今期のドラマで注目したうちの一つ、NHKプレミアムよるドラマ 『幕末グルメ ブシメシ!』。主演は瀬戸康史くん(あさが来たで成瀬仁蔵的な人を演じたカワイイ系俳優)、なんと殿役で草刈正雄氏(昌幸様!)が出演されていますぞ!

 

第1回を見ましたが、深夜の30分枠らしい気楽に見られる軽いタッチのドラマでした。江戸飯が旨そうな人情系お江戸コメディって感じ。第1回を見逃してもまったく問題ないと思われ。

 

しかしなぜこのドラマに「おっ」と思ったかというと。

数年前まで菅野俊輔先生の古文書講座に通っていたのですが、

その最後あたりで読み始めた史料が元ネタになっていた

からなんです!!!びっくり

 

といってもこれがまったく歯が立たない難読の字で……ガーン

酒井伴四郎

(菅野俊輔先生の授業プリント一部抜粋、鉛筆によるメモは私)

 

酒井伴四郎は和歌山藩士、日記のこの部分は和歌山から大坂へ向かう道中。

よ、読めねぇ~!!!

私の中では酒井伴四郎=字が汚い、という印象(笑)

 

しかしこの日記がどうあのドラマになっているのかはわかりません。そもそもドラマには原作漫画があって、『勤番グルメ ブシメシ!』(土山しげる、リイド社、2015年)という作品なのだそうです。そして何とこの漫画、表紙に「原作・酒井伴四郎」って……!

 

 

絵柄があまり好みじゃないんですが、ちょっと興味ありますねぇ。

 

 

とりあえず私の読んだ史料では、

★とにかく伴四郎、よく食べる!

★ドラマで平田満さんが演じていると思しき「叔父様」、すぐ駕籠に乗る

という印象ニヤニヤ

ちなみにドラマでは、伴四郎の名前は酒井ではなく「酒田伴四郎」、そして彼は「高野藩」の藩士という設定になっていました。旅ではなく、江戸に詰めているようです(そして妻を恋しがりホームシック)。

 

そしてドラマでは「あなた(の食べ過ぎ)が心配」と恋しい妻に言われてしまう伴四郎ですが、

この人史料の中でも、

★一気に餅を5つも食べたり(どれくらいの大きさの餅かは不明)^^;

とか、とにかく食べ物の記述が多い!

 

食べ物の記述の(予想に反して)多い日記というと、幕末の“隻腕の美剣士”こと伊庭八郎を真っ先に思い出してしまう私なのですが……(「征西日記」)おかげで脳内伊庭ちゃんは、いつも汁粉を食っている……

なかなか伴四郎も負けてない様子でしたウインク

 

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