3/31(月)

ずいぶんと時間が経ったようにも思うし

そうでもないようにも思う。


ともあれ桜はほころび

家々の庭先には水仙やらこでまりやらが咲き

すっかりと春がやってきている。


中野通りの桜ももうすぐ満開だ。

この通りの桜を眺めるようになって

もう何度目の春だろうか。

6年?7年?


3月のサッカー教室の体験会のすぐあとに

龍晴がインフルエンザにかかった。

龍晴はたまごのアレルギーがあるので

生卵を原料にしているインフルエンザのワクチンは接種できない。

かからないようにかからないように

特に冬場はとても注意深くしていたのだが

今年はかかってしまった。


先々週のげつようび、

スイミングの着換え中にからだが熱いことに気が付き

それまではぴんぴんとしていたのにまさか?と思ったし

龍晴もスイミングをしたくてしたくて号泣していたのだが

なんとか抱きかかえて帰宅する途中に

既にもう泣く元気もなくなり

しかし水分は取れているし熱はまだ38度台だったこともあり

いちにち様子を見ることにしたのだが

その晩には40度近くまで熱が上がった。

警察病院へ行くと、

インフルエンザA型と診断される。

熱が出始めて24時間ほどで診断が出たので

タミフルの処方。

迷ったが飲ませることにする。


幸いたいした副作用も出ず、

熱はすいようびの朝にはほとんど下がり

ほうっとする。


しかしすいようびの夜に今度は私が倒れる。

どうも嫌な予感がすると

翌もくようびに病院へ行くと

やはり私もインフルエンザとの診断。やれやれ。

予防接種を受けていてもかかるものはかかる、と聞いていたのだが

まさか自分がそうなるとはね。

とはいえ予防接種分だけ軽く済む。


龍晴はさすがに回復が早く

既におなかが空いたの公園に行きたいの言っているが

なんとか公園については宥める。


きんようびの夜、

御年99歳の祖母が危篤の報。


長野に駆け付けたいが、

如何せんインフルエンザの保菌者であり、

しかも祖母は介護施設に入院中で個室ではない。

龍晴をおいていけないし

龍晴はマスクを嫌がるので

この状態で行っては大変な事態を招く恐れもある。


長野の両親と相談した末、

すこし様子をみようということになる。


にちようび。

やはり、ということで夫と龍晴と長野に向かおうとしていたら

東京駅で祖母が亡くなったと連絡が入ったが

そのまま長野へ。


通夜を行う会場へ移動していた祖母と両親と

枕経をきき、

葬儀の準備もあるのですぐに東京へ戻る。


げつようびは通夜。


かようび、早朝に東京を出る。

納棺と出棺、火葬。

友引のため式はできない。


すいようび、本葬。

夫も朝の新幹線で駆け付ける。


午後に東京に戻る。


それからきんようびの夕方くらいまで

全身疲労で起き上がれず。

といいたいところだが

起き上がらないわけにはいかないので

なんとか起き上がり

最低限の家事と龍晴と遊ぶことだけをし

あとは寝る。


龍晴がインフルエンザになってから

1日1時間ほどしか眠れない日がずうっと続いていた。

加えて私はのりものによわいので

移動がものすごくつらい。

ふつうの状態でさえ、

帰省をすると2日くらいは体調が悪くなるのだから

今回は尚更である。


どようびくらいにやっとしゃっきりとしはじめる。


そんなこんなのここのところ。

なんだかめくるめく、すぎて

いつの間にか40歳のたんじょうびも過ぎてしまった。

せっかくだからいろいろと考えたり思ったりする日にしたかったのだが。


お祝いを送ってくださったみなさま、

ありがとうございました。


さてさて今週、今週。


久しぶりのスイム。

今日はM先生のレギュラークラス最後である。

来週からはT先生が担当。

M先生を好きになったことでスイムが好きになったこともあり

お別れは残念だ。

龍晴も、M先生がいなくなるのはちょっとさびしいよね~なんていっている。

たくさん泳いでたくさん遊んで

たのしい時間を過ごさせていただきました。

M先生、ありがとうございました。

T先生、今後ともよろしくお願いします。


帰宅途中にお昼寝。

今日は30分ほど。

午後はいえでたくさん遊ぶ。


ヘリコプターのちいさなおもちゃの後尾に

長いひもをかけたものを見せにきた龍晴。


かあさん!みて?

へりこぷたーぐもだよ?といっている。


ヘリコプター雲!なるほど。

ひこうき雲ではなくて、ね。


子どもの発想っておもしろい。


O先生のブログに、教え子の方が亡くなったという記事を読む。

29歳の死。


まったく知らないひとなのだが

O先生のブログを通して知る状況に

だいじょうぶかなと思ったり

ときにはすこしはよくなったのかなとうれしくなったりしていたのだが。


知らないひとなのに涙が出る。

その若すぎる死に。

勝手な想像に。


どうかやすらかにあってほしいと切に願う。



4/1(火)

ようやっといろいろなことが・・・

龍晴や私の体調だったり

葬儀にまつわることや

その結果あとまわしにしてきた物理的なことや

心情的なものが落ち着いてきたこともあり

久しぶりに、ほんとうに久しぶりに、

龍晴と公園へ行く。


龍晴のリクエストで城山公園へ。

桜が満開だ。


さくら!きれい!とといいあう。


楽しく遊んでいたのだが

これは叱らないといけないでしょう、ということがあり

強めに叱り、

それで龍晴はすごく傷ついたように

もうおうちにかえろう、

なかよくしながらかえろうね、と

しゃくりをあげながらいう。


いえに帰るといえば私がよろこぶと思ったのだろう。

いじらしいなあ。


いえに帰ろうねなんていっていないよ?

せっかくきたのだからすべりだいで遊ぼう?と

気持ちを切り替えて

すべりだいを一緒に滑ったりして

また遊ぶ。


2時間ほど遊んでから帰宅。


いえでおひるごはんとお昼寝。

目覚めるころに、

洗濯機の設置工事。


午後は龍晴のリクエストで

100円ショップにサンタクロースさんからのプレゼントの下見へ。

郵便局と青いカフェに寄ってから帰宅する。


いえでディズニーランドごっこ・・・

隣室が龍晴の設定では「ディズニーランド」で、

そこまで手をつないで行き

(龍晴がおかあさん役なので、私の手を「つないでくれている」)

ディズニーランドで遊んでから

リビングに戻り、

アイスクリームを食べる、という

(ボールをアイスクリームに見立てている。今日は「とくべつな日」という設定なのだそうだ。

龍晴はまだアイスクリームを食べたことがない)

龍晴が考えた遊びである。


子どもの毎日は

他愛ないことの積み重ねなのだな。




4/2(水)

