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数日前、知人から横綱白鵬」の講演会がある、と聞いて、
新宿文化ホールに行きました。
青山で2時間ほど楽しい打ち合わせを済ませ、
神宮前から東新宿に歩きました。
10kgオーバーのカバンを持っていましたが、
案外スイスイ楽しく歩けて、無事に着きました。
さて、この講演会は、なかなか不思議な会でした。
確かに白鵬は登場し、
白鵬の話はそれなりに楽しいお話でした。
奥様とのエピソードも、へー という感じで、楽しかったです。
しかし、白鵬の講演会というよりも、
他のゲストの方の比重の方が高いように感じました。
最初は五十嵐由人さんという方の講演から始まりました。
この講演は、なかなか面白く、不思議な講演でした。
どんな方か全く予備知識が無かったのですが、
話の内容は、まるで宗教団体の方のような話でした。
(悪い意味ではありません)
独特の迫力があり、グググっと盛り上がってきて、
キタッ キタッ と思うと、
アレアレ? 突然盛り下がる・・・
というように、何か不思議なチグハグさがありました。
でも、内容はなかなか聴かせる内容で良かったです。
2組の歌手がいらっしゃって、
マヒナスターズという懐かしい顔。
40代のような色艶ですが、もう68才とのこと。
驚きました。
そして、先ほど講演された五十嵐由人さんが、
今度は演歌歌手 大和晃三郎さんとして登場。
後半はコンサートみたいでした。
この講演会は、わずか1ヶ月前に立案されたらしく、
そして当日のリハーサルも無きに等しかったようで、
カラオケの曲が出てこなかったり、違う曲が出てきたり、
いろいろとチグハグでお粗末なところはありましたが、
プロではなくボランティアの方々だったそうなので、
それはそれでご愛嬌。
「他山の石」としなければ、と思いましたが、
それはそれとして、ハッとした大きな収穫がありました。
大きな収穫というと、大げさかもしれませんが、
この歌手の五十嵐由人さんは、
三波春夫さんのお弟子さんだったそうで、
三波春夫さんのお話がいろいろと出たのです。
三波春夫さんというと、「お客様は神様です」
というセリフが有名です。
そしてその意味は、「拝金主義」のように受け取られていることが多いようです。
「お客は神様なんかじゃないぞ!」「客ならば何をしてもいいのか?」と。
でも、この言葉は三波春夫自身が言った言葉でもある、と言ったら
驚きますか?
三波春夫さんは、「お客様は神様です」というセリフを、
拝金主義のように思われてしまうことを、随分と迷惑に思っていました。
実際にはこういうことだったそうです。
「ステージから客席を見ていると、
歌を聴いてくださるお客様のお顔は本当に輝かしく
尊いお顔をしていらっしゃる。
まるで神様みたいだなあ。素晴らしいなあ。」
これが縮められて
「お客様は神様です」
となってしまったそうです。
え!!! そういう意味だったんだ!!!
この事情を知った上で、「お客様は神様です」
と聞くと、全く異なった、素晴らしい言葉として素直に伝わってきます。
その違いは甚だしいですね。
そういえば、石田純一が「不倫は文化」と言ったことになっていますが、
その時の実際の映像にはそんな言葉は一言も言っていません。
プロアマのゴルフ大会で、レポーターが追い回して、
彼の不倫スキャンダルについてしつこく質問をした時に、
「人ってさあ、それぞれ一人一人、価値観とか文化というものがあるでしょう?」
と言っただけで、
「不倫は文化」と石田純一が言ったことになりました。
又聞きというのは、怖いものです・・・
つづく