「まごわやさしい」を食生活に。
ここからはそれぞれの食品を食生活に取り入れるオススメの方法をお伝えしていきます。
【豆類】:お味噌汁を飲む
和食の象徴とも言えるお味噌汁。このお味噌汁を毎日1度は飲むようにしましょう。
味噌は大豆が発酵されることにより、大豆にはない多量のアミノ酸やビタミンが生成されます。
また、大豆に豊富に含まれる植物性たんぱく質は味噌にすることで体内で消化吸収しやすくなります。
お味噌汁にすることで「まごわやさしい」の中の多くの食材も同時に摂ることができますよ。
【ごま類】:料理にすりごまや砕いたナッツをふりかける
ごま類は調理が不要なので、お米やおかず、汁物にごまをふりかけたり、サラダにナッツを加えたりするだけで簡単に毎日摂ることができます。
ナッツであれば小腹が空いた時の間食として取り入れるのも良いですね。
ナッツを選ぶ際は味付けされていない素焼きのものを選びましょう。
【海藻類】:もずく酢を食べる
もずく酢はスーパーやコンビニで簡単に手に入りますし、小分けのパックに分かれているので食べやすいです。
また、お酢には海藻類のミネラルを溶け出させる作用があるので、丸々全てを食べられるもずく酢は効率よく栄養を摂ることができます。
【野菜】:色とりどりの野菜を食べる
野菜には淡色野菜と緑黄色野菜があります。
それぞれ多く含まれる栄養素は異なるので、できるだけ色んな色の野菜を摂るようにしましょう。
特に緑黄色野菜は栄養が豊富なのでたくさん摂るように心がけましょう。
また、前項で書いたように、ものによっては加熱で栄養が失われてしまうものもあるので食べ方にも注意が必要です。
淡色野菜(キャベツ、白菜、玉ねぎ、レンコン、大根、とうもろこし等)に含まれる栄養素は熱に弱いものが多いので、加熱しすぎないようにしましょう。
もしくは汁物の具材として使い、溶け出した栄養ごと摂れるようにしましょう。
緑黄色野菜(にんじん、トマト、かぼちゃ、ほうれん草、ピーマン、ブロッコリー)は油に溶け出すビタミンが豊富なので、油とともに摂ると効率よく栄養を吸収できます。
【魚】:鯖缶を食べる
前項に書いた通り、魚の中でも特に青魚は栄養が豊富です。
鯖缶はその青魚である鯖の栄養を逃すことなく凝縮しており、なおかつ手軽に食べることができます。
鯖そのものを食べるのはもちろんですが、缶の中に残った煮汁にも栄養が溶け出しているので余すことなく食べるようにしましょう。
個人的には鯖缶を丸ごとお味噌汁の具材として使うのがオススメです。
【きのこ類】:汁物の具材として使う
きのこ類に含まれるビタミンやミネラルは水に溶け出す性質を持つものも多いので、汁物の具材として使い、溶け出した栄養ごと摂れるようにすると良いです。
また、きのこ類には食物繊維も豊富に含まれますが細かく切ることでその効果が失われてしまうので、包丁で切らずに手でさくようにするとより効率よく栄養を摂ることができます。
【芋】:干し芋を食べる
干し芋はさつまいもと同じ栄養素が含まれており、さらに乾燥させることでどの栄養素もさつまいもより栄養価が上がります。
間食として摂り入れると良いかと思います。
ただし、糖質の量も多いので食べ過ぎには注意しましょう。
干し芋に多く含まれる食物繊維は水で膨らむ性質があるので、水分をともに摂取することで少量で腹持ちを良くすることができ、食べ過ぎ防止にもなります。