ、パーカーをウィンザーラケットショップで只今公開中!
http://www.windsorracket.co.jp/shop/shibuya/fed-cup-2.html
日本のFED CUPでは初めて、今回は「ホークアイ」(チャレンジ)を導入します。
チャレンジ導入には多額の費用もかかりますが、お客様にも楽しんで頂けるように、
また両国も万全な試合環境で戦えるように、準備を進めています。
皆さんと大騒ぎで応援しましょう!
チケット http://ticket.rakuten.co.jp/static/features/fedcup/
ホームページ http://www.jta-tennis.or.jp/fedcup/2012/wgpo/