ドラマ1122(いい夫婦)エピソード6・7を見て考えたこと | 白玉猫のねむねむ日記

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ドラマ1122のエピソード6・7を見ました。

(エピソード7が最終章)




深い共感を覚えると共に、

見終わったあと、ほっこり感が

余韻のように残りました。


主演の高畑充希の好演もあり、

とてもいいドラマだったと思います。





このドラマを見て考えたのは、

主人公2人の関係についてでした。


  • 元夫婦
  • セックスレス(自分たちのみならず、他の人とも)
  • 一緒に暮らしている
  • とても仲良し
  • 経済的にはそれぞれ自立



この関係を、何と呼べばいいのか?





夫婦でなく

家族でなく

恋人でなく

友人でなく




それは、まだ名前のない、

新しい愛のかたちなのかもしれません。






朝ドラ「虎に翼」が



時代の変化と共に

封建的な父権主義から民主主義へと、

家庭や家族が大きく変わっていく過程を描いたドラマなら、




「1122」は


戦後、定着した

家族観・夫婦観では説明できない

新しい男女のあり方、生き方を

描いたドラマと、いえるかと思います。




子供がいなくても、レスでも

信頼と愛情で繋がっていたいと願う二人。




現在は、主人公たちと同じように

悩み、考え、手探りで実践する人々が

現れはじめた、端境期なのかもしれないですね。





正しさは、時代や立場によって

変わっていくものだから、

ドラマ1122が描いた

新しい男女の生き方、関係性を、

どう受け止めるかは

人それぞれ、違って当然。





わたし的には・・・


レス、ED、不倫、風俗、独占欲、妊活、家事分担…etc

今どきの夫婦問題のあれこれを、くまなく

織り込んだ極めてなドラマであり、



また、同時に、

たとえレスでも、穏やかで優しく安定した関係が与えてくれる幸せに、勝る幸せはないびっくりマークと、

正面きって謳った、革新的なドラマでもありました。






戦後、アメリカから広まっていった

ロマンチック・ラブ・イデオロギー




このロマンチック・ラブも

今では時代遅れのものになり

新しい結婚観の登場が待ち望まれているのは、誰もが認めるところだと思います。




わたしも、ロマンチックラブに変わる結婚観を知りたいと思っている1人です。




このような状況のなか

ひょっとしたら

1122の主人公たちの選択と生き方が、

ロマンチックラブに変わるものかもしれない⁉︎と、チラッと思ったのは本当です。



しかし、1122的な幸福観が主流になれば

それはそれで、問題があることは明らかであり、何とも言えません。



ただ、たいへん興味深く、見応えのあるドラマだったことは確かです。



 
















エピソード6と7のストーリーを

簡単に紹介すると・・


(過去のストーリーは、エピソード1〜3と、エピソード4・5に分けて、ブログに書いています)






エピソード6


一子(高畑充希)を許せず

家を出た二也(岡田将生)だったが

二人は和解し、

子供を作ることで意見が一致する。



一方、美月(西野七瀬)は2人目を妊娠。

つわりの美月に史朗(高良健吾)も協力的。

二人の再構築は順調に進む。








エピソード7 最終章



子どもを作ろうと決めたものの、二也はEDのまま。二人は対外受精を試みる。

しかし、上手くいかず、治療が長引くにしたがって、一子は、精神的に落ち込んでいく。



一子は、ついに離婚を決意。

結婚7年目、二人は離婚する。







だが・・・


一子の実母の孤独死や

売りに出した自宅の購入希望者の訪問など、いくつかの出来事があり、

二人は、やり直したい気持ちを確認し合う。




印象的だった一子の台詞。


『夫婦とか家族じゃないと

一緒ないられないと思い込んでいた。

でも、わたしは、おとやん(二也)と一緒にいることを諦めたくない。』



その気持ちは二也も同じだった。






二人は再び、一緒に暮らしはじめる。

今度は、一緒に暮らす幸せを、

かみしめ合いながら・・・




二也が生花教室の教材に出たクチナシの花を

小さな花束にして、一子に渡すところで

ドラマは終わる。





ちなみに、白いクチナシの花言葉は

「とても幸せです」