農協の腐敗
最近はめっきり冷え込んできました。政局や相場は季節に関係なく冷え込んだままですが…さて、金融界の不祥事は銀行、証券、保険会社にフォーカスが当てられがちですが最悪なのは農協(JA)である。通常は、顧客の通帳や保険証券は顧客管理が原則ですがその辺りのコンプライアンスは皆無で終戦後のままの通常では考えられない管理体制。先般もJA香川で横領があったが、直近10年間でも30件以上の然も数億から数十億の横領が発覚している。経理や営業ににあたる人間は、長年に渡り同じ部署を任されるので一度預かった共済の通帳などを私物化できる。そして、一度上手くいって発覚しなければ発覚するまで中毒の様に懐に入れる。まるで、麻薬患者の様に歯止めが利かなくなる…そして、監獄行きで一家や身内に捨てられる。それにしても、これだけの単位の金がいとも簡単に横領できても気付かない管理体制は凡そ先進国の金融機関とは思えない。また、累計では数十億を超える横領があっても破綻しないのは農協のピンハネ商売が罷り通っているからだ。例えば三菱やコマツなどは農協が途轍もない利益を上乗せして横流しするだけで何の手間も掛けずに、濡れ手に泡な訳だ。普通、金融機関の会計は非常に厳しい制約があり一円の狂いも許されないのに、農協だけがドンブリ勘定。一体、バランスシートが本当にあっているのか監査法人に精査して貰えれば一目瞭然であろう。また、農林水産省の天下り先なので非常にコンプライアンスが緩く、やりたい放題。三大メガバンクや三大証券、ニッセイや第一生命などもやっている事は詐欺や搾取に近いがここまで低レベルではない。もっと、他人を欺くためにあれやこれやと商品を開発して騙すための悪知恵を働かすだけ労力が掛かっている。ところが、農協の場合は小学生レベルの知能でも横領やピンハネが可能な訳で、誰が財務関連ポストについても横領は簡単にできる。果たして、農協という団体にメスを入れる気があるのか疑いたくなるが柵のある既成政党では不可能である。農協にしてもJP(日本郵政)にしても顧客の情報は垂れ流しで、挙句の果てには顧客の資産に手を付ける連中で溢れている中では巨悪の根源であるにしても三大メガバンクに資産を預ける方が資産保全になるというのは皮肉なものだ。兎に角、どっちに向いてもまともな金融機関はない訳だが、他に選択肢が無いのだから仕方あるまい。政治も行政も嘗てない程の体たらくであるが、農協や日本郵政の腐敗はそれに引けを取らない程の領域まで達しているのだから話にもならない。結局、親方日の丸の肩書が付いた企業…JA,JP,JT,JR,JAL,NTTなどは全うな企業とはとても言えない。個々の日本人は非常に勤勉で器用で大人しく秩序を守り慎ましいが、当の国家に従属する公僕や半官企業がこの有様では将来に希望は持てないばかりか、何れは破綻するのは火を見るより明らかであろう。どの道、日本の再生はあり得ないのだから能力のある人間は世界(欧米でも豪州でも新興国でも何処でもいい)に目を向けて可能性を海外に見出すのが賢明な選択だと確信する。外交力も政治力も防衛力も決定的に欠ける日本は亡国の地となるだろう。 naniwa-335