よい天気。

桜が満開だ。


新宿御苑へお花見に行こう、と中野仲間から誘われたのだが

龍晴にたずねると

それよりも新井薬師の公園とポーコアポーコさんへ行きたいという。

ここのところずうっと公園も殆ど行けなかったから

龍晴の気持ちを優先させたいと思っていて

なので友だちの誘いは断り、

龍晴とふたり、新井薬師へ。


境内の桜がそれはそれは素晴らしくて

龍晴と一緒に暫く眺める。


参拝をしてから公園へ。

砂場とすべりだいでたくさん遊ぶ。


ポーコアポーコさんも久しぶりだ。

ブロックを出していただいて

こちらでもたくさん遊ぶ。


一旦、昼寝のために帰宅するも

ここのところポーコアポーコさんからの帰宅途中にすこしだけ眠るものの

そのあとは眠らない。

今日もそんな感じで

もういちど、ポーコアポーコさんへ行きたいというので

今度は龍晴はストライダーで出かける。


2時間ほどたっぷりと遊んでから

帰宅する。


たくさん遊んだいちにち。




4/3(木)

いちにち雨。

せっかく咲いた桜が雨にぬれる。

花散らしの雨にならないといいなと思う。

だとしたら今年の桜はとても短い。


午前中は皮膚科へ。

そばの本屋さんと子ども服のセレクトショップに寄り、

あたらしい傘、夏用のむぎわら帽子、服などを買う。


カフェでおひるごはんを食べてから

龍晴の好きなおおきなからくり時計がちょうど正午で動き出すのを眺める。


帰宅後、お昼寝。


午後は青いカフェに少しだけ。


夕方、たくさん遊んだり

一緒に料理をしたりする。


雨の日も悪くない。



4/4(金)

引っ越しをしようかと思っていて

ここのところ不動産屋さんをまわっている。


今日も龍晴とふたりで行ってきた。


なかなか良い物件なのだが

どうしてもの決め手に欠ける。


家探しというのは好きなことなので

まったく苦にはならないし

龍晴も楽しんでいるので良いのだが

提示している条件が厳しすぎて如何せん物件が殆ど市場にないのである。

やれやれ。


龍晴のお昼ごはんは

ちょうど不動産屋さんにいる時間帯だったので

そこであげて

いえを何件か内見してから帰宅。


龍晴はお昼寝。

目覚めてから青いカフェへ。


マルくんが来ていたので一緒に遊ぶ。

マルくんは今度、中学生になるのだが

子どもがとても好きで、龍晴をすごくかわいがってくれる。


時間があったのでマルくんを誘ってわが家へ。

みんなで追いかけっこをしたりして遊ぶ。

龍晴はマルくんずうっといたらいいのに!ととてもうれしそうにしている。

マルくん、どうもありがとう。


夕方、雷。


明日は病院デイ。



4/5(土)

よい天気。

明日は雨らしいので桜も今日で終わりだろう。

葉桜になってはいるが、お花見をしておきたい。

でも今日は病院だし夫は仕事だ。

夫が恋人だったころから

夫とお花見をしなかった年はないので

それも心残りだ。

もちろん龍晴とだって。


朝いちばんで病院へ。

カフェで朝ごはんを・・・龍晴はおべんとうを食べる。

今日は5時半に目覚め、眠り足りないらしい龍晴は

じゃああとでね、というタイミングで号泣。

ごめんね、と思いながらも夫に託し病院へ。


検査はすばやく終わり、

夫と龍晴と駅で待ち合わせ、

高田馬場へ行く。


カフェでみんなでお茶。

夫といくつかたいせつな話をする。


それは今日の病院にかかわることであるのだが

夫と同じ意見を持てたことをうれしく思う。


帰宅後、いえでピクニックごっこをしながらおひるごはんを食べ、

早めにお昼寝にする。


12時過ぎから1時間半ほど眠り、

すっきりと目覚めた龍晴と

哲学同公園へ。

龍晴とふたりだけだけれどもお花見をしておきたいし、

龍晴も久しぶりに哲学堂へ行きたいといっているのでちょうどよい。


バスで公園へ。

思ったよりもまだ桜がのこっていて

この桜を夫と眺めたいなあとやはり思い、

だめだろうなと思いつつ電話をしてみる。

しかし予想に反して夫は仕事を切り上げて行く、といってくれたので

それまで龍晴とふたりで遊んでいることにする。


池に石を投げたり、公園の砂場で遊んだりしてから

探検!といいながら哲学堂の山道をくだり、

また桜がたくさんある広場のそばに戻り、さて写真でも撮ろうかと準備をしていると、

思ったよりも早く夫が登場して驚く。

早速みんなで写真撮影。


きれいな桜のしたで

たのしい時間を過ごす。


帰宅途中にまだ時間があったので

不動産屋さんに1軒寄る。

まだこれぞという物件が見つからない。


夕方、夫はフットサルへ。

これまでの南阿佐ヶ谷のフットサル場がなくなったので

今日から落合南長崎のフットサル場に変更になった。



4/6(日)

雨。

昨日、お花見に行っておいてよかった。


午前中は物件の内見。

先日の物件を夫にも見てもらい、

最終的にどうするかを検討する。


やはり夫も私と同じ点・・・

1軒目は立地は申し分ないが、

いえが少し暗い感じがすること(開口部がいまのいえよりも小さい)、

4部屋あるうちの1部屋が4畳しかなく、

その部屋の使用イメージがつかないこと(そもそも今回は居室として機能する4部屋がほしい、ということから家さがしがはじまっている)から却下となり、

2軒目は間取りは申し分ないが、

駅からの距離(歩いて15分ほど)が気になるため却下、となった。


いますぐ引っ越し先を決めないといけないわけではなく

夏くらいまでに、それがだめなら1年先くらいまでに、という

長い検討期間があるため、

慌てずにどちらの物件もやめにする。


そとでランチをしてから

いえで龍晴はお昼寝。


寝ているあいだに雷が鳴る。


午後は荻窪へ。


帰宅後、延び延びになっていた

私のたんじょうび祝いを夫がしてくれた。


ありがとう。



3/10(月)
朝から全身の疲れを感じる。
花粉症が酷いので
そのせいもあるだろう。
なかなか目をあけられないが
なんとか起きる。

朝のもろもろ・・・龍晴のごはんや夫のごはんの準備、
龍晴にごはんをあげること、食事の片づけ、昼ごはんの準備・・・を終えてから
堪えられずに少し横になる。
こんなことは珍しい。

15分ほど横になり、
龍晴が不安そうにしているので
起きてスイムの準備。
すこし横になったぶんだけ
大丈夫になってきた気がする。

バスに乗って中野駅まで行き、
スイムへ。

クラスを担当してくれているM先生が
3月末でこのクラスの担当をはずれるとのこと。
龍晴はM先生をとても好きなので
残念に思うが、
最近はM先生の後任のT先生のこともとても好きになっているので
4月以降も楽しんでいけるだろう。

スイム後、いつもは1時間ほど眠るのだが
今日はすぐに目を覚ましてしまった。
スーパーマーケットで買物をしてから帰宅する。

帰宅中にふざけあったりして
楽しい時間。

夕方、洗濯機の場所の採寸に業者の方が来てくれて
欲しい洗濯機が問題なく設置できる、とのこと。
よかった。


3/11(火)
朝のさんぽは新井薬師へ。
2週間ぶりくらいだろうか。
ものすごーく、久しぶり感がある。

お寺で参拝をし、
公園でたくさん遊ぶ。
ランチはポーコアポーコさんへ。
帰宅途中にお昼寝。
しかし今日も5分ほどで目覚める。

毎年、季節の変わり目のお昼寝は
短くなるので
もしかしたらここ数日の昼寝時間の減少は
そういうことなのかもしれない。
眠くもなさそうなので
近くのスーパーマーケットやお店で
いくつか買物など用事を済ませる。

途中、東北の震災の発生時刻に
区報のチャイムが鳴る。
なんのおと?とたずねるので
津波のことなどを話す。
はんぶんくらいはわかった様子。
一緒にお祈りをする。
午前中の薬師でもいつものおまいりに
3年前のこととこれからのことを祈った。

帰宅後、いえでたくさん遊ぶ。

明日は通院デイ。


3/12(水)
あたたかい朝。
今年の春はずいぶんとゆっくりだ。
冬のような毎日が続くけれども
それでも木々の枝はふんわりとしているし
もうすぐ春がくる気配をたくさん満たしている。

来年はもう幼稚園で
そうなると平日はあちこちに出かけることはできなくなる。
だから今年はこれまでよりももっと意識して
たくさんのことを龍晴としたいと思っている。

午前中は新橋のWクリニックへ。
花粉症の注射に行く。

ランチはオアゾの和食屋さん。
前回につづき今回も、
東京駅を見下ろせる席に案内していただけたので
電車を見ながらゆっくり食事をする。

オアゾの空中庭園で少し遊ぶ。
1歳半くらいの男の子がいて
少しだけ一緒に遊べた。

お昼寝は丸の内ホテルで。
カフェが空いていなかったので
ロビーのソファを拝借。
静かだし快適だ。

30分ほどお昼寝をし、
目覚めたところにちょうど夫がやってくる。
龍晴は夫にキャラクターストリートへ連れて行ってもらえることがわかっているので
夫がやってくると私に
バイバイ!とあっさり手をふる。
こんな龍晴、はじめてだ。
いつも母さん母さんとべったりな分、
え?いいの?という感じ。
なんだかちょっと淋しかったりして。

それでもオアゾの1階でバイバイとわかれてから
ずうっと私の姿を目で追っていたので
きゅんとした。

今日も病院、混んでいるだろうな~と思ったのだが
予想に反して(いや実際は混んでいたのだが、恐らく予約時間が良かったせいだろう)
すんなりといくつかの検査が終わり、
なんと1時間もせずに会計まで終了。
3時間はかかるといわれていたので拍子抜けである。

夫に連絡すると、
まだキャラクターストリートにいるというので
そちらへ向かう。
夫はすぐに仕事に戻り、
龍晴と1時間ほど遊んでから
中央線で帰宅する。

明日は荒天らしい。


3/13(木)
昨日からの約束で、
今日はサンシャイン水族館へ行く。

午前中から天気が悪いと聞いていたのだが
さほどでもない。
バスに乗って池袋へ。

この水族館へは0歳の頃から来ているのだが
成長につれて行動や興味が変わっていくのがわかっておもしろい。

今日はアシカのショーにすごく関心を示していて
雨脚が強くなり本番のショーは見られなかったのだが
ショーの練習を見ることができて
アシカさんねんねんしているねえ、
立っているねえ、
バイバイしたねえ、
などと描写をしながらじいっと見ている。

ランチは館内のカフェでいただき
(メニューがまたもや改悪していた・・・
もうすこしなんとかならないものなのでしょうかねえ)
お昼寝もし、
午後もひとしきり水族館を堪能する。

雨が酷くなる前に帰ろうと
15時前に駅に向かうと
駅のそばで火事があったらしく、はしご車やポンプ車がたくさん走っていく。
幸い火事はたいしたことがなかったようで
たくさんいる消防士さんたちは撤退の準備をしはじめたものもあり
なので龍晴とすこしばかり消防車の見学をする。

西武デパートの地下に寄ってから
またバスで帰宅。
いえに着いた直後から
傘をさしても濡れそうな豪雨になってきた。
よかったねえ、とふたりでそとを眺める。

龍晴は水族館が楽しかったようで
いえでも水族館ごっこをして遊んでいた。


3/14(金)
全体的に体調が悪い(私の)。
花粉症の季節はいろいろなアレルギーが起こるので
熱っぽかったりあたまが痛かったり
いろいろなのでほんとうに嫌になる。

午前中は水天宮へ。
月末か来月あたかに兄夫婦に子どもが産まれるので
おまもりを買いに行く。

中野に戻っておひるごはんを食べてから
帰宅する。

午後はブロードウエイへ。
このおみせにいきたかったの!と龍晴は
目当ての店におそらく2年ぶりくらいに行き
とても喜んでいる。
それにしてもよく憶えているものだ。

1時間ほど遊び、
スーパーマーケットに寄ってから帰宅する。

ばんごはんのときに
すこし叱りすぎてしまった。
反省。

自分でなかなか食べようとせず、
さらにはフォークとスプーンを持つときに
変な癖ができてしまい
(くちに入れる直前で、持ち手を変えるのだ)
そのふたつがなかなか治らなかったことで
苛々としてしまったのが原因である。
ふうやれやれ。
それにしてもあんなふうに叱られても
ささっと気持ちを切り替えていけるって
子どもってすごい根性と才能の持ち主なんだなあ。


3/15(土)
午前中は平和の森公園へ。
龍晴のサッカー教室の体験会へ行く。

取り立ててならいごとをさせたいわけではないのだが
幼稚園へ行ってもおかしくないくらいの成長ぶりでもあり
(本人は幼稚園へ行きたい!といっている)
母と子一対一で常に過ごすより、
定期的に同じメンバーや母親以外と過ごす時間を設けてもいいかも知れないと思ってもいる。
そのうちピアノは習ってほしいなあとか
(私も過去に習っていた経験から、できれば弾けたらいいなと思っているから)
よく行くカフェで英語教室があり楽しそうだなあとか
(英語をすぐに話す必要はないのだけれども、話すことに抵抗がないようなひとになって欲しいと思っているから)
思っているのだが、
龍晴は、英語もピアノも
「しょうがくせいになってから」やる、といっているのだが
サッカーだけはすぐにならいたい、と何故か言っていて、
たまたま歩いて15分くらいの公園で、3歳児を中心としたサッカー教室が新設されることになり
それならばと体験会に行ってみることにしたのである。

夫も仕事へ行きがてら、遠まわりをして一緒に出かけ、
まだ龍晴の体験クラスははじまらないものの
コーチの雰囲気などを見てもらう。

夫は高校までサッカーをやっていて
いまもフットサルをしているので
参考意見を聞きたいし。

さて体験会。
龍晴は、これでサッカー教室に参加させないよ、ということにすると
かわいそうなくらいものすごーく楽しんでいた。
先生がこれやってみよう!ということにすぐに飛び込んでいき、
どれもおおきな声でレスポンスし、
しかもずうっと笑いながら楽しそうにしている。
ボールで遊んだり、ときにはドリブルやシュートをしたりするのだが
それも楽しそうにこなしている。

1時間の体験会はあっという間に終わり、
龍晴に、どうする?サッカーやってみる?ときくと
ぜったいにやりたい、という。
そうだろうなあ、あれだけ楽しそうなんだもの。

というわけで、早速入会。
もう迷う余地もないかな、という印象でもあったし。

まだサッカーをしたい、といっていたものの
おひるごはんを食べ、お昼寝時間も近かったので
一旦、帰宅。

帰ってからもサッカーをしにいきたい、と
なんども言っている。
よほど楽しかったのだろう。

午後は新井薬師のはじめて行くカフェでお茶をし、
(カフェでもご主人に、きょうサッカーいってきた!と報告していた)
スーパーマーケットで買物をする。

夕方、帰宅した夫に
サッカーの報告を楽しそうにしていた。

夫はフットサルへ。

夜、母からメニエール病で入院していた、という
過去形のメールをもらう。
すぐに電話をすると、
もう退院して、元気になってきたとのこと。

心配かけたくないから、医者の弟夫婦をのぞいて
誰にも連絡をしていない、という。

ひとまずほうっとするが、
今度から必ずどんなことでも連絡をして欲しいとお願いをする。


3/16(日)
昨日のサッカーがあまりにも楽しそうで
夫にも見せてあげたかったので
今日はいくつかの予定を変更して、
ふたたび平和の森へサッカーの体験会へ行く。

はじまる1時間ほど前に着いたので
ひとしきり公園で
どんぐりをひろったり滑り台をしたりして遊び、
いざ体験会へ。

今日も元気にからだいっぱい楽しんでいて
夫もそんな龍晴を
いとおしそうに頼もしそうに見ている。

ああ今日も行って良かったな。

(しかしそれがまさかの龍晴インフルエンザ罹患の引き金になるとは
よもや考えもしなかったのでした)

午後は新宿の家電量販店へ洗濯機を買いに行くが
消費税アップ前の駆け込みで
ものすごーく混んでいたので取りやめにし
(夫が平日に買いに行くことにし)
そのまま荻窪のスーパー銭湯へ行く。

いちにち、たのしく過ごす。

3/3(月)
ひなまつり。

龍晴はおひなさまが好きだ。
あの華やかで明るい雰囲気が好きなのだろう。
ひなまつりが近づくとあちこちでお雛様を展示していて
龍晴はそれを見るたびに
わあおひなさまー!と駆け寄っては
おひなさまになった!といっている。

今日はおひなさまの日だよ、と龍晴にいうと
おひなさまのひ?とうれしそうに笑う。

午前中はエアコンの修理のため
ほとんど出かけられず、
近くのコンビニエンスストアとスーパーマーケットにだけ行く。

出かけられないけれども気分だけ味わおうと
お昼ごはんはピクニックごっこをしながら食べる。

お昼寝は1時間。
午後は眼科へ。
私の花粉症とものもらい、龍晴もここのところ目がかゆそうなしぐさをするので診てもらう。
龍晴はやはり軽度のアレルギー症状が出ているとのこと。
両親ともに花粉症なので
花粉症だったとしてもおかしくない。
薬を処方してもらう。
いくつかのお店に寄ってから帰宅する。

友だちの子どもが3歳になった。
めでたくてメールをする。
3歳って、なんだかひとくぎり、という感じがする。
感慨深いなあ。
あんなにちいさかったのに
もう3歳なんだもの。

龍晴の3歳も、もうすぐだ。


3/4(火)
龍晴の髪を切りに、
新宿の高島屋へ行く。

きょうでぱーとへいくひ?
と龍晴は起きたときから聞いてきて
そうだよ?とこたえると
やったーとうれしそうにしている。

でぱーと、ひさしぶりじゃない?と、
駅へ行く道を飛び跳ねながらなんども繰り返す。
そんなにデパートへ行きたいのか。

龍晴はデパートで髪を着ることと
(龍晴が行っている美容室は、切りながらくるまの運転ができて、
DVDが見られる)
おもちゃ売り場のブリオのセットで遊ぶことがとても好きなのだ。

今日は10時から予約が取れたことと
いちばん乗りのお客だったこともあり
好きなくるまを選べて
(颯爽と黄色のくるまに乗っていた)
しかも大好きな新幹線のDVDを見られて
ご満悦である。

はやぶさ!まっくすとき!!あさま!!!
などと出てくる新幹線を指しては
へええ、そうなんだーとか、
それは○○じゃない?
などと美容師さんと話したりしている。

30分ほどで髪を切り終えてから
ブリオセットで1時間ほど遊び、
新宿駅を見下ろせるカフェでお昼ごはんを食べてから
帰宅する。

お昼寝は1時間ほど。

ベランダの消防設備点検が終わってから
近くのスーパーマーケットやいくつかのお店に寄り、
カフェマリッサ(龍晴曰く、青いカフェ)でお茶をする。
久しぶりにマルくんと会い(ご主人の息子さん)、
龍晴もマルくんもお互いにうれしそうだ。
マルくんは小学校6年生なのだが、
将来は小児科医になりたいそうで、
確かにちいさな子どもに対する接し方がとても良い。
お母さま(カフェのご主人)もとてもやわらかいものごしだから
きっと似ているのだろうな。
私もああいうふうになりたいなあと思うのだが
全然うまくいかないものだ。やれやれ。
でも私のよいところ(も、きっと人間だものひとつくらいはあるだろう)が龍晴に受け継がれたときに、
同じように思ってくれるひとがいたら
とてもうれしいなと思う。
そんなことってあるのかなあ。あるといいなあ。


3/5(水)
いちにち雨。
日はいちにちと長くなっているが
ここのところは寒い日が続いている。
今日の雨もとても冷たい。

まだふゆ?もうすぐはる?
と龍晴がたずねる。
もうすぐ春だけど、今日は冬みたいに寒いねえ、と
手袋をはめさせながらこたえる。
冷たい雨に手袋はまだ必要だ。

午前中は駅までさんぽし、
バスに乗ってポーコアポーコさんへ。
ゆっくり遊び、
私もご主人と帰省時のことなどをたくさん話し、
おいしいランチをいただいて
雨脚が強くなったのでバスで駅近くまで戻って
帰宅する。

午後はさらに雨脚が強いので
外出はやめにして
いえでたくさん遊ぶ。

龍晴はポーコアポーコさんへ
午後も行くと思いこんでいたらしく
そうでないと気付いた夕方近くに
行きたい行きたいと泣く。
もっと早く行きたいといっていれば
連れて行ってあげられたのに!
なので、今度からはもっとはやく言おうね、と伝える。

ローリング・ストーンズが来日していて
とてもとても行きたいのだが
やっぱりどうしたっていまの私には行けない。
彼らの年齢を考えると今回が最後の来日かも知れない。
そう思うとやっぱり行きたいと思うのだけれども
でもたとえ数回であっても
彼らの演奏をライヴでみて、聴いた、
そのことをずうっと記憶しておけるだけでも
しあわせなのだと、
そんなふうにも思う。
キースのくわえ煙草は格好良すぎたし、
ロニーのいいひとっぷりには笑えたし、
ミックの声には震えたしステージ走り過ぎだし、
チャーリーは素敵すぎた。

そういえば前回の来日のとき、
チャーリーが投げたドラムスティックを
私の3列くらい前のひとがキャッチした。
もうちょっとだったのに!

そういうことどもを
彼らの最後の思い出にしておいても
良いのかも知れない。


3/6(木)
またまたまた箱根へ。
今年は箱根づいている。

龍晴と同じような年齢の子どもと一緒に行く
温泉旅行、となると
やはり箱根は便利だ。

今日は中野仲間3組と1泊旅行。
午前中のロマンスカーで出かける。
全員男の子とあって、
行きのホームから既にロマンスカー!とおおはしゃぎの一行である。
みんなで車内でおべんとうを食べ、
箱根に着くころにお昼寝タイムに入る龍晴と私は
少しだけ別行動で駅付随のカフェで休憩。
1時間ほどして目覚めたところでふたたび合流する。

ひとりは妊婦ということもあり
今回の旅行は宿でのんびりしよう!とあらかじめ決めてある。
温泉にゆっくり入り、
部屋で走りまわり騒ぎまわる子どもたちを
みんなで笑って眺める。
ほんとうにおおきくなったものだねえうれしいねえといいながら。

晩ごはんをのんびり食べ、
子どもたちが寝てからは
深夜までたくさんの話しをする。

妊娠中からの友だちとはいえ
やはりこれまでの会話の中心は子どもや子育て。
今回はじめてそれ以外の、個人としてのぶぶんを多く話したり聞いたりし
とてもたのしい時間となった。

子どもたちはひそひそ声に落ち着かないらしく
どの子もいつもより眠りがい。
まあたまにはこんな夜があってもいいよね。


3/7(金)
龍晴は今日も朝6時にすっきり目覚める。
友だち親子はまだ眠っているので
そうっとお風呂に行き、
のんびりとする。

外は雪。
目の前の山はすっかりと雪化粧で
露天風呂に入っていると
龍晴のあたまに雪がふりかかる。
つめたい!といって笑う龍晴がとてもかわいらしい。

朝ごはんものんびりといただき、
ランチはウィンピーにて。
バーベキューにしようかと思ったものの
やはり寒いので室内でいただく。

龍晴がまたお昼寝タイムになったので
初日と同じカフェでまた別行動の休憩をする。

お昼過ぎのロマンスカーで戻る。

たのしい旅行。

6月には友だちのふたりめが産まれるし、
またそれぞれの成長やなにやかやで
今度の旅行はいつになるかわからない。
でもまたいつか絶対にみんなでいこうね、と約束をして
バイバイをする。

龍晴もとてもたのしんでいて、
中野駅に着くと、
またりょこういきたいね!と言っていた。

ほんとうだね。
たのしかったね。
素敵なお友だちがいてよかったよね。
またみんなで行こうね。


3/8(土)
旅疲れが出たのか
いちにち調子が悪い。

午前中は夫の事務所へ行く。
龍晴のリクエストで久しぶりに西武新宿線に乗る。
せいぶせん、ひさしぶりじゃない?
と龍晴はうれしそうだ。
新井薬師の駅まで夫にかたぐるまをしてもらっている。

事務所でひとしきり掃除やらおえかきやらをして遊び、
おひるごはんを食べてから
タクシーで帰宅。

お昼寝は1時間。

午後はスーパーマーケットで買物。

夫は夕方、フットサルへ。


3/9(日)
午前中は新宿へ。
先週、洗濯機の下見に行くも、
財布がなくなる騒動で下見どころではなく、
今日はそのリベンジ。

龍晴に、朝、今日はまた新宿へ行こうね?という流れから
今日も京王ホテルに行くかも?と話すと、
かあさんさいふわすれたところ?といわれた。
はい、そのとおりです。

バスで新宿へ。
量販店Bで洗濯機を見る。

わが家は3年前に購入したドラム式なのだが、
縦型に買い替えることにしたのである。
乾燥機能に憧れてドラム式にしたものの
洗濯機能のあまりのレベルの低さに我慢ならず、
どこも故障していないものの思いきって買い変えてしまうことにしたのだ。
だってドラム式。
洗っても洗っても全然きれいにならないし、
すすぎも満足にできないのだ。
ドラム式を使っているひと何人かに聞いてみたところ、
やはり同じ感想を持っている。
3年前に最新機種を買ったので、
ドラム式のなかではそこそこ高性能だとは思うのだけれども、
それでこれですからね。

お店の方にいろいろと話を聞いて
候補はH社のBという商品に決定。
あとはサイズ。
10キロと9キロで迷い、
節税狙いでないのなら、いますぐ決めないで、
きちんと採寸をしてからのほうがいいですよ、というお店の方のアドバイスに従い、
下見に来ていただくことにする。
どうせなら10キロが欲しいし。

その手配を終えてから、
レストランで食事。
今日は量販店の上階にあるお店にする。
このビルのなかに飲食店街があるなんて
全然知らなかった。

それから今日はヒルトンへ移動。
夫は先週来、ホテルのラウンジでお茶をすることが流行っているらしく、
せっかくだから違うホテルに行ってみたいという。
私も新宿のヒルトンは初めてだったのだが、
ロビー階すべてがひとつのラウンジになっていてやたらと広い。
騒がしくてなかなか落ち着かず、
夫もマイナス印象の様子。
来週はハイアットリージェンシー、その次はパークハイアットへ行ってみようと
夫は張り切っている。
私はもともとホテルのラウンジが好きなので
とてもうれしい。

30分ほどお昼寝をして(龍晴が)から
また量販店へ戻り、
夫のパソコンなどを見てから
荻窪へ。
今日もまたスーパー銭湯。

今日はかあさんゆっくりはいりたいからよろしくね~と
龍晴にいっておいたら、
きょうはかあさんゆっくりはいりたいんだよね!と
お風呂のなかで何回かいっていて
(たぶん龍晴としてはあがりたい気分のときに)
おかげでのんびりとお風呂に入れた。
満足。

食事をしてから帰宅する。

3/1(土)
かようびから長野へ行き、
今日、東京に戻ってきた。

東京の空気はほうっとする。
もう東京での暮らしも今年で21年目。
長野での19年間をもう通り越してしまった。

東京はとうに私にとっては
「帰る」場所だ。
それは長野が「行く」場所であるように。
とても自然に。

それでも新幹線「あさま」が発車するときに流れる車内の音楽や
ときおりふと胸をよぎるくるりの「東京」のメロディには
やっぱり胸をゆさぶられるし
碓氷峠を越えて右手に浅間山が見えると
ふるさとの村からは決して見えない山なのに
その稜線をああ長野だなあと思う。

今回の帰省は
そんな「あさま」ではなく
龍晴のリクエストで「あずさ」に乗った。

山梨県のあたりの雪はやはり凄く
潰れた屋根をあちこちで見た。

龍晴は旅程のはんぶんを眠って過ごし、
残りのはんぶんを、ごはんを食べたり
うしろの席のご夫婦に遊んでもらったり
車窓を眺めたりして過ごす。
たのしい旅だった。

松本では弟夫婦の家に寄り、
龍晴の従妹であるところの姪っ子、あーちゃんと初対面をする。
あーちゃんは7月産まれなのだが
11月の終わりまで、沖縄に帰省?していたのだ。

弟のいえからも職場からも車で5分ほどの浅間温泉に
両親と弟一家、そして龍晴と私で泊まることになっていたのだが
弟は急患でやってきたのは深夜のことだったらしい。
青白い顔のまま朝食をかきこみ、
龍におおきくなったなあ、とふたことみこと声をかけて
また出て行った。
世の中にはいろいろな仕事があるが
小児科医というのはほんとうにたいへんな仕事のひとつだと
弟を見ていていつも思う。
弟の奥さんは育休中だが同じ仕事なので
(しかもふたりともいまは大学病院に勤務している)
たいへんな仕事のひとがふたりもひとつの家庭にいるということだ。
すごすぎる。ううむ。

そんな弟を尻目に温泉でのんびりと過ごす。
両親は龍晴とあーちゃん、ふたりの孫に囲まれて
楽しそうに見える。
弟の奥さんのMさんとは、
忙しい夫を持つ妻同士、「平日母子家庭組」として
おおいに共感できる部分があり
話しも弾んだ。

今年の豪雪は長野も松本も40年にいちどのこと、だったそうで、
もともと雪深くない松本もまだあちこち雪だらけだった。
いわんや長野をや。

一泊してから移動した長野の実家も
雪まみれである。

ガソリンスタンドを更地にしたところが一面雪だらけで、
父がそこに龍晴が遊べるようにと
そり用の滑り台をつくってくれた。
標高2メートルくらいの高さの、なかなか立派な台である。

しかし龍晴は、そりよりも雪かきのスコップで
雪かきをしたり、
それを車に見立てて歩くことが楽しいらしく
お義理のように数回そりをしただけで
ずうっとスコップで遊んでいる。

そんな龍晴を見て、
子どもっておもしろいもんだなあ、
と父は笑っていた。

かまくらもつくってくれたのだが、
龍晴が入るにはすこし小さい。
龍晴はよつんばいで入って、ちいさい!などといっていたのだが、
りゅうちゃん、どうかな?などと父にいわれると、
もっとおおきいのがいい!
じいじがんばってー!などといい、
参ったなあと父は苦笑いをしながら
結局、大きいかまくらをつくっていた。
このようにして祖父母というものは孫に翻弄されていくのであろう。

滞在期間中、半分以上が雨の予報だったのだが
結局、本格的に雨が降ることはいちどもなく、
毎日、午前中は雪でたくさん遊び、
午後は温泉に連れて行ってもらい、
龍晴は大満足の毎日である。

そりやかまくらをつくってもらい、
じいじ株はストップ高。
龍晴は「ごっこ遊び」が大好きで、
毎日何十回もいろいろなキャラに変身するのだが、
「じいじになった!」といって
長野にいるあいだは殆ど「じいじ」キャラで過ごしていた。

りゅうは、尊敬したり気に入っているひとになりたがるんだよ、
というと、
(実際その通りなのだが)
父はまんざらでもない様子である。

もくようびにはMさんがあーちゃんを連れて
松本から遊びにきてくれた。
温泉のときよりもたくさん話す。
お互いに迷ったり悩んだりしていることを話したりして
たのしい時間。

母もMさんやあーちゃんのことで
すこし悩んでいたところがあるのだが
それも払拭されつつあるようで
うれしく思う。

どようびの昼の新幹線で東京へ。

きんようびから新潟に出張していた夫が東京に戻る新幹線が
偶然、私たちが東京に到着した10分後に入線だったので
東京駅で待っていることにする。

ホームに突然現れた夫に、
龍晴は最初、だれだかわからない、という雰囲気だったが
とうさんだ!とわかると
ぎゅうっと抱きついていてかわいらしかった。

そのままみんなで中央線で帰宅する。

龍晴はいえに着くと
気に入りのおもちゃをひとつひとつ出しては
暫く遊んでいた。

夫は夕方、フットサルへ。


3/2(日)
洗濯機を買い変えることにしているので、
量販店に下見に行こうと昼前にいえを出る。

バスで新宿へ。

せっかくなら景色がきれいなところでランチにしようかと
三角ビルに行き、
イタリアンで食事をする。
龍晴はおべんとう。
残念ながらそぼふる雨で視界は悪かったのだが
たのしい時間を過ごす。

京王ホテルのカフェでお茶をしつつ
龍晴はお昼寝。

1時間ほど寝たところで、
そろそろ行こうか、と夫に私の財布で会計をしてもらおうとすると
財布がない。

どこを探してもない。

えええ。

イタリアンで会計をしてから
財布はバッグに入れていて、
ただ京王ホテルのつるし雛の展示を背景に龍晴の写真を撮ったときに
バッグのなかからいくつかものが落ちたので
もしかしたらホテルで落とした可能性もゼロではない。
しかしフロントにも届いていないという。

くらーい気持ちで、
しかし龍晴の手前、そこまでくらーくなることはできないので
一応は明るくふるまいながら、
念のためイタリアンまで戻ったり、
三角ビルの警備室に寄ったりし、
さて西口の交番へ一応届けようか、
もう量販店の下見どころではないし
夕方に行こうといっていた荻窪のスーパー銭湯どころではもっとない。
龍晴は行きたがっているから泣くだろうなあ、
でも私も泣きたいよ、
あのなかにはいつもより多い現金10万円近くと(長野帰りだったため多めに入れていた)、
キャッシュカードに銀行のカード、
免許証に龍晴の医療証、私と龍晴の保険証・・・あああとあれとこれと、
それにあの財布は夫がたんじょうびにプレゼントしてくれたものだし、
うわあああ、と思いながらふと携帯を見ると、
同じ局番から何度も電話がきていて留守番電話も入っている。
もしや?と思い留守電をきくと、
京王ホテルのフロントの方が、折り返しが欲しいという。
も、もしかして???

そう、あったのです。
もうすべて諦めていたのだけれども、
私の財布。
落としたと思われる場所の傍のソファに置いてあったものを
どなたかが(権利放棄をされたそうで名前もわからないのだけれども)
拾って、フロントに届けてくださったのだとか。
幾人かの善意あるひとの手を渡り、
また私のもとに戻ってきたのです。

いろいろなことを想定して
真っ暗な気持ちでいただけに
もう涙が出そうなくらいうれしくて、
夫とも、よかったねよかったね、これはたのしい休日を過ごしなさいという神様からのプレゼントかも知れないね、これを教訓にしないといけないよねといいあい、
龍晴にも、おさいふがみつかってほんっとうによかったよねえ、などといわれ、
ほうっと深い安堵のためいきをついたのであった。

どなたかわからないのだけれども
ほんとうにありがとうございました。
あなた(がた)のおかげで、
たのしい休日のまま、いちにちを終えることができます。
素晴らしい対応をしてくださった
フロントの方にもたくさんの感謝を。

洗濯機をみるのはやめにして、
荻窪へ。
いつもよりは短い時間だったけれども
温泉に入り、いつものような週末となったのであった。

さて明日からまた一週間。


2/17(月)
今日はスイム。
午前中のさんぽはなしにして
いくつかの用事を済ませる。

バスで中野駅まで行き、
そこから歩いてジムへ。
雪の残骸はあるものの
もう歩くのにも困らない。

週末は雪かきをしているひとをたくさん見た。
区の職員さんらしきひとたちが
揃いの中野区のジャンパーを着てあちこち出動しているのも見た。
近所のひとたちもみな雪かきをしていた。
もちろん私も雪かきをした。
みんなが少しづつの善意をもちよって
「自分のところ」以外のところも雪かきをしていったから
こうして安心して道を歩ける。

龍晴は舗道のすみに押しやられた
雪の山にのぼっている。

お昼ごはんはジムのロビーで。
久しぶりに会うひとたち何人かと偶然会った。
近況を聞く。

スイムは今日も2組しかおらず
ひろびろと楽しむ。
もう1組の、あまり欠席しない親子は
今春から幼稚園にあがるので来月で違うクラスに変更することになっている。
新しいひとたちが入ってこないと
ひろびろしたプールに龍晴と私だけ、なんてことになってしまいそうだ。

お昼寝はいつものカフェで。
今日は寝起きがことのほか悪く
店を出たがったりまだいたがったりで泣く。
さっと店を出られれば良かったのだが
くつもコートも脱がせていたので
なかなか出られずにお店に迷惑をかけてしまった。
申し訳なく思う。
龍晴の気持ちのためにも
これからの過ごし方を考えたほうが良さそうだ。

マルイへ。
時計を見てからカフェでのんびりお茶をする。



2/18(火)
どうぶつえんへ行きたい、と
龍晴は暫く前からいっていて
でもなかなか連れて行ってあげられなかった。
用事があったり雪が降ったり
遠出をする気持ちになれなかったり
それぞれ理由はあるのだが
今日やっと、どうぶつえんへ行くことにした。

昨晩から、
明日はどうぶつえんへ行こうね?上野へ行こうね?
といっていたら
龍晴は今朝、
きょうはどうぶつえんへいくひ?と
うれしそうに目が覚める。

龍晴は友だちと遊ぶのが大好きで
タイちゃんとどこどこで遊ぼうか、とか
ダイちゃんがどこどこに来るって、とかいうようなことをいうと
なにを差し置いてもいくー!というのだが
明日、どうぶつえんへいこう?と龍晴と話しをしたあとに
友だちから連絡が来たので念のため
りゅう、ダイちゃんとタイちゃんと明日、会う?とたずねると、
どうぶつえんのひ。ダイちゃんとタイちゃんもどうぶつえんへいこう!といっていた。
それくらい今日のどうぶつえん行きは楽しみにしているということだ。

いろいろな用事をさっさと済ませて
早めにいえを出る。
10時にはもう上野に着いて、
おおきな噴水を眺め、ゆうえんちで少し遊んでから
どうぶつえんへ。

ベビーカー!ベビーカー!といそいそとレンタルのベビーカーに乗り込む。

今日はとりがみたい、と龍晴はいう。
と、鳥ですか?
パンダとかきりんではなく?

龍晴は鳥が好きだ。
どうぶつえんで動いていないほかのどうぶつたちに比べて
鳥は比較的機敏に動いたり
色も鮮やかだったりすするせいだろうか。
前回はくじゃくが羽根を広げていたのがとても興味深かったようで
今日もくじゃくがみたい、くじゃくはどこ?といっていた。
バードハウスやあちこちの鳥舎でたくさん鳥を見て、
もちろんパンダや象やしまうまやきりんなども見て、
うさぎやモルモットやはつかねずみやかもやにわとりや
やぎやひつじに触って、
モノレールにもたくさん乗って、
どうぶつえんを満喫しながら
どうぶつえんの歌をふたりでたくさん歌う。
(歌詞はうろおぼえなのだが、サビのところでズー!ズー!ズー!といううたで、
龍晴はそれがとても気に入っている)

夜、眠る前に。
今日はどうぶつえんいったね?というと
たのしかったねー!と笑っていた。
よかったね、たのしい日になって。ほんとうによかった。

来週、松本経由で長野に行くのだが
中央線がいまだに止まっている。
どうしたものか。


2/19(水)
あずさ号は未だに止まっているし
帰省に伴い実家に送っておきたい宅配便は
受け入れ不可地域で送ることができない。
雪の影響は少なからずある。

今日、JRに確認すると
とはいえ近々、運転再開するのでは、とのこと。
そういう見通しが発表されているわけではないのに
そこまで言っていいのか?という感すらあるが
望みをつないでおこうと思う。
もしもあずさが動かないなら
あさまで長野まで行き、そこから移動すればなんとかなるだろう。

朝は長野に送りたい宅配便を持って
営業所に行ったり、
受け入れていないので、と申し訳なさそうに断られて
また自宅に戻ったりと
中野の街をあっちへこっちへ行ったり来たりする。
龍晴はストライダーで移動。

お昼ごはんは中野仲間とマルイで。

龍晴は帰宅途中、抱っこで眠る。

午後はやはり別の宅配便のピックアップ待ちでいえにいたものの
結局、受け入れが厳しいとのことで
荷物は持って行ってもらわないことになった。
やれやれ、いちにち右往左往で実りがない気分だ。

夜、荷物の件で長野に電話。
とにかくどっさり雪があるので
龍晴のためにかまくらと、ソリ遊びのための滑り台をつくると
父が張り切っているとのこと。
それは是が非でも長野に行かなくてはね。


2/20(木)
長野行きの荷物と交通手段が確保されていないことで
どうも気持ちが落ち着かない。
もともと日々の行動計画を立てておくのが好きなタイプなのだ。
(そうでないと不安なタイプともいう)

いろいろと迷ったり悩んだりした末、
荷物は荷受け可能のS社に託すことにし、
夕方、集荷にきてもらうことになった。
発送は大抵、K社に頼んでいたのだが、
K社は今日時点で長野行きの荷物はすべて荷受け不可、という連絡がやはり来たのである。

午前中は久しぶりに新井薬師へ。
お寺を参拝し、公園でたくさん遊ぶ。
ランチはポーコアポーコさんへ。
早めにごはんを食べ終わったおかげで
1時間弱、じっくり遊べ、龍晴も満足の様子。

帰宅途中にお昼寝。

目覚めてから、午後は出かける?とたずねたが、
いえで遊びたいというので
一緒にたくさん遊ぶ。
龍晴がしたい遊び・・・はさみでいろいろなものをつくったり、追いかけっこをしたり、相撲をしたり、さかあがり?のようなことをしたりして、
とても満足できたようでうれしい。

今日からあずさ号は全面復旧したと
夜になってわかり、ほうっとする。


2/21(金)
久しぶりに皮膚科へ行く。
アトピー性皮膚炎はだいぶよくなり、
いまはプロペトという保湿剤だけを使うまでになった。
それから2週間ほど経ったので
経過を診ていただきに行く。

とても混む病院なのだが
今日は空いていて、あまり待たずに順番がきて拍子抜け。
経過もよくてうれしく思う。

隣の本屋さんで龍晴と1時間ほどたっぷりと本を読み、
地下のパン屋さんのイートインコーナーで
お昼ごはんにする。
龍晴はおべんとう。

いくつかのお店に寄ってから帰宅する。

お昼寝は1時間。

午後はまたいえで遊ぶ。

心配していた荷物、
もう着いたよ!という驚きの電話が
朝、9時過ぎに母からかかってきた。
間違いではないかと思うくらい私も驚いた。
昨日、集荷に来てくれたS社のドライバーさんに
ばったり会ったので、
その旨を伝えると、とてもうれしそうにしていた。


2/22(土)
いちにち遅れでソチオリンピックを観ている。

スポーツを観るのは大好きで
だからオリンピックともなればもちろんライヴで観たいし
ほんとうはすべての競技を・・・そこにどこの国の誰が出ていようとも、
観戦したいくらいだ。
だが子育て中はそうもいかない。
そんなわけで、いくつかの競技を厳選して観ている。

もちろんフィギュアスケートも。

時差の関係で、私が観戦できるのは
競技の結果がすべてわかったあとなので
浅田真央さんのショートもフリーも
順位や経緯はわかったうえで観戦した。

ショートプログラムを終えて
彼女がどんな心境だったかは想像に難くないし
いやそんなことをいっては失礼に違いない。
きっと私などには想像できないくらいの気持ちだっただろう。

浅田さんが跳び、舞うたびに
涙を禁じ得なかった。
何度観ても、彼女の演技はほんとうに素晴らしく
胸に迫るものがあった。
何度観ても何度観ても、やっぱりその度に泣けるくらいに。

私がもうひとつ、ああ、と感じたのは。
浅田さんが出演した翌日のNHKの番組のインタビューでのことだ。
アナウンサーが彼女に、
(スケーティングを終えたあとに)ほかの選手の演技は観ましたか、どんな気持ちで観ましたか、
という質問したときだ。
彼女はそれに対して。
この組で滑りたかったなあという思いと、
といったあとに、
こんなふうにこたえている。

みんながんばれがんばれ、と思いながら観ていました。

・・・これがトップアスリートの思いなんだ、
ということに、
私はとても胸が打たれた。

こころのちいさい私は
もし同じ立場だったら。
つまり、自分の滑走を終え、ある程度上位に食い込んでいて
金メダルは取れないまでもメダルを狙える位置にはいて
もし目の前で滑るこのひとたちが失敗をしたら
私が表彰台に登れるかもしれない。
そんなことを思っただろう。

でも彼女は。
みんなにがんばれ、と声援を送っていたのだ。
そのことに。
ああ彼女はほんとうにすごいひとなんだなあ、と
思う。
浅田さん、たくさんの感動をありがとうございます。


午前中は夫の事務所へ。
ひさしぶり!といいながら龍晴は掃除をしたり
ホワイトボードにお絵かきをしたりする。
お昼ごはんを食べてから
タクシーで帰宅。

お昼寝後、
マルイへ行き龍晴の靴を2足買う。

いくつかの店に寄ってから帰宅する。

ソチオリンピックももうすぐ終わり。
淋しい。
フィギュアの織田くんが
「ソチロスになりそう」といっていたが
わかる気がする。


2/23(日)
にちようび。

午前中は龍晴のリクエストで新井薬師の公園へ。
昨日から背中が痛くて動くのがつらいので
専ら夫と龍晴で遊んでいてもらい
私はベンチで養生する。
いえでおとなしくしているのがいちばんの養生な気がするが
龍晴が母さんが一緒じゃないと行かない!とがんばるので仕方ない。

おひるごはんは商店街の中華料理で。
龍晴が、
ちゅうかひさしぶりじゃない?
などといっぱしの口を効いていて笑える。
龍晴は持ってきたおべんとう。

お昼寝後、荻窪のスーパー銭湯へ。
龍晴は車窓から見える清掃工場のおおきなえんとつが好きで
高円寺から荻窪のあいだはずうっと窓にかじりついている。
かあさん(えんとつを)みて!とうさん(えんとつを)みて!と、
違う話しをしたり違うところを見ていたりすると
非常に厳しくチェックされる。

銭湯でのんびりと楽しみ
食事をしてから帰宅する。

龍晴は更衣室で、北風小僧の寒太郎を
ものすごーい大音量でうたっていた。
まわりにひとがいなかったので
まあいいか、と私も笑って聴いていたのだけれども。


2/24(月)
今日の龍晴は珍しく、7時近くまで眠っている。
6時半前にいちど起きたのだが
私が眠くてもぞもぞしていたら
いつもはしゃっきり起きる龍晴もまた眠る。

朝のしろいあかるいひかりのもとで
龍晴の寝顔を眺めるのが私は好きだ。
ここのところたくさん食べるので
ふくふくとふくらんでいる薔薇色のほうっぺた。
ちいさく閉じられたまつげ。
やわらかい髪。

ひとつひとつをとてもしあわせだと思いながら
眺める。
胸がぎゅうっとなってなんどでも抱きしめたくなるのだが
そうすると起きてしまうのでそうっといきをひそめて眺めている。
その感じ。
しあわせな時間。

午前中はスイム。
近くのバス停からバスに乗って駅まで行き、
そこから歩く。

おひるごはんはロビーで食べ、
スイムへ。
今日もわが家を入れて2組しかいない。
龍晴は毎日いえでスイムの先生のまねをしているだけあって
完璧に憶えているダンスを大声でうたいながら
踊っていてかわいらしい。
先生も笑いをかみ殺している。

たくさん泳ぎ、
お昼寝は1時間。

マルイに寄ってから帰宅し
いえでのんびりと遊ぶ。

明日から長野へ行くので
イレギュラーで日記を更新。
今回は松本で一泊するため(両親と弟一家と温泉に行く)
はじめてあずさに乗るので(たぶん私も人生初)
龍晴はとても楽しみにしている